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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

11.11 大阪宇宙祭り(MASONNA、PARA、赤犬、少年ナイフ、BOGULTA、騒音寺、オシリペンペンズ、ピカチュウ、他) /アメリカ村BIG CAT

まずはちゃんとした出演者の一覧。

メインステージ;赤犬/BACON/BOGULTA/lostage/MASONNA/オシリペンペンズ/PARA/少年ナイフ騒音寺/suspiria/

ロビーステージ:アウトドアホームレス/akamar22!/保山宗明王岩崎愛ガンジー石原/クリトリックリス/三沢洋紀/MUNA SEA/ぴかちゅう<あふりらんぽ>/沢田ナオヤ/柴山伸二<渚にて>/ULTRA FUCKERS

とにかく人が多かった!途中で満員御礼とかいってたし、ほんと凄い人だった。

やっぱり2ステージ制で、サブのロビーステージは入口付近のロビーの一角にスペースを作ったもの。キャパは15人くらい?そんなに広くないロビーにステージを作ったから、それくらい人が立ち止まったら入口からメインフロアまでの通路をふさいでしまう状況。何百人も人が集まって片方のステージがこの状況はちょっとつらい。

出演者の数もすごく多いから1バンドも持ち時間が20分しかなかったです。どのバンドも勝負曲をガツンとやって終わりって感じだった。

…と否定的なところから入りましたが、進行はスムーズだったし、メンツもこれ以上ないメンツだし、人が多かったせいかどのバンドも盛り上がっていて来てよかったと思えました。出演者が多いから、観たバンドの感想を簡単に書きます。

■MUNA SEA
あの伝説のビジュアル系バンドのコピー?バンド?あのバンドのライブCDをかけて、それに合わせて頑張るというスタイル。エアバンドって書いたらわかりやすい?

オープニングにふさわしいアホな人たちでした。

赤犬
1バンド目ながら盛り上がりでは1番だったかもしれません。セットも

  1. イッキにいてまえ!
  2. ブバップ
  3. Nonsense or DIE
  4. ええじゃないか!
  5. 夕陽の茶柱

という盛り上がるしかないセットで、人が前に押し寄せてきて大変だった。間にちゃんとMCもあったし、超コンパクトな赤犬ライブでした。

夕日の茶柱ではヒデオさんとロビンさんが会場後方の階段の上でプロレス始めたり、定番だけど面白かった。

この日のヒデオさんとロビンさんの衣装はコンバットスタイルで、何か元ネタがあったみたいだけど、僕にはわからなかったです。

■クリトリック・リス
はじめに書いたとおり、とにかく狭くて、あんまりスギムさん観れませんでした。だいたいのセットは「ハゲの歌」、「レンちゃんのチンポ毒キノコ」、「マスター」、「スウェッティ」あたり。

途中で会場から出てみたりしてた。BIG CATのあるビルは心斎橋のオシャレスポットやのにハゲたビキニのおっさんが走ってた。一般の人が見てたら「このおっさんは何や?で、この奥にいる大勢の人は何や?」って感じだったんとちゃうかな。

それよりも一番面白かったのは、そうやって頑張るスギムさんのすぐ横で椅子に座って普通に本を読んでるあふりのぴかちゅうの姿とのコントラストだったんですけどね。

BOGULTA
NANIさん元気いっぱい!準備が終わって、「ゴメン!これから大事なコスチュームチェンジがあんねん!」って帰っていく様子がおかしかった。セットリストも

  1. 新曲
  2. 新曲
  3. 政治家から奪った記憶
  4. 福一ータ来来来
  5. チンパンB

というど真ん中セット。前のドラびでお祭りでロングセットを体験したせいか、ちょっと物足りなかったかな。「福一ータ来来来」ではクリトリック・タイガーも来たよ。

オシリペンペンズ
モタコさん楽しそうだった。こんなに人が来るんやったらオカン呼べばよかったって言ってた。お母さんがこんな大観衆の中でライブするモタコさん観たら喜ぶだろなーと勝手に思ったりもした。

