読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

θ

行ったライブのレポなどが書かれていると思います

10.22 渋さ知らズ25周年企画大作戦ツアー 京都編 /京都磔磔

 
2年前に和歌山で観て以来の久しぶりの渋さ知らズのライブ。関西にも来ているのは知っていましたが、全然タイミングが合わなくてようやくぶりに行けました。
 
小雨の京都。開場前の磔磔前には数人のお客さん。そして場内に入り、辺りを見渡す。会場の前方は椅子席でした。両側面にはお立ち台。ステージ前にも不破さんが座るための場所ができていたり、大黒柱の前にもお立ち台ができていました。自分は大黒柱のすぐ横の椅子席へ。全体を見渡せる&椅子でまったりもできる場所としては丁度いい場所だろうなという判断です。
 
開演まではビールと枝豆でのんびり。椅子ありの磔磔は、さながら居酒屋で、のんびりできて楽しいです。
 
 
最初はまばらだったお客さんも、ちょっとずつ増えていって、開演時には後方立ち見も含めて超満員となっていました。20分ほど押して不破さんはじめ、メンバーがのそのそとステージに上がってきました。
 
今回のライブはダンドリスト1人、演奏者16人、ダンサー7人ほどかな。もう少しいたようないないような…です。ステージ上もみんなキチキチで、ほぼ身動きは取れそうにない状態。やっぱりこの感じがたまりません。しばらく観ない内にメンバーはかなり変わったなとびっくりでした。自分が初めて観たのは、10年以上前の京都メトロでしたが、その頃からのメンバーで残っているのは4〜5人くらいじゃないだろうか。毎回メンバーが変わる中で、どんな演奏になるかワクワクしながら演奏が始まりのを待っていました。
 
意外にも最初の曲は「ひこーき」でした。山田あずささんのマリンバかな、のソロに合わせて関根真理さんがボーカルをしているという静かな出だし。この入りは完全に意表をつかれました。そして、川口義之さんのハープが入って、少しずつ他の楽器も加わり、なんだかクライマックス的な感じに。優しいムードで曲が終盤を迎え、北陽一郎のトランペットソロ。なんだか神々しい演奏で、不破さんはじめ拝みだすメンバーの皆さん。この緩さがたまらない。
 
そのまま「ナーダム」へとなだれ込んで行きました。ここで渡部さんやダンサーのペロさんらも登場して、ぶっとい音の洪水と大人数による超迫力のステージが始まりました。煽る渡部さん、メロディーを口ずさむお客さん。この曲のメロディーはシンプルだけど本当に頭に残る素晴らしいものだと思います。盛り上がりもいきなり最高潮でした。ソロ回しもやっぱり面白くって、この曲では山本直樹さん、藤掛正隆さんのツインドラムの演奏がとてもよかったです。
 
次の曲は「股旅」。雄大でおおらかな演奏がとても印象的でした。さっきの熱量も残りながら、熱しすぎず醒めすぎず、ほどよいテンションで聴くことができました。その後にやった…かは定かではありませんが、不破さんの指示の後、軽快なギターから始まった「鰤風」がまた楽しかったです。古いロックンロールっぽい最初のメロディーとインドとかそっちの国だろうか、そんなメロディーもありつつ全体は沖合で魚を捕っている漁船みたいなイメージが浮かぶ曲。
 
そしてライブも中盤。「Dust song」でほどよくクールダウン。ビールを飲みながら、ゆったり身体を揺らしてムーディーなサックスやピアノの音に酔いしれていました。ふわふわとタバコを吹かしていたら、会場中央のお立ち台へ向かうペロさんが自分の吸ってたタバコをひょいと取り上げて吸っていたり。
 
ライブも後半へ。「一週間」、「We are a Fisherman Band」と渡部さんフューチャーの楽曲が続き、また渋さ知らズが持つカオティックな側面が顔を出しました。冷静に考えると謎だらけの「エンヤートット!」コールアンドレスポンスもこの人だと自然に聴こえてしまうから可笑しい。間のMCも最高でした。まだまだ盛り上がりは収まらず「Pチャン」へと続く。どんどん湧き上がる高揚感に包まれながら、場内が客席も巻き込んだカオスな空間へと変わっていきます。そして、「a song for One」だったか、メロディアスなバラードが1曲。その後も1、2曲あり、ライブは終盤へ。
 
関根さんのパーカッションから「本多工務店のテーマ」へと。これまでずっと座っていた前列のお客さんもひとりふたりと立ち上がり、後ろのお客さんも前へ押し寄せてきて、いつしか皆が立ち上がって踊りまくるような状況へ。笑顔で思い思いに踊るお客さん。ダンサーさんも入り乱れての特大のカオティックな状況に鳥肌立ちまくりでした。そのまま「火男(ワンコーラス)」、「仙頭」とさらに会場はヒートアップ。そのままメンバーは「ステキチ」を演奏しながら退場。最高潮の大団円でライブは終了しました。
 
音止めまでまだ少しあることもあって、アンコールを求める拍手が鳴り止まず、「権太アジール」をちょっとやって終わり。このアンコールで不破さんがおもむろにベースを弾いているのに自分は感激でした。ずっと聴きたいと思いながらも機会がなくて聴けなかったので。ちょっと爪弾いただけで不破さんとわかるベース。最高でした。
 
久しぶりに観た渋さ知らズオーケストラ。ソロ回しのちょっとしたフレーズから発展して行く偶発性、不破さんの無茶振り。演奏中なのに写真を撮ったり楽屋に荷物取りに行ったりトイレに行ったりする緩さ。演奏中のメンバーにちょっかいをかけるようなところなんかは渋さ知らズらしいなと改めて思いました。特に「Pチャン」で不破さんがステージ後方でベースを弾いている小林真理子さんにマシュマロっぽいお菓子を投げて口チャッチをさせようとしているところがツボでした。グルーヴ感たっぷりの演奏をしながらお菓子で遊ぶ2人…。可笑しかったです。そして、小林さんとても可愛らしかった。
 
そして、今回のライブで特によかったのは客席真ん中あたりまで伸びていたダンサーさんのお立ち台。ダンサーさんが入れ替わり立ち代わりお立ち台でのパフォーマンスしていたり、もうお立ち台でなくて客席の椅子の上で踊っていたりと、もはや客席もステージも関係ない感じ。椅子席に座っていた自分は、さながらステージでライブを観ているような気持ちになりました。この垣根のなさが魅力ですよね。
 
 
また、絶対に観に行きます。