θ

企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

10.11 静寂(灰野敬二・ナスノミツル・一楽儀光)、オシリペンペンズ /鰻谷SUNSUI

灰野敬二さんがまたしても関西来る!しかもメンバーがナスノミツルさん(アルタードステイツ)、一楽さんとは!さらに対バンがオシリペンペンズってことで行く以外の選択肢がなくなりました。

ちょっと早めに家を出て、定番のK2レコード寄って適当にCD借りた。新譜関係で借りたいのがあったんだけど、さすがにまだ入荷してないみたいでちょっと不発だった。そのあと難波のタワレコに寄ってハンバートハンバートのシングルコレクション買おうか本気で悩んだけど、タワレコ行ったらそれだけじゃ済まないから止めました。止めたというよりは踏みとどまった。

そんなこんなで開場時間に行ったら開場開演が30分伸びますという張り紙が。がっくりしながら心斎橋筋あたりを歩いていると、路上ライブしてるバンドを発見したので観てみる。クラリネットが印象的なよいバンドでした。名前はわからないけど。

で、バンド観て時間つぶして再度SUNSUIへ戻り中へ。灰野さんがタバコ駄目なので、会場内禁煙かと思ったらそうではなくてありがたかった。完全禁煙だと1時間どうしようもなくなるんです。

オシリペンペンズ
迎さんのドラムがいつものじゃなくてライブハウスに置いてあるやつだった。そのせいか、普段よりも音が重い印象。セットは最初2曲新曲で、あとは今までの曲にちょこちょこ新曲混ぜながらやってました。

モタコさんはカンフーというか、作業着というか、初めて見る格好でした。あれはどこで売ってるんだろ。今回は客席乱入やゲロとかはなしで、がっつり歌ってました。既存の曲も雰囲気変わっていいけど、とくに新曲がすごくいい感じで、NEW MEのヘンテコグルーヴ、「ガリレオガリレイ」って言ってる曲の疾走感、ほんと新譜が楽しみです。

今回のライブで再確認。ペンペンズで一番の変態はキララさんです。なんだろあのひょっとこ顔は…おもろいやんけー!

■静寂(灰野敬二ナスノミツル、一楽儀光)
最初暗がりで一楽さんがドン!…ドン!とゆっくり1音1音タイコを叩きだしました。この音は緩急うまく使い分けてました。音の余韻をいいタイミングで切っていて、無音状態があったりで「これが静寂か」とか思ってた。

数分後、ナスノさん登場。これまた緩急つけたベースです。2人とも大きい音はとにかく大きく、小さい音は耳を澄まさないと聴こえないくらいの音量。で、またしても数分後灰野さん登場。

ここから灰野さんはギター、フルート、ギター、ハーモニカ、ギター、ヴァイオリン、ギター、声、ギターとギターを主軸に様々な楽器を演奏。

演奏はほぼドローンとしたもので、時折ノイズギターがありました。即興なのかどうなのかよくわからなかった。どこがどうかというのは言いにくいですが、灰野さんはどの楽器を使っても灰野敬二という音を出してました。これは音楽というか表現という言葉のほうがしっくりくる気がします。他の2人もそれに合わせるように自分をさらけ出したようなプレイをしてました。

とにかく圧倒的な緊張感で観てる方も気が抜けなかった。ライブの途中で息が荒くなってきたのがわかったし、ライブ終わったらフラフラになってました。

曲が終わったような瞬間が何度かありましたが、拍手も起きず、メンバー(というか灰野さん)がセッティングするのをただただ見てたのが印象的でした。