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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

12.6想い出波止場LIVE ? (Spanish Sur realismo version)

昨日の衝撃を引きずりながら想い出波止場4days最終日。今日も開場時間に開いてました。

昨日に引き続き、いろんな動物の鳴き声がひたすら響くSE。これに慣れてくると、SEで音楽が鳴ってると違和感を感じてきそうになります。そのままぼえ〜っと待つこと40分くらい。昨日よりも早めの19時15分くらいにスタートしました。

この日は山本さん、津山さん、西さんと砂十島NANIさんの4人。昨日とドラマーのみ変更という編成でした。始めはゆったりスロー、ミディアムテンポの曲。昨日とは全然違った感じで浮遊感ある音に浸っていると、突然強烈なイントロからハードな曲へ。山本さんがヒートアップしてるな〜と思っていたら、アンプに突撃し、さらにはドラムセットをギターで殴りつけてめちゃくちゃにしてしまいました。ほんで「ありがとう。終わりです」と引っこんでいきました。この間、約30分。

昨日のことがあるので、ほんとにこれで終わりかもと思っていたら、なんとかメンバー再登場。ここでケン・スギサキさんも出てきてお客さんを煽って盛り上げてました。その後ろでさっきめちゃくちゃにしたドラムセットを直し、山本さんもギターを再セットしようとするも、音が出ずに「あかん、壊れた」とか言いながら頑張ってました。ですが、全然音が出ないので「今日はこれまでや」とほんとに終わりそうな空気に。そしたら突然音が出たので客席もほっとした様子。そんな様子のお客さんに山本さんが悪態ついたりしながらアンコール?スタート。

ケンさんがいるということで、ロックテイスト満載なナンバーが続きました。ワウとか使ったギターソロを聴いてると「やっぱ山本さんはうまいなー」と感心。大いにお客さんを沸かせてケンさんは帰って行きました。ほんで山本さん「終わり終わり、こういう世界終わり」とまたしても悪態ついてた。

そこから何曲か演奏し、ラストはロックテイストな曲。後半、山本さんがマイクを手に持って叫びだし、手を上に向けて振り下ろしたらテンポアップ、下に向けて振り下ろしたらテンポダウンって感じでどんどん分けわからなくなってきました。山本さんの合図にしっかり合わせる他のメンバーが地味にすごいと思った。最後もしっかり合わせてメンバーみんな一旦引っこみました。

ほんでまたアンコール?こんどは山本さんが出てこず、河端さんが出てきて演奏。津山さん曰く「山本さんは帰りました。」「山本さんなしで客が何人残るかや」みたいな感じらしい。あの人なら本当に帰ってしまってそうだな、と心配してたら演奏の途中で普通に出てきました。ラストのノイズ全開な展開が心地よかったです。耳の中がきれいに掃除されていく錯覚がしました。

またまたアンコール?で山本さんがギターつま弾きながら「珍しい曲やります」って言って、なんか「彼岸ブルースやります」とか言ってた気がします。そんで「こいつら彼岸ブルースも知らんぞ!」ってキレてた気がしました。ホントは違う曲みたいでした。

またまたまたアンコール?山本さん、自分が登場した時だけいまいち盛り上がらないお客さんにキレて「やり直しや!」って楽屋に帰って行って、再度出てきたときに異様な歓声が起きて爆笑しました。山本さんは「俺が一番偉いんや!」ってキレてました。最後の曲は4小節くらいフレーズ弾いて「ワン、ワン、ワン、ワン」と犬の鳴き声をまねる曲。音も止まって「そろそろ終わりか?」と思ったら西さんが「ワン」ってサンプリングした犬の鳴き声を鳴らしてまた曲が再スタートしたりでなかなか終わらず。途中でNANIさんにも歌ってもらおうと山本さんがマイクをセットしたんだけど、すぐにへナッてなって歌えずなNANIさんが可笑しかった。そのままなんとなく終わりました。

2日続けて観て凄かったり、ぐだぐだだったり、激しかったり、切なかったりいろんな感覚が代わる代わるやってきました。セットリストもあるのかないのか分からない状態だったし、けど、すべて計算ずくのような気もするし、終わったあとに充実感ではなく「何だったんだこれは?」と思わせるライブができるのはこのバンドの他にない気がします。楽しすぎ。

最後の最後に山本さんが「想い出波止場はもうやんないかも」って言ってましたがこのイベントに出るのではなかろうかと思ったり。なぜか2020年バージョンで。