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行ったライブのレポなどが書かれていると思います

[[NOKIES!][泉まくら] 4.29WHOLE LOVE KYOTO(くるり、Turntable Films、cero、NOKIES!、泉まくら) /京都KBSホール

くるりのライブを観たことなかったのと、ceroが観たくて行くことにしました。

チケットの整理番号もそんなによくないし、のんびり昼寝してたら、開場時間の30分くらい前に起きるという体たらくで急いで支度。外はめっちゃ暑くて、いつもの服だと汗ばむ感じでしたが、着る服がないのでそのまま出発。道中、何度も「堪忍して…」と思いましたよ。

会場に到着すると、リストバンド引き換え待ちの人で長蛇の列。とにかく引き換えを終えて、喉の渇きを潤すビールを飲みました。KBSホール前は出店もたくさん出ていて、ちょっとしたお祭りムードでした。こういう楽しい雰囲気はたまんないです。そんなこんなで場内へ。こちらは思ったほどは混んでなくてウロウロできそうな感じでした。


■NOKIES!
今月初めにあったパスピエの自主企画にも出ていました。そのときも思ったけど、今の自分にはちょっと合わない。普通にいい曲なんだけど、そこまで惹かれるものがないんですよね。2曲くらい聴いて外でカレー食べてました。あと2杯目のビールタイムでした。


■Turntable Films
2月末にふらりと行った磔磔で観てかなりよかったバンド。けっこう期待してました。

まずは「Where Is My Little Heart」から。綺麗なコーラスワークにスティールギターの柔らかな音が会場を包み込みました。この1曲で会場の空気をガラリと変えた。その後も、ステージから流れてくる音と歌声に耳を傾け、音に酔いしれるとはこのことかというくらいにうっとりと聴き入ってました。自分が女性なら抱いてもらいたいと思ったかも。MCとなると京都弁で緩い口調になる井上さんのギャップもよいです。後半2曲はモグラさんがサックスで参加されてました。やっぱりというか、かなりお客さんを煽って盛り上げてました。この人が出てくるとなんか盛り上がります。

本当に良曲ばかりで困ってしまうくらい。カラリと質感の音で、聴いていてとても心地よい。MCも楽しくて、曲を聴きながらついついメロディーを口ずさんだり、手拍子をしてみたりとやさしい幸福感に包まれたステージでした。そして最後に演奏された「Welcome To Me」の盛り上がりっぷりはすごかった。どんどんテンポを上げて、飛び上がりたくなる。周りのお客さんも本当に楽しそうでした。


■泉まくら
可愛らしい女性ラッパーとDJさん。うーん、それほどよいとは思えなかったかな。泉まくら×Fragment×パスピエのコラボしたパスピエの「最終電車」もやっていたけど、メロディーが崩れてしまっていて、原曲の方がよかったな。


cero
前回のワンマンがよすぎたので、期待してました。気がつけばふらふら〜前の方へ向かってました。やっぱりノッてるバンドだけあって、お目当てのお客さんも多かったみたい。サウンドチェックで1曲やってたんだけど、その段階で楽しげに踊る人が多数。チェックが終わり、一旦はける。オープニングのSEが鳴り、メンバーが登場しました。高城さんが帽子被ってなくて、前回とは違った印象。

ノリのいいSEから一変して「水平線のバラード」からスタート。さっきまでの盛り上がりが嘘のようにみんな聴き入ってました。美しいコーラスと心が満たされていくようなメロディーと音が会場全体を包み、ゆっくりとceroの世界へ連れて行かれるようでした。そこから次は「マイ・ロスト・シティー」へ。この曲はCDで聴くよりライブで聴いたほうが映える。赤を基調とした照明が不穏な空気を漂わせ、ところどころで少しディレイがかかるボーカルでより音世界にトリップできました。ステージから渦巻くオーラのようなものが見えました。

そのあとも「cloud nine」、「マウンテン・マウンテン」など新譜からの曲を中心にceroワールド満載のステージでした。自分は入り込みすぎて、後半はどの曲やったのか全然覚えていません。とにかくステージから出てくる音に浸りながら身体を揺らしていました。そこそこやってたと思うけど、終わったときに「えっ!?もう終わり?」と思ってしまうくらいに時間が経つのを忘れていました。

前回観たときから3ヶ月くらいしか経っていないけど、ワンマンツアーを経てバンドとして一皮むけたような印象がありました。ceroでしか体験できないようなハッピーな充実感に満たされて「また観たい」と思えました。


くるり
デビューしたくらいからずっと知っていたし、音源もそこそこ聴いてはいたし、大好きな曲はあるけど、全体的にそこまでハマッたりすることなくきていました。なんだけど、今回こんなカタチで、知ってから10年以上の時を経ての初ライブです。

さすがはトリ、というか主催者。セッティング中にどんどん人が集まってきて、サウンドチェックの頃には客席のほとんどが埋まってしまうような状況。全体で合わせるということで1曲ほぼフルコーラスでやってましたが、盛り上がっていました。会場からはこれから始まる本編へのワクワク感が伝わってきてこっちまでワクワクしてきました。

で、一旦引っ込んだ後でメンバーが登場。4人にサポートドラムを加えての5人編成。少しの間があり、聞き覚えのあるイントロが始まりました。これは「ワンダーフォーゲル」や!と思って一気にテンションが上がった。ファンファンさんのトランペットが鳴り響いたときに自分の感情も上がっていくのがわかった。そう思ったときに会場も一気にテンション上がったみたいで、いきなり最初のピークがやってきました。

そこからちょろりとMCを挟んでからさりげなく始まった「ばらの花」。これはイントロで泣きそうになった。全然複雑な曲じゃないのに、だからこそかセンチメンタルな音質や岸田さんの歌がストレートに響いてきて心が締め付けられそうでした。自分的には絶対聴きたかった曲がどちらも聴けて既にお腹一杯でした。

中盤からは「シャツを洗えば」や「ブレーメン」、「ロックンロール」なんかを演奏していました。どの曲も悔しいくらいにいい曲ばかり。演奏の安定感は当然ながら、ステージから出てくるエネルギーというか熱気は長年のキャリアがあるからこそのものだと思いました。多くの人に受け入れられるいいバンドな空気感が出ていたように思います。

アンコールは今回のために結成された(?)Whole Loversで「Whole Love」。WHOLE LOVE KYOTOに参加したミュージシャンが曲を紡いでいってできた曲みたい。お決まりといえばお決まりかもしれないけど、こういうイベントではこういう大団円はないとね。スコンと明るい曲かと思ったんですが、意外にムーディーなもので面白かったです。


京都で新しく始まったこのお祭り。全体を通してふんわりとした幸福感があってよかったです。お客さんもたくさん集まっていて、岸田さんもライブの途中で「これだけ(会場が)パンパンになったらまたやらなあかんなぁ」と言っていたので、次の開催も期待しています。