途中でスギムさんがヤジを飛ばしたら、モタコさんが客席に降りてきて喧嘩が始まりました。押し合いながら「アホ!ボケ!カス!」とか「ハゲ!」とか小学生みたいなレベルの喧嘩。いきなりのことに爆笑でした。

今回一番のポイントはキララさんもはしゃいでたこと。途中でモタコさんと絡んで、はしゃぐモタコさんに対抗して舌を出して変顔を炸裂させてました。

■Suspiria普通にカッコいいです。他にない音楽をやってるなと思いました。NEW PICNICのときは遠くでわからなかったけど、ギターの人は普通のギターじゃなくてペダルギターだったんですね。フライングVシェイプのギターを上から押えるように演奏してたから、一体何なんだろうと疑問でした。

アウトドアホームレス
西洋の兜をかぶり、盾を持って肩車されて出てきたGOD-Jを筆頭にアホすぎるライブをしてました。観客席で暴れながらアカペラで「マッスル」や「あんなおっさん妖精としかおもわれへん」を歌ってました。で、気がついたら終わってた。

■PARA
やった曲はArabesque1曲。一音一音やさしく置いていくような音使いで、聴いていて気持ちよかったです。少しでもこの音に集中したかったから、目を閉じて聴いてました。

感動してちょっと泣きそうになった。また絶対観に行きます。

騒音寺
たぶん出たバンドの中で一番「バンド」っぽかった気がします。ギターソロでギターの人が前に出てきたりするところとか。ナベさんの跳躍力は凄いね。めっちゃ飛んでましたよ。

でも、何でこのイベントに出たのかわからん。このバンドはチームファンダンゴじゃなくてチーム磔磔でしょう。

■ULTRA FUKERS
実は観客席にテントを張って、メインステージが転換中ずっとライブをしてた。キーボード、テルミン、拡声器をアンプにつないだやつとか訳のわからん楽器を使ってウィンウィン変な電子音を出してた。テント張って、転換のときにライブするスタイルも訳わからんけど、晩御飯時のこの時間にはついにご飯も配ってました。。ネオスカムとスカムのプチ対決もありました。

騒音寺少年ナイフの間のこのときが一番長くて、少年ナイフの準備が終わってるのにいつまでたっても止めないから、照明消されて強制終了させられてました。このKYっぷりが最高。

少年ナイフ
アッという間に終わってしまった。始まった!と思ったら終わった。

MASONNA
あらかじめわかってたけど、イベントのトリに関西でトップクラスにディープなライブハウスベアーズでトップクラスにディープなMASONNAをもってくるというところがこのイベントの面白いところだな〜と関心しながら待ってました。最前列真ん中で。サブステージではぴかちゅうのライブあったけど、今はそれどころじゃない。かなり怖かったけど真ん中で待ってた。

足元に置かれたエフェクターやマイクスタンドにギチギチにつけられるガムテが緊張感をそそる。ある程度準備ができてサウンドチェックでアンプから音を出したらベースアンプに異常発生。どうなるんやと思ったらなんとか直るという一幕もあり、ほっとした。

昨日、MASONNAのライブは3分だからと書いてたけど、よく考えたらこの人のライブは出てくる前から始まってるんだった。準備が終わってひっこんでからいっこうに出てこない。たぶん10分くらいで出てきたと思うんですが、この10分が1時間にも2時間にも感じられた。それくらい緊張した。

…で、マゾさん出てきて音を出した瞬間から終わるまで興奮しすぎて訳わかんなかった。今回も3分やったかどうかぐらいです。気がついたらマゾさんはステージの上にいなかった。最高すぎます。

全部終わったのが21時過ぎくらい。半年振りに観たMASONNAと、PARAにやられた。こんな面白いイベントに行けて関西に住んでてよかったと思ったよ。