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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

就職活動系のワードで検索された方へ

今年3月〓4月に就職活動をしていたこともあって、「面接」とか「プレゼン」とかいったワードでこられる方がおられ、「最近は就活してなくて、サイトもぐちゃぐちゃしてそういった人たちに悪いなぁ」と思ったので、っそういった人たちの役に少しでも立てるよう僕が就活で使ったエントリーシート(大学時代がんばったこと)を公開します。受けた企業の数は少ないし、銀行しか受けてないですが、一応大学の就職課の人は「これでOK」と言ってくれたし、実際これでほとんどの企業の選考を通ったので、参考にはなるかなと。

まずは出した企業と結果

三井住友銀行〓通過
UFJ銀行〓通過
・東京三菱〓通過
住友信託銀行(これであってる?)〓通過

みずほ銀行〓ボツ(書類選考+SPIで、SPIがやたら難しかった)

といった感じです。では内容と解説です。

大学時代がんばったこと(400字バージョン)

 AFP資格試験のための勉強です(優先順位を付け、事前に計画を立て行動することを学び、資格試験合格)。
 私は社会に出て仕事をする上でFPの資格が必要だと考え、大学卒業までにはAFPの資格を取るため勉強に打ち込みました。
 AFP資格試験の勉強のため、以下の条件で勉強計画を立てました。
  ・重要分野、苦手分野に対しては、確実に理解するために多くの時間を割く。
  ・予定通りいかないことも想定して、予備日を作る。
  ・1ヶ月、1週間の目標を設定し、細かく確認しながら勉強を進める。
 以上の条件を基に計画を立て実行しました。
 途中、過去門題の対策をもっと行う必要性を感じ、新たな勉強時間を捻出することにしました。そこで、往復3時間の通学時間を資格試験の問題集を解く時間に充てることで対応しました。
 
〓〓このあと各企業のパンフとか説明会で聞いた特徴を書き、それに共感したみたいなことを書きました〓〓

どんなプロセスで作ったかを書くと

1.起承転結にそってネタを考える
文章の構成は普通に昔から伝わる文章構成である起承転結に沿っていくのが確実だと思います。ビジネスの世界の文章ではうまく書くことよりわかりやすくかくことの方が大切だと思うので、小説家とかみたいに凝った文章を書こうとすると意味のわからないものになってしまいます。しょせん大学生が作る文章なので、へたに凝らずに定番のこの構成がいいと思います。

僕の文章でいくと

起〓FPの資格を取ろうと思った
承〓取るための勉強計画を立てた
転〓当初の計画ではきついので、計画を変更
結〓なんとか合格

という流れになります。こんな感じでバイトでもクラブでも「何かをしていたら問題が起きて、それを解決した」的な内容があれば楽勝で起承転結が考えられると思います。

2.ネタができたらとにかく全部書く
ネタができたら、起承転結に沿ってとにかく事細かに書きます。作らなければいけない文章が400字制限であっても無視して書きまくります。僕の文章も最初は800時くらいありました。で、書きまくったら就職課の人に「400字にしたいのですが、いらないところを消してください」と頼みに行きます。これは絶対に他人(できれば就職課の人)に頼みます。これは後に書いてますが、文章に客観性を持たせるためです。

これで、だいたいは完成です。あとは小ネタを少し加えます。

3.結論(文章のタイトル)を最初に持ってくる
これはよく使われていることですね。採用担当者は何千、何万という文章を読むので、最初がつまらなければ(ダラダラとこんなことがあったとか書くと、読んでる方からすれば「で、結局どうなってん!」となる)読んでる途中でボツにすることもあると聞きます。あと、結論を最初に持ってくることではじめに文章の核心部分を思い浮かべながら読んでもらえるというメリットもあります。

4.箇条書きを使う
エントリーシートの文章の指定はたいてい「400字以内で書きなさい」とか字数の制限はありますが、書き方の制限はないので「ここだ!」というポイントで箇条書きを使うと、強調したいところがより強調できます。僕の場合、勉強計画を立てたことを強調することで「計画性があるんです」とアピールしてることになると自分では思ってました。

