名古屋の昭和歌謡の雰囲気が特徴的なバンドの2枚目。前作の曲のタイトルもイカしてましたが、今回も非常にいい。「狂・狂（クル・クル）・パー」とか「サイケ1000匹」、「スキャっとさわやか」とか。
表題曲「愛のシビレ」はサンバっぽいリズムに妖しげなフルートとやる気なさげなボーカルが印象的な曲です。単純にこのリズムのノリが好きです。また、「二人の秘密」のキーボードのチープな音色もいい感じです。「サイケ1000匹」の能天気に不気味な世界を歌ってる感じもいい。あと、前作であったボーカルに一定のリバーブをかける手法を止めて、ちゃんとかける場面とかけない場面があるのはいいんです。
でも、映画の予告編を途中にはさむのは止めてほしかった。1回目は別にいいんですが、2回目以降はちょっときついです。また、CDで聴くとボーカルがちょっとヘタすぎるかな、と。ヘタウマといえるポイントから少しズレていて、なんかすごい違和感を感じることがありました。まあ、それも合わせた全体的な雰囲気がこのバンドの魅力なんですが。
