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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

4.18 SuperDeluxe presents: ショート・シャップ・ショック(MOST、INCAPACITANTS) /六本木SUPER DELUXE

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この前の週末も東京に行く予定があって、本当は行かないつもりだったのですが、他にも気になるイベントが重なったため、急遽行くことにしました。
 
ライブ前は浅草に寄って人と会ったりして過ごし、まったりとした癒しの時間を…。そして、会場へ向かう途中でギアを入れ替えてだんだんとMOSTを観るモードへ切り替えました。
 
開場時間の少し前に到着すると既にかなりのお客さんが並んでいて、凄い夜になりそうな予感がひしひしと伝わってきます。場内へ入り、山本さん側の前列を確保。一緒に来ていた皆様と話したりしながら開演を待ちます。
 
この日はほぼソールドアウトということで、どんどんお客さんが入ってくる。あまりにも多くのお客さんだったためか、開場〜開演までの30分間では客入りがしきれず、結局30分押しでライブがスタートしました。たぶん、最後の方のお客さんは入場する前に始まってしまったのではないでしょうか。
 
 
ステージ向かって左に美川さん、右がコサカイさんという並び。お2人登場して、アンプのツマミをいじると「シャー」という音が漏れる。ノイズのライブはこの瞬間の緊張感がたまらないです。そして、お互い、机の上に並べられたおびただしい数の機材の前でツマミをいじると極悪なノイズが場内に撒き散らされました。
 
自分はコサカイさんの真ん前だったため、ほぼコサカイさんの音しか聴こえず。美川さんの音は少し向こうで聴こえてくる…という感じだったので、より極悪に聴こえたのかもしれません。
 
机の前で冷静に機材を操る美川さん、ステージ上を動きながら自作の缶などを振りまくるコサカイさんと、「静」と「動」みたいな対比が観ていて面白かったです。音もコサカイさんは粗く、美川さんの方が洗練されているような気がしました。どちらが、ということではありませんが…。
 
ライブが進むにつれて、徐々に美川さんが痙攣しだし、コサカイさんの動きも激しくなっていく。そしてピークを迎えた瞬間、コサカイさんが机の上の機材一式をぶちまげて終了。ノイズを聴きながら、徐々に溢れてくる高揚感。これこそがINCAPACITANTSの魅力だし、かっこいいところだと思います。
 
久しぶりにノイズにまみれて、自分の身体も浄化された気がしました。
 
 

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MOST
セッティングにそれほど時間はかからず。セッティングが終わり、いったん舞台袖にメンバーがはけた後、客席からの殺気立った期待感が凄かった。で、自分の立ち位置だと舞台袖のメンバーが見えたんだけど、暗い中、シルエットで映し出されるメンバーの姿が妙にかっこよかったことが印象的でした。
 
そして、メンバーが登場し、ライブが始まると場内はかなりとんでもないことになっていました。客席からはなだれ込むようにお客さんが前に押し寄せてきて、最前列の人はステージに足を乗せながら必死で耐えながらライブを観ていました。なんとなくだけど、みんなの目はイッてしまっていた気がしました。
 
約40分くらいの本編と、アンコール2曲だったんだけど、終わった後の清々しさったらなかったです。短時間だったけど(MOSTとしてはこれくらいが限界だろうけど)、すべて出し切った感じです。
 
この日はPhewさんのリズムの取り方が凄くよかったです。なんか独特の跳ねるような感じ。縦ノリが多かったと思うんだけど、ちょくちょく横ノリもあって、ちょっと可愛らしかった。
 
ダブルアンコールではINCAPACITANTSと合体して1曲でした。ここではPhewさんは出ず、コサカイさんがボーカルしてました。最後にコサカイさんのダイブがあって、おしまいな感じ。
 
MOSTの音って全体にシャープな印象があります。それは茶谷さんのドラムと久土さんの音の切れ味、Phewさんの叩き付けるようなボーカルによるところが大きいと思うんですが、この3人の殺気立った音で、どうしても観てる自分も殺気だってしまう。なんだけど、楽しそうにベースを弾く西村さん、マイペースにギターを弾く精一さんの様子を観てるとギリギリ食い止められる感じです。精一さんはときどきメーター振り切る瞬間があるので注意ですが。
 
 
 
 
 

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また行きたい、というか名古屋も行きます。こちらも対バン最高なので、楽しみです。