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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

20180504 ROVO presents MDT Festival(ROVO、坂本慎太郎、GOMA & THE JUNGLE RHYTHM SECTION) /日比谷野外音楽堂

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毎年一度のお祭り、MDTです。今年もやってきました。まさかの坂本さんが出演とのことで、チケットも即日完売でしたが、なんとか抽選予約に当たり、参加することができました。

 

14時から物販ということもあるので、着替えを持っていない自分は、着替えの調達がてら少し早めに会場へ。ROVOや坂本さんのリハーサルの音漏れを聴きながら、これからに備えてハイボールを1缶開けたり。

 

無事、物販で着替えを購入し、会場入り口付近でブラブラと。少し早めに着いたお客さんが本当に楽しみそうに、そして静かに高揚している雰囲気。素晴らしいです。

 

で、開場→座席確保からの乾杯。開場→開演までは1時間くらいあるけど、色々食べたり飲んだり話しているとあっという間。そして、定刻になり、トップバッターのGOMA & THE JUNGLE RHYTHM SECTIONの演奏が始まりました。

 

 

GOMA & THE JUNGLE RHYTHM SECTION

まずは、バンドメンバーが出てきてからのリズムセッション。少し経ってから真っ赤なパーカーのGOMAさんが出てきました。

 

メロディー楽器ほぼゼロという中で、シンプルかつ強固なリズムのアンサンブルと、客席のテンションと興奮を煽るようなGOMAさんのディジュリドゥ。これで踊らないなんて有り得ないってくらい踊らされました。芯がしっかりあって、リズムパターンも豊富だけど分かりやすくて、本能的に踊ってしまう。

 

夕方になり、少しずつ気温も下がってくる時間帯でしたが、場内はカラッと暑く、心地よい汗と興奮を感じられる素晴らしいパフォーマンスでした。

 

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坂本慎太郎

多分、この人目当てのお客さんが相当いただろうという感じ。かくいう自分もその一人なのですが、セッティングのときに坂本さんがSG持っている姿を見ただけで泣けてきました。そして、この瞬間のみ、少し雨が降っていて、何かの暗示かと思ったり。

 

今回のバンドメンバーは、音源でも演奏されていたさん菅沼雄太さん(Dr、Cho)、AYAさん(Ba、Cho)と西内徹さん(Per、Sax、Fulte)でした。西内さんは、完全に想定外で「誰?あのおじさん!?」となってしまってました(失礼)。

 

最初、坂本さんはスティールギターで「思い出が消えてゆく」と「スーパーカルト誕生」を。熱量控えめ。さっきとは打って変わって、奇妙でいながら心地よい空気感の中でゆるゆる身体を揺らしているお客さん。その後、坂本さんはSGに持ち替え、立って演奏していました。ジャケットを着ていて、ステージ上の印象は以前と違ったものですが、リズムの取り方や独特のステップの踏み方は、以前のそれであり、とても嬉しいものでした。それから演奏された曲たちは、ハードな歪みな鳴りを潜め、ほわほわした音像で、楽しく踊ることができました。楽しく踊っているんだけど、歌詞の感じや楽曲の持つちからなのか、少しアンニュイな感覚もあったりで不思議でした。

んで、バンドメンバーの演奏ですよ。菅沼さんのドラムは、タイトというか、熱を感じさせずに自然と乾いた音だった。AYAさんは佇まいが綺麗過ぎて、美しい指の動きと、もっちりしたベースの音にうっとりとしてました。西内さんの演奏も、曲にカラフルな彩りを添えてました。

 

60分くらいかな。あっという間で夢のような時間でした。野外で聴くこともとても良かったけど、どこかカフェみたいなとこで、座って観たい、そんなステージでもありました。

 

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ROVO

やはり野音でのROVOは特別でした。セッティングが終わり、1曲目が始まった瞬間の高揚感。新曲多めで攻めのセットリストに脱帽だったし、気がついたらペットボトルの赤ワインが空になってました。新曲は2曲目が好きです。ちょっと暗くて、伸びやかなメロディーは好きしかないです。座席で酔いつぶれて倒れているお兄さんも愛おしい。夕方から夜になっていく1日のコントラスト。照明の素晴らしさ。MCや歌なんてない、ただ演奏だけで千人単位のお客さんを踊り狂わせている。音楽の気持ち良い部分がこれでもかと抽出されたステージでした。

 

細かい感想は…、泥酔してたからあんまり覚えてない。お酒の陶酔感と、お客さんの熱気に包まれながら「最高だな…」と思っているうちに終わってしまったので。

 

 

この最高の時間を過ごした後、普段なら即京都へ帰るんですが、今年は泊まりなので、打ち上げしたりして余韻に浸る時間があって楽しかったし嬉しかったです。そして、半分記憶を失くしながら寝床についたのでした。

 

また来年も行くぞ!そして、出るであろうROVOの新譜に期待です。