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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

12.20 ふちがみとふなとと外山明 /京都アバンギルド

この時期は仕事の関係上、土曜日も出勤でかなりストレスが溜まっていたため、京都タワレコヒカシューの新譜と三条寺町商店街にある民族楽器コイズミ口琴など楽器を数点買ってストレス解消し、気分ほくほくで会場へ向かいました。

開場時間から30分ほど過ぎたアバンギルドは、まだお客さんの入りもまばらでほっこりムード。家出た時はご飯食べながらゆっくり観ようと思ってましたが、この日は朝から何も食べておらず(食べるのがめんどくさかった)、少し前に近くのラーメン屋でラーメン食べてしまったことを悔やみました。

開演時間を10分ほど過ぎて、ふちがみさんがアコーディオンを弾き、少し経ってふなとさんがやってきて演奏開始、少し遅れて外山さんが手にはめた金属の爪みたいなものを鳴らしながらステージに上がりおもむろに始まりました。余分なものが一切ないで、ふちがみさんの歌がどんどん心に入ってきてとにかく心地よかった。MCも自然でよかったです。

途中、「うしろまえ」って曲ではタイトルを聞いた外山さんが後ろ向きながらドラムを叩いたり「シャツのボタンを掛け違え〜…」って歌ったら外山さんが着てたシャツのボタンを掛け違えてみたり面白かった。何曲かちょっとはずれた声でコーラスしたり外山さんがほんと楽しそうでした。観ているこっちも思わず笑顔になれました。

この日は50分ほどのセット2部構成で、そのあとのアンコールも含め、ふなとさんが毎回シャツ変えて登場してたのが印象的でした。最初はひこにゃんで可愛く、次は黄色のけっこうかっこよさげなシャツ。最後はよれよれの白無地のシャツで「あ〜、ネタ切れやな」と。こんなところも楽しい。

そんな感じで全体的にゆったりしていて、笑いもあってでいい時間が過ごせたライブでした。

それにしても外山さんは凄い。ドラムの叩き方が独特で、普通に叩くだけじゃなくてシンバルにスティックこすりつけたり、タイコのふちを叩いてみたり、自由な発想でドラムを演奏していてハッとさせられる。だからといって浮いた感じではなくて、ウッドベースとボーカルという最低限の構成で完成されたふちがみとふなとの音楽に違和感なくスッと馴染んでいてちょっと感動的でした。

この3人のライブはまた是非観たいです。