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行ったライブのレポなどが書かれていると思います

12.28 ワンマンライブ at LIQUIDROOM /OGRE YOU ASSHOLE


今年のライブ納めは東京はリキッドルームで行われたこのワンマンライブとなりました。オウガのライブはMDTで観て以来。ワンマンは初めてなので、とても楽しみにしていました。

午前中に職場の大掃除があり、そのまま新幹線に乗り込んで東京へ。開場時間が17時と早めであったこともあって、あんまり余裕なくて慌ただしく会場まで直行。先月も行ったはずなのに、道順を間違えギリギリの到着となりました。

今回のライブはソールドアウトとなったこともあり、2Fエントランスにはたくさんの人だかりで少し圧倒される。程なくして会場内へ。

実はリキッドルームは初めての場所で、めっちゃでっかい印象があったけど、そこまでではない印象でした。関西だったらBIG CATよりちょっと小さいくらいかな。十分大きいかもしれないけど。フロアは段差もあって観やすそうで、かなり好印象でした。お連れ様の番号がよかったこともあって、馬渕さん側最前列で開演を待っていました。ステージに目をやると、左側には馬渕さんの要塞のような機材(アンプ3台くらいにエフェクターが15台以上に多分、ローランドのテープエコーが台の上にあって、ギター2本にベースがある)があり、ステージ中央の後ろめに配置されたドラムセットとベース、右側にはフェンダーのアンプ、エフェクター群にテープエコー(だと思う)が台にセットされてステージ上の様子にかなり興奮でした。

定刻を10分ほど過ぎた頃に客電が落ち、勝浦さんが一人でステージに姿を現す。おもむろにハイハットでリズムを刻み始め、そこから清水さん、馬渕さん、出戸さんとひとりずつ順番に出てきて音を重ねていきました。そのまま始まった最初の曲は新曲で、そこから「レール」へと。和風な感じもあり、少し暗いリズムパターンとメロディーがたまらない。そして前半のハイライトとなった「フラッグ」へ。イントロのベースが始まった瞬間に「待ってました!」と心躍ったところでベースにトラブルが。ベースアンプ後ろのシールドが抜けてしまい、明らかに音が変わってしまう。他のメンバーも気づいて、ステージ上ではかなりの動揺があったみたいで音にもそれがはっきりと伝わってきました。仕切り直しもあったかもしれないけど、そのまま演奏は続いていきました。スタッフも頑張って直そうとするも、なかなか直らず、前半は観ている方も気が気ではありませんでした。けど、後半には無事直って音に集中できた。この曲はかなり長尺の演奏で、前半はオルタネイトバージョン、後半は通常バージョンと2バージョンが引っ付いた感じ。頭の中で黒い渦が見えてきて、目は虚ろになりダークでトリップしていきそうな前半、頭の中の渦が晴れ、目の前がパッ広がっていくような感覚を覚えた後半と素晴らしい音の世界を体験でき、大満足でした。

中盤は「アドバンテージ」が演奏されたのが嬉しかったです。白昼夢にも似た陶酔感から一変して飛び跳ねるお客さんたち。自分も大好きな曲なので、グワーッと盛り上がるのがわかりました。そのまま「ヘッドライト」に続き、やはり盛り上がりが失われることなく突っ切れたのもよかったです。

そして後半は馬渕さんがベースに持ち替えて演奏された「素敵な予感」が圧巻でした。2本のベースによる重く、ドロドロした暗黒世界。身体は踊りながらも足下が黒い沼地が出来上がりズブズブとハマっていくような錯覚を覚え、どこからともなく聴こえてくる出戸さんのボーカルが気持ち悪くて最高に気持ちよかった。

アンコールも含めて約2時間の演奏で、終了したときにはまだ20時くらい。ずっと陶酔していたせいか、一瞬にも感じたし、永遠にも感じた不思議な時間でした。でも、これでは満足できない客席からはダブルアンコールを求める拍手が鳴り止まなかったけど、スタッフからの案内もあってそれはなく終演となりました。

石原さんや中村さんが関わっていることもあり、どうしてもゆらゆら帝国と比べてしまいます。MCがほとんどなくて、ストイックな姿勢や陶酔感、SGのギターの音なんかは似たようなところもあります(馬渕さんの足さばきはちょっと坂本さんみたいでニヤニヤしたり)が、「素敵な世界」で見られるような完全ダークな暗黒世界なんかはこのバンドならではなんだろうなと感じました。個人的にはこの感じの曲をもう少し聴きたいと思いました。もっとダークな側面を見せて欲しい。


終演後は東京の皆様と忘年会でした。3時間くらい延々飲んでいて、いろんな話は飛び出してとても面白い時間でした。また来年もこんな風に楽しく過ごせたらいいな〜。