θ

企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

8.3『BO NINGEN 来日大阪公演』(BO NINGEN、Damo Suzuki、MASONNA、蛸地蔵、DJ:TOMO(STYLE BAND TOKYO)) /十三ファンダンゴ

行ってきました。今年最高に濃厚かもしれないこのイベント。ダモさんが気になり、MASONNAとBO NINGENはまた観たい…期待に胸膨らませ行ってきた!

■蛸地蔵
初めてでした。登場SEがBlue Cheerの『Summertime Blues』で、この時点で自分好みのサウンドを鳴らしてくれそうです。

姫カットベルボトムのギター&ボーカル、オールバックのベーシストに着物のようなものを着ていたドラム。音はやはりサイケなガレージロックでファズの音が気持ちいい。曲もノリのいい曲が多くて楽しめました。

最後の曲でギターの人がクルクル回転しながら弾くパフォーマンスは面白かったです。顔もすっごい楽しそうで、こちらも楽しかった。

こういう衣装と楽曲がとファズの音がとても艶っぽく聴こえていいですね。ザラザラした質感が艶に変わる。



ダモ鈴木
全然前知識などはなく「なんとなく凄いおじさんなんだろうな」くらいでした。もちろんCANのことなど全く知らず。

そんなフラットというか舐めたような気持ちでいましたが、河端さんや一緒に演奏するBO NINGENのメンバーとセッティングに現れるメンバーの様子を見て「ヤバそうなことになりそうだ」と直感。ステージ上にいる全員が長髪黒髪の人ばかり。異様でした。

演奏が始まると異様が異常に変わり、ステージからはなんだかよくわからないオーラが発散されていました。3人いるギターは引く瞬間はほとんどなくひたすらに弾いている…。ベースはシンプルだけど太い音でドラムといいリズムを作ってた。そうしてできた音のオーラのようなものがダモさんの周りを渦巻いてダモさんの何語かわからない言葉に乗って放たれているような感じでした。

何分やっていたのかはわからないけど、物凄いものを観てしまったという感じでした。


MASONNA
この前ベアーズであったワンマンに行けなかったので、けっこう久しぶりに観る。

張り切って最前列の真ん中に来てしまいました。エフェクターやマイクをセッティングし、丁寧にガムテープで固定する姿が逆に恐ろしい…。念入りに固定具合を確かめ、楽屋へ戻っていく…。楽屋に引っ込んでる間にもステージ上のアンプからは「シュー、シュー」と音が漏れています。これがまた高まるんですわ。

で、2階の楽屋からマゾンナが降りてきました。ここからは瞬きすることも忘れそうなくらいの緊張状態が続きました。ステージ上には鬼のような形相の男が暴れまわっています。飛び跳ね、これでもかという勢いでエフェクターを踏みつけたりツマミをいじって音を変えたり。

もちろん、マイクスタンドなんて倒れてきます。ガムテープで固定してたのに、出てきてからあれよあれよという間に倒れました。当然、客席にも飛び込んで来ます。今回もなんかすごいことになってました。

で、ステージに戻り極悪ノイズを振りまいて楽屋へ帰って行きました。2分やってなかったですね。一呼吸置いて歓声で沸く場内と張り詰めていたものが切れて異様に疲れた自分がおりました。

12月に東京でワンマンライブがあって、たぶん数分で終わるだろうけど、観に行きたいなと思わせるライブやった!

■BO NINGEN
先ほどのMASONNAで精魂尽きてしまったので、後ろでゆっくり観てました。

やっぱり上手い。サイケな曲から『Korosital Kimochi』のようにキャッチー(音はけっこう変)なものまで幅広いし、ビジュアルも面白いし。サイケ系の曲に酔っていたからか、持ち時間がすごく短く感じました。「最後の曲です」というMCのときについ「もう終わり!?」とびっくりしてしまった。

このバンドも是非にまた観たいです。