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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

12.4 非常階段 VS オシリペンペンズ /難波ベアーズ

大好き過ぎる2バンドの対バンってことで張り切って行ってきました。

ちょっと早めに難波へ行ってライブの前になんばパークスで『ゲゲゲの女房』の映画観てきました。そんなに大きな盛り上がりはない映画だけど、じんわり心に沁みるようないい映画でした。

そんなわけで、映画終わりでベアーズへ。予想通り大入り満員でした。

オシリペンペンズ
楽屋から出てくるなり客席でゲロ吐くモタコさん。この開始を最後まで引っ張るようなキレキレなライブでした。マイクもガンガン頭にぶつけていたので、どんどんマイクの先がベコベコになっていくのが面白くも恐ろしかったです。

肝心の演奏の方は、曲の入りをまちがえる瞬間もあったけど、安定感あって安心して聴けた。最近、ペンペンズ観るたびにキララさんの変態さ加減がわかるな〜。なんかひょっとこっぽいギタリストな気がする。

このバンドは全体に漂う空気感が好きです。見た目怖いし、歌詞ももの凄いけど、観てるお客さんがメンバーのことほんとに好きなのが伝わってきて、ついつい楽しくなってしまう。こういうのは大阪独特なんでしょうか。

新曲もよかったし、新譜も楽しみです。道下さんとの掛け合いが面白い曲は初めて聴きました。

■非常階段
今回はめっちゃアグレッシブでした。セッティングが終わり、ギターを肩からぶらさげてゆらゆらと揺れてる広重さん。何かのスイッチが入ったようにギターを掻き鳴らした瞬間から大音量のノイズが会場中を満たして行きました。

もう、そこからは何がなんだか。最前列で観ることができましたが、僕の目の前で広重さんはギター振り回すわ、お客さんに振り下ろしてくるわでよけたりするのに集中してた。この頃にはお客さんも興奮していて、前の方は軽いモッシュ状態で、後ろからは押され、前は広重さんというとんでもない状態。このお客さんの興奮状態に反応してか、広重さんは後半、ダイブやコンクリートブロック持って客席突入したりしてた。お客さんの興奮状態もさらに上がってきて、興奮のカタルシスが生まれてた気がします。ライブの最後にはコサカイさんがノートパソコンをブロックにぶつけて破壊してました。2台も。

正直、今回は音を聴くライブの楽しみ方してなかったです。メンバーの盛り上がりとお客さんの盛り上がりがどんどん化学反応を起こして、この場で起こるただただめちゃくちゃな時間を楽しんでました。まわりも笑顔で広重さんのギターを掻きむしってたな〜。

唯一、美川さんはそんな興奮をよそ目に冷静に発振機からノイズを放出してました。

ライブ後、近くにいた高校生くらいの子と何故か「ありがとうございます」って握手してたよ。


■オシリ階段(?)
非常階段がやりきったライブをしてくれたから、これで終わりかと思ったら、最後の最後に2バンド合体で演奏がありました。この頃にはみんなのテンションがおかしくて、モタコさんはおしっこ飲んでた。人がおしっこ飲むところ初めてみたわ〜。

『時は来た』のサビ部分を歌い、曲はひたすらノイズ。さっきの流れのままダイブするモタコさん。モタコさんに肩車されて客席突入する広重さん。何が何だかわからんかったけど、とにかく楽しかった。