こないだの梅田クアトロのライブに行けなかったので、思わず取ってしまいました。久しぶりのアメリカ村。
会場に行く前に楽器屋をいくつか見て回ろうと思って、最初に立ち寄った楽器屋にシンノスケさんがいたり、次の店でマーヤさんを見つけて慄いたりしたりしました。いてもおかしくないけど、本当に見かけたらびっくりではすまないくらいにびっくりした。
今回のライブはソールドアウト&初めての場所ってことで、少し早めに着いたけどそんなに人はおらず。中に入ったら中二階のようなロフトがあって面白い空間だと思いました。長方形の造りのせいか、かなり狭く感じた。転換ACTのLARGE400がフロアライブをする関係か、めちゃめちゃぎゅうぎゅうにはならず。
■NICE VIEW
音もハードで好みなんだけど、いまいち盛り上がりきれない。曲がおしい気がします。個人的には歌詞の世界観というか雰囲気があまり好きでないから余計にそう思うのかもしれません。
■LARGE400
NICE VIEWが終わってからメンバーがおもむろに登場。マイクを通さない生音のドラムにギター、ベースとキーボード。ドラムが2台にパーカッションという3人太鼓で、とにかく音が大きい。自分が立ってた位置がギターの人のすぐ前で、1mも離れてないところでドッカンドッカンと爆音のドラムが鳴っていて、本能的に盛り上がってくる。客席でもモッシュをする人もいて、客席がもみくちゃになっていて面白い。ボーカル(?)の人もかなりイッてるし。
途中、バスドラのペダルが壊れるアクシデントもありましたが、20分くらいか、とにかくぶっ飛ばすライブで楽しかった!
■KING BROTHERS
セッティングが終わり、幕の向こうで光る電球を見ていると気持ちが高まってくる。そして、幕が開いてメンバーが登場したら、客席のテンションも一気にマックスに。
ケイゾウさんの「ロックの準備はいいですか!?」の声とともに始まるライブ。踊り狂うお客さん。とにかくキンブラのライブ凄い。タイチさんのドラムもシンノスケさんのベースもぶっとい音で、踊らされる。そして、マーヤさんの一言でマックスになっているはずのお客さんのボルテージがさらに上がっていく。マイクパフォーマンスの後で客席にマイクを捨てる→お客さんに当たって「ゴンッ」とにぶい音→いつのまにかスタンドにセッティングされているってのを何度も繰り返していた。捨てたはずのマイクがいつの間にか元通りになっているのに少し笑ってします。
そのマーヤさんは2曲目くらいから客席へダイブしたりで、たぶん、ライブの4分の1くらいはお客さんの上に居たんじゃないだろか。いつものことなんだけど、みんな楽しそうにマーヤさんを運んでいておもしろいな〜と思う。やっぱりやると思っていたけど、お客さんに運ばれて、中二階のロフトに上がったとき「この人には何かが憑いているな」と思った。その後は当然客席に飛び込む。飛び込む前にお客さんの状態をしっかり確認して「絶対ケガしたらアカン!」と呼びかけるところに愛情を感じる。無茶なことをしつつも、こういう言葉があるからマーヤさんは好きや。
後半は当然(?)のフロアライブへ。いろんな意味で振り切れたようなお客さんばっかりになっていて盛り上がりきった
感じの会場。客席真ん中で演奏する3人。そんな中、マーヤさんはお客さんの上を泳ぎ、回り続けてました。みんなで落とさないように頑張る謎の連帯感。最高ですわ。
ラストはマーヤさんの「西宮ーーーーー!!!!!!!!!!」でおしまい。アンコールはなしやったと思う。1時間弱と時間にしたらそれほど長くなかったけど、圧倒的な熱量と興奮に包まれたライブでした。最初から最後までひたすら恐ろしいくらいの存在感と興奮と狂気のライブで、曲目をひとつも覚えていないです。
人にキンブラを勧めるときには「とにかくライブに行こう!」と誘わなくては魅力が伝わらんな〜と感じたライブでありました。