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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

4.4 EGGPLANT同窓会2010(非常階段、The原爆オナニーズ、遠藤ミチロウ、想い出波止場2020、VERMILION SANDS、R/A/P/E/S、THE RUDE BOYS + 奥野真哉(SOUL FLOWER UNION)、SUBVERT BLAZE(G:島ユウジ)、保海良枝、カッチン、北嶋建也、高山謙一、山野NAOKO(少年ナイフ)、徳山喬一) /アメリカ村BIGCAT

20年前閉店したという伝説のライブハウス「EGGPLANT」の同窓会企画です。ベアーズでチケット買ったときの整理番号が70番台で、人がたくさんくることが予想されたので開場時間少し前に到着。そしたら全然人がおらず拍子抜け。最終的には満員に近い状態になってました。

企画内容のせいかアダルトな方々が多かった印象でした。1週間前に行った「いいにおい」とはひとまわり近い年の差があったのではないでしょうか。出演バンドが多いのでかいつまんで感想書きます。

■The 原爆オナニーズ
お久しぶりな感じです。たぶん、数年前にベアーズであった「RAZOSE EDGE」との2マンで観て以来だと思います。

同窓会ってことで「20年前のセットでやるよ!」というタイロウさんの言葉通り、「香り」、「No No Boy」、「なんにもない」、「Another Country's(dead Soldiers)」、「発狂目覚ましくるくる爆弾」、「Go Go 枯葉作戦」といった昔からの曲で構成されたセット。新曲はなしで特別仕様のライブ。

ライブが始まるやいなやモッシュやダイブも起こり、タイロウさんはマイクをお客さんに向けて叫ばしたりと盛り上がらずにはいられない展開。ついには何人かステージに上げてしまい、はちゃめちゃな状況でした。

これぞライブ!って感じで暴れまくれました。メンバーほとんどが50歳くらいなのにこのエネルギーはさすがです。ブルージーでいぶし銀な感じにならずに、どんどん激しくなっていく。自分もこういう風に年を取れたらいいなと思う。


■非常階段
JOJO広重さんの暴れっぷりがよかったです。笑ってしまうくらい肉体的なノイズ。演奏しながらどんどん高揚していってギター振り回してたし、客席にギター突き出して手をさしたお客さん発信で音出たりサービス満点でした。この日はほんとに楽しんでライブをされてると思いました。

最後に小堺さんが客席にダイブしたんですが、距離が及ばず客席最前列のバーに激突。そのまま床に伏してしまう場面も。めっちゃ痛そうに去って行きました。


想い出波止場2020
この日は西さん(キーボード)、須原さん(ベース)、TAIQUIさん(ドラム)、山本さん(ギター)、ケン・スギサキさん(ボーカル)という編成。ベースは津山さんだと思い込んでいたので意外でした。須原さんはうろうろしてるの見かけたけど、完全に客で来てると思ってた。

まず、山本さんに目をやったらギターのピックガードのプラスチックが割れてました。何ヶ月か観ない間に何があったんでしょうか。ほんとびっくりしました。

演奏は即興かな、よくわかりません。ギターはメロディーよりもリズミカルなフレーズが多かった気がします。「太ッ腹(玉砕ワルツ)」はしてました。

終始山本さんがキレていて、そこに夢中になってました。10分ほど演奏したところでエフェクターの調子が悪かったのか急に暴れだしてました。で、横のほうに引っこんだかなと思ったら、蹴っ飛ばされたギタースタンドが思いっきり蹴っ飛ばして対角線上の客席へ。スコーンと滑るギタースタンドの軌跡は美しくもありました。そのままギターを放り出してアンプを担ごうとしたり、挙句にはスタッフの女性を担ぎあげようとしたりしてた。


遠藤ミチロウ&久士'n'茶谷
ついにミチロウさんを観れました。スターリン大好きなんで、いつか観たいなと思いながら何年も時間が経ってしまいました。生で観るミチロウさんは60オーバーとは思えないギラギラした人でした。

1曲目は「Stop Jap」。いきなり大好きな曲でテンション上がった!ほかのお客さんも異様に盛り上がって、ドラムとアコギの編成なのにモッシュ、ダイブの嵐でした。後半は何人かお客さんがステージに上りだし一緒に歌いだしたり普段のライブではあまり見られない光景がありました。たぶん、当時はこんな感じでステージも客席も関係なかったのかなと思います。

全体的に進行がとてもスムーズでよかったです。メインステージのセットチェンジの間はサブステージでライブがあったし、トラブルもなくJOJOさんのブログに書いてあったとおりの時間で進行してました。最後終わったのは21時半くらいでした。

ただ、1バンド当たりの持ち時間が30分ほどで、少し物足りない気もしました。たぶん、出演バンド数と全体の時間の兼ね合いで難しいところかと思いますが、もうちょい観たいなと思う場面が何回かありました。

たぶん当時を知る人にしたらほんと感激のイベントだったのではないかと思います。若い人よりアダルトが楽しんでた印象があるので。