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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

アルケニズム /オムニパス

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買ってから約半月、やっと見ました。全体的に異常に濃かったです。すべてのバンドについて感想を書きたかったんですが、DVDを見返しながらこれを書いていて、また全部見返すとちょっとしんどいので、適当にいくつかピックアップして書きます。

JOJO広重:オレトオマエ!】
非常階段とかソロで名前は知ってたけど、聴くのは初めてでした。パッっと聴いた感じ普通のロックかなと思いました。ギターは強烈だし、声も通ってるけど、なんかインパクトに欠ける気がします。

オシリペンペンズ:ペンペンズメドレー】
かなり古いっぽい映像をつなぎ合わせて編集されたペンペンズのメドレー。ライブハウスでモタコはんが一升瓶持って暴れまわったり、野外でのライブ(多分京都精華大学)で運動会とかで使われてる感じのテントの上に乗ったり、かなりやばめです。

【CHRISTINE 23 ONNA:“Question of Temperature”】
マゾさんのバンドの中で一番聴きやすいバンドかな。ちゃんとメロディーがあるし。それにしてもベースがないのにすごい低音。歌ってる、マゾさんの目がイッっちゃてます。頑張って歌うマゾさんの後ろでほとんど動かずに黙々と演奏する他のメンバーとのコントラストもおもしろい。最後マゾさん客席にダイブするも誰も受け止められず地面に激突したのには驚きました。

想い出波止場:ナイナイナイ】
なんというかベースのタイミングが微妙にズレてる。それがこのバンドの雰囲気にマッチしてるなあ。「これはなんや!?とか、音ってなんや!?」っていう詞とか、これは完全に感覚に訴えかけてくるものですね。

赤痢:仏滅ラプソディ】
女の人のパンクバンドってことで、すんごいきついメイクをした人がギャーギャーやってるのを想像してたんですが全然違いました。ベースの人はけっこうきつかったんですが、それ以外の人は普通でした。むしろ、ドラムのひとはなんか華奢な印象さえ受けた。

ただ、曲は重たかったです。個人的には80年代のパンクって感じのギターの音(INUとか昔の原爆オナニーズみたい)が駄目でした。

【THE 原爆オナニーズ:PSYCHO MURDER】
タイロウさんが皮ジャン着てパンクな格好してることに驚いた。やっぱりこっちもギターの音が個人的には駄目です。

MASONNA:live at MILK, 1997】

ライブ1本丸ごと収録。この人の出すノイズは他とは違うわ。なんかノイズに「芯」がある。宇宙船に乗って大気圏に突入したらこんな感じなんだろうか?

ここに収録されているバンドたちのほとんどが音だけでなくて映像も含めて見ないと魅力が伝わらないなと改めて思いました。また、いくら映像も生のライブには全然かなわないなとも思いました。映像ではペンペンズとかマゾンナの客席にいても巻き込まれてしまいそうな緊張感がないので、冷静になりすぎてしまいます。

それにしても「ほぶらきん」っていったい何者?映像見ても何がしたいのかさっぱり訳がわからなかった。20年以上も昔に何があったんだ?