この日はドクロズの20周年イベントに行ってきました。
正直、自分はそれほど古くからのファンという訳ではありませんが、やっぱり好きなバンドだということと、他のメンツも申し分なしだったので迷わずチケットを購入です。昼寝をしていて、起きたら開場1時間前。急いで支度をして磔磔へ。入り口前に着くと、既に何人も並んでいました。
場内は前方は空きスペースで、両サイドと後方がテーブル席という配置。テーブル席に端に座ってのんびり開演を待ちました。出演バンドが多いので、それぞれ短めにサクッと書きます。
ははの気まぐれ
かなり前から名前は知っていますが、観るのは初めて。メンバー全員ボーダーだったのがちょっと可笑しい。いいメロディーと歌がグッと前に出てくる演奏で、京都の空気を感じる良質なロックバンドだったという印象です。
いい感じの緩さもあって、お酒飲みながらだったこともあって、ゆるゆる酔いが進んでいるのを感じました。
この時点で後方にお客さんが溢れ出してきたので、前方の空きスペースに急遽長椅子が何個か設置されるような状況になっていました。
昨年末に味園ユニバースで観て以来かな。セッティング中にステージの端っこで声出しするモタコさんの様子が久しぶりに見れて嬉しかったり。椅子席だったこともあってか、モタコさんは歌に集中していた感じでした。
曲は新譜からが多めでした。順番覚えてないけど、「グッドモーニング」、「拷問」、「カリスマ太郎」、「突然ダイヤモンド」、「Altered States (ゴリマッチョ)」、「漫才」、「ラブレターフロムくっさいブス」、「パンツをかぶって走りだせ」、「モタコの恋愛必勝法」、「ビートル」あたりかな。
今回聴いていて特に思ったのは、道下さんのドラムが全然様変わりしていることでした。最初の頃はけっこうシンプルで手数もそれほど多くない叩き方だったんですが、今回観たときは、めちゃめちゃ手数が増えていた。叩き方もペンペンズのドラマー独特のちょっとカクッとした動きになっていて、「このバンドだと、どうしてもこうなってしまうのかな」と思ったり。
あと、この日の演奏はほぼすべての曲のBPMが1.3倍くらいになっていた気がします。モタコさんも思わず「演奏速い…」って漏らすほどでした。
やっぱり演奏も歌詞もパフォーマンスも唯一なバンドですね。かっこ良かった。
N'夙川BOYS
こちらも味園ユニバース以来。曲毎に担当楽器が変わるスタイル。中盤、ステージ中央に設置されたドラムセットに向かい合わせで叩くマーヤさんとリンダさん。その間で台に乗ってギターを弾きまくるシンノスケさんの姿を観ていると、ロックの楽しさやバンドの楽しさというのが存分に伝わってくる。ステージと客席の壁を乗り越えて、フロアで演奏するシンノスケさん。お客さんの上で歌うマーヤさんの姿はやっぱりキラキラしている。
「ヒット曲やらせて下さい」って始まった「物語はちと? 不安定」は泣きそうなくらいよかったです。
元メスカリンドライブの2人による演奏でした。やっていた曲もメスカリンの曲が中心。あとは村八分の「夢うつつ」やシーナ&ロケッツの「レモンティー」など。ご本人も言っていたけど、暗い曲が多かったです。このタイミングでこの流れでくるのはさすがです。うつみさんの姉御感にパンチのある歌声が聴いていて気持ちいい。
全体的にゆる〜い雰囲気でしたが、しっかりと心に残るようなステージで、さすがの貫禄だと思いました。
※うつみさんの違うグループやけど。ええ動画がなかった…。
ドクロズ
ちょっとお久しぶりかもしれないです。リードギターが数日前に罰のバンドで観たむうとんさんやってびっくりしました。ゲストのDr.kyOnさんもずっと参加されてました。演奏されていた曲は「恋のドライブ」、「心のしくみ」、「ちょっと死ぬ」、「なんてビュー」、「気をひくためだけの唄」など。もうちょっとやっていたけど、忘れました。
良質なメロディーと、しっかり前に出ているボーカル、よく聴くとけっこう怖い歌詞など京都のバンドならではの感じが本当に好き。で、どの曲もそれぞれ違った魅力があってライブが進んでいくたびにどんどん楽しい気持ちになっていく。で、ライブを観ていて、アサコさんのリズムの取り方が好きやな〜と思ったり。
間のMCも、程よい緩さとお祝いムードでとてもよかったです。愛情と笑いと毒舌で溢れていて本当に楽しい時間でした。それぞれのバンドとの思い出話なんて最高でした。最後はアサコさんが夙川のリンダさんのマネをしたり。最高でした。
最後はうつみようこさんを迎えて「ノックしておくれ」でおしまい。
かなりの長時間イベントだったけど、対バンの皆さんも、お客さんも含めてドクロズの20周年をお祝いするムードにずっと包まれていて、素晴らしい時間が過ごせました。多分、5時間近くだったけど、あっという間でした。
楽しかった〜!