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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

2.11 サイケ奉行(津山篤、須原敬三、西滝太、砂十島NANI)、丸尾丸子、中林☆ギララ /なんばベアーズ

前から1回観てみたかったサイケ奉行を観に行きました。メンバーが個人的にはどストラクな方ばかりで、期待しまくりでした。

色々と所用を済ませてなんば着いたのが開場1時間くらい前。今月後半から来月にかけて強烈に忙しくなるので、K2レコード行っとこうと思って寄ってみました。1時間じゃ時間足りないかと思ってたけど、1階で新譜関係を漁ってたらけっこうな枚数になったのでレジへ。滞在時間20分くらいで、時間が余ってしまう結果に。こういうときにいつも行く喫茶店で時間をつぶしてベアーズへ向かいました。

■丸尾丸子
初めて観ました。見た目は少し地味な女性。カセットノイズに合わせて1曲、口琴で2曲、アコーディオンで数曲でした。

哀愁漂うメロディーが印象的。童謡的というか、どこかなつかしい感じ。こういうメロディーには弱いので、ずっと聴き入ってました。

口琴くわえながら歌う人初めてみたんで、そこもびっくり新鮮だった。また観たいです。


■中林☆ギララ
オシリペンペンズの中林キララさんのソロ。普通に弾き語りかと思いきや、とてつもないカオティックなライブだった。

ど演歌のSEで登場して『中林☆ギララのオールナイト日本橋っ!』って突然ラジオっぽいのが始まって、かっこつけて語ってました。内容はポルノ系の仕事してたんだけど出家した人の話(確か、「ほし じゅん」とかだったと思う。名前うろ覚えでググっても出てこなかったので微妙です。架空の人物かな?)。いかにその人が凄いかを語り、その人が葬式でかけてくれと作った曲をかけてました。ひっちゃかめっちゃかにピアノが鳴っていて意味不明でした。

そんで、フライングVシェイプのギター抱えて超絶なギタータイム。ペンペンズとは違い、ハードなギターでかっこよかった。途中でライトハンドも入れてたな。ほんまにすごいギターでよかったんだけど、途中のブレイクで「アメマー!」とか微妙で残念なことを叫んでいて「あららら…」という感じ。なんという才能の無駄遣いでしょうか。

で、ギターを床に叩きつけてギターパート終了。「ギター壊れた!もとからこのギターは壊れてるんだよっ!」ってセリフが忘れられない。ラストはCDに合わせてポップな歌を歌いますってことでプレーヤー再生するも調子悪し。なんとか再生できて1曲歌ってました。

勢いつけないとこれできないし、今回で止めますって言ってたけど、できればもっと続けて欲しいです。グダグダだったけどほんとに面白かった!ペンペンズで一番変な人は完全にキララさんになったし。

■サイケ奉行
津山篤さん(Acid Mothers Temple想い出波止場)須原敬三さん(埋火)、西滝太さん(PARA)、砂十島NANIさん(BOGULTA)という大好きな人ばっかりで結成されたバンド。今回はゲストで川端さん(Acid Mothers Temple)も数曲参加。バンド名の単語の組み合わせもとても好きで気になってたので、ついに観れて嬉しかった。

とにかく圧倒的なサイケ&プログレ感で陶酔しまくりのライブでした。1曲30分くらいの曲もあったし、永遠に終わらなくてもいいと思った。

全員注目すべき人なんだけど、個人的にはいつかの想い出波止場のライブで観て以来の津山さんを注目してました。この人アバウトというかフリーダムでめちゃ面白かった。最高に面白かったのはアンコールの時に西さんがなかなか出てこなくて「西く〜ん」と鼻歌まじりに楽屋に呼びに行った瞬間。なんかライブ中ってのを忘れてしまうくらいの脱力感で、須原さんやNANIさんも苦笑いでした。こういう歳の取り方したいなぁ。

このバンド、プログレやサイケ好きな人は絶対観た方がいいと思います。言葉では伝えきれないくらいかっこいいです。