僕はこんなプロセスで文章を作りました。いったん「大学生活でがんばったこと」を作り上げるとあとが楽です。ほとんどのエントリーシートのお題にこれはあるので、全部コピペ+その企業の仕事に関連付けるだけでほぼ対応できます。僕はそのおかげで1社あたり文章作成に30分かかりませんでした。

5.文章を「具体的」に書く
よくエントリーシート対策の本に「抽象的でなく具体的に書きなさい」と載ってますが、はじめみたとき具体的って何やねん?と思ってました。で、辞書で調べると「ある1つの事柄を抜き出す」みたいなことがあって、またよくわからなくなったんですが、最近意味がわかってきた気がしたのでそれを書いてみます。

たとえばAとBという2人の人がいて、Aは100メートルを10秒で走れるとします。AはBに100メートルを10秒で走れることのすごさをBに伝えようと思いました。で、このAがBに「オレ、走るのすげー速いんだぜ」と言ったときBはどう感じるのでしょうか?「Aは100メートルを12秒くらいで走れるのかもしれないな、うん、なかなかすごい」と感じるかもしれません。もしかしたら「長距離走が速いのかな」ととられるかもしれません。

これはAとBの「速い」という言葉の認識が違うから起きた誤解です。Aは頭に「100メートル10秒」を浮かべながら「速い」と言いましたが、Bは「速い」と聞くと頭に長距離走での「速い」を浮かべる人であるために、Aの頭に浮かべたことが正確にBの頭に伝わらなかったのです。

この場合、AはBに「オレ、100メートル10秒で走れるんだぜ」と言えばBも「100メートル10秒で走るやつは速い」ということくらい頭の中にあると思われるので、無事Aの走りの速さの質とそのすごさを伝えることができます。

というように「速い」という抽象的な言葉だと相手と自分の認識に差があって誤解されることもあります。が、「100メートル10秒で走る」という具体的な言葉だと相手との認識に差がほとんど出ません(ほとんどってのはBも100メートル10秒で走れるやつだったら「別にすごくないじゃん」となる可能性もあるという意味です)。

実際の会話だとBが「速いってどれくらい速いの?」と聞き返してくることもありますが、エントリーシートの文章は実際の会話と違って、聞き返してくることはありません。認識に差のでやすい抽象的な言葉だと、誤解され、正確にこちらの意図が伝わらないことがあります。

なので、エントリーシートの解説本では「具体的に書きなさい」と言ってくるのだと思います。

で、自分で文章を書くときは自分の頭の中では「100メートル10秒」と浮かべながら「速い」と書くので、どうしても抽象的な表現をしてしまいがちになります。後から見返しても「速い」という言葉を見たときに自然と「100メートル10秒」と出てくるので、スルーしてしまいがちになってしまいます。ですが、他人が見ると「速い」で「100メートル10秒」が出てこないので「これはどういうこと?」となるかと思います。当然相手企業の人も。そんなわけで作った文章は必ず他人に見てもらうといいですよ。その相手として一番いいのは就職課の人です。友達だと友達同士で共有してることとかがあって、少し自分に近いし、そこらへんの人に見てもらうわけにはいかないと思うので、そこそこ他人、だけどそれが仕事なんだから見てくれる就職課の人はちょうどいい存在です。

いろいろ長く偉そうに書きましたが、別にこのやり方でやればエントリーシートが絶対通るというわけではありません。僕は「こういったやり方でやったらけっこう通過したので、もしよかったら参考にでもしてくださいな」くらいのものなので、適当に流してもらったらいいかと思います。

この文章はどうしてもらってもいいです。僕のエントリーシートの文章をそのまま使うぜ!という人は使ってもかまいません。ただ、僕も来年頭から就活をするときにこの文章を使うけどね。

あと、結果について責任はもてません。何か言われても困ります。