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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

ゆらゆら帝国 /日比谷野外音楽堂

2日目。9時過ぎに起きて支度。チェックアウトしてからどこ行こうか考えたんですが、1人で上野や浅草に観光行くのも悲しくなりそうだったので、日比谷から近いところでどこかと考え、秋葉原へ行くことに。電気屋とか好きなので。

山手線で秋葉原へ行き、電気屋ウロウロしたり、楽器屋でウダウダしたりして時間潰して昼過ぎ、いよいよ日比谷野外音楽堂へ行くことに。たぶん迷うだろうと思って、早めに東京メトロで日比谷へ行きました。

駅出たらすぐそこが日比谷公園で、案内板見て行ってみたら、まったく迷わず行けた。迷うと思って早めに行ったので、時間が余ってしまい、公園内を散策することに。なんか、デカいビルが立ち並ぶ中に緑がいっぱいの環境があって、その様子がシュールでおもしろかった。

開場時間1時間くらい前に野外音楽堂の入口付近へ行くと、屋台が出てたりして賑わってました。お客さんも普通の人から、どこに住んでるのっていうような人もいて、大阪と客層はあんまり変わらない感じ。

屋台でビール買って飲んだりして、開場してからしばらくして中へ入りました。今回、席がかなり後ろの方だったのでもしかしたらメンバーが豆粒みたいなのかなと思ってましたが、そんなことなくよく観れました。後ろの方の真ん中らへんだったので、音もバランスよく聴けました。どっちかというとメンバーの動きはあまり観ずに音を楽しむ感じではありました。

定刻の18時を5分ほど遅れて特に前触れなくメンバー登場。

■セットリスト(某掲示板より)

  1. 星ふたつ
  2. ソフトに死んでいる
  3. ザ・コミュニケーション
  4. 新曲(おじさん)
  5. アーモンドのチョコレート
  6. ラメのパンタロン
  7. 夜行性の生き物三匹
  8. タコ物語
  9. 新曲
  10. 無い!
  11. 空洞です
  12. できない
  13. 昆虫ロック
  14. 発光体
  15. つきぬけた
  16. あえて抵抗しない
  17. ロボットでした
  18. 3×3×3
  19. 星になれた


個人的には「星ふたつ」スタートのライブは初めてでした。野外の開放的なロケーションとこの曲はよく合います。そこから「ソフトに死んでいる」、「ザ・コミュニケーション」とサイケな曲が続き、新曲。この新曲がここ最近続いてたミニマルな同じリフを繰り返すパターンではなく、メロディーがしっかりある曲だった気がします。なんか第一印象としては、初期の曲のような空気感がありました。CDで出たら聴き倒しそう。で、スローテンポなズンチャズンチャってイントロが始まったので、「夜行性」の別アレンジか?と思ったら「アーモンドのチョコレート」でした。初見です。CD収録バージョンはガレージっぽいアレンジですが、このアレンジは「空洞です」の流れを汲むアレンジで新鮮だった。久し振りにこの曲が聴けてうれしかった。

この辺りで日もすっかり暮れて、照明も落とし気味。空を見上げれば星が見えたり、夜の涼しい風が気持ち良かったりで、野外の開放感とトリップ感がライブのいい演出になった気がします。

そんな感じで、中盤の盛り上がる系の曲が終って、そのままの勢いで後半は「あえて抵抗しない」のマラカスや「ロボットでした」のタンバリンと坂本さんがギターを弾かずに歌って(いつ観てもリズムを無視したようなマラカス捌きは笑える)パフォーマンスで盛り上げて、「3×3×3」で最高潮に。

一旦チューニングを挟み、最後の「星になれた」は泣きそうになりました。終わってから、お客さんがアンコールをするも「本日の公演はすべて終了です」のアナウンスが流れほんとに終わりなんだと実感し、余韻に浸りながら帰りのバスの出る東京駅へ向かいました。

東京駅は広すぎて、バス乗り場がわからず30分くらい迷ってしまった。おかげで出発ギリギリでした。危なかった。

いろんなところで書かれてますが、20周年記念と言ってたわりにはいつもと同じライブで拍子抜けしたという人が多かったみたいです。僕も正直普段全然やらない曲がけっこう聴けるのか?と期待してましたが、変に狙わないところがゆら帝らしいなという気がします。20周年だし、今回はアンコールあり?って期待したけど、やっぱりアンコールもなかったし。

初めての野音ゆらゆら帝国が観れて個人的には大満足でした。遠征した甲斐ありました。