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行ったライブのレポなどが書かれていると思います

TONES

主に京都で自分が不定期開催しているイベント「TONES」だったり、手伝ったりしてるイベントの記録でございます。

 

【vol.1】

2015.7.12(sun)@京都METRO

COUNT PHANTOM / 小林うてな / おとぼけビ〜バ〜 / ばけばけばー

http://otakebi.hatenablog.com/entry/2015/07/13/195517

 

 

【vol.2】

2016.6.18(sat)@京都UrBANGUILD

数えきれない+仙石彬人 / ミラーボールズ / SaToA / BGMセレクト DJクリオネ

 

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http://otakebi.hatenablog.com/entry/2016/06/26/000459

 

【vol.3】

2017.4.8(sat)@京都nano

URBANフェチ / COUNT PHANTOM / B玉 / ANISAKIS / ばけばけばー

 

 

 

【vol.4】

2017.4.15(sat)@京都UrBANGUILD

渚にて / 柴田聡子 / SaToA

 

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http://otakebi.hatenablog.com/entry/2017/04/23/074019

 

【vol.5】

2017.7.23(sat)@京都METRO

DMBQ / ◯菌 / おとぼけビ〜バ〜

 

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【"SaToA大収穫祭〜スリーショットリリースツアー"京都編】

2018.2.11(sun)@京都nano

SaToA / 柴田聡子 / スズメンバ / 本日休演

 

【"SaToA大収穫祭〜スリーショットリリースツアー"名古屋編】

2018.2.12(mon)@名古屋K.D ハポン

SaToA / ミラーボールズ / 柴田聡子 / ハートカクテル

 

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【vol.6「“うた”のある週末」〜うそつきミシオ レコ発 at 京都〜】

2018.3.24(sat)@京都UrBANGUILD

見汐麻衣 / ミラーボールズ / 黒岩あすか

 

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2018.9.2(sun)@大阪

20180616 YATSUI FESTIVAL! DAY1(渋さ知らズwith小島麻由美、集団行動、おとぼけビ〜バ〜、ザ・クロマニヨンズ、人間椅子)

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東京ではあったんだけど、自分的にとても熱いメンツが多かったこともあって、行ってみました。追加出演者が発表されるにつれて、ワクワクするイベントは結構久しぶりな感じです。

 

一番手の「渋さ知らズ with 小島麻由美」が絶対観たいこともあったので、気持ち早めに会場付近へ。早めにとは言え、チケット発券も渋谷へ着いてからしたし、リストバンド交換もどこでやってるか調べておらず、適当感溢れるスタートでありました。観たバンドの感想を簡単に。

 

オープニング

渋さ知らズのためにO-EASTへ。会場内はほとんど身動き取れないくらいの満員状態で、ステージ後方でやついさんが場を暖めてました。お客さんのノリも良くて、自分の気持ちも徐々に上がっていくのがわかりました。で、開会宣言ということで、神谷明さんのアニソンなどを堪能し(これ、地味に嬉しい瞬間でした)、イベントはスタートしました。

 

 

渋さ知らズ with 小島麻由美

最初に登場しましたが、個人的には一番楽しみにしていたくらい楽しみだったアクト。小島さんの楽曲を、渋さ知らズのオケで演奏するとどうなるか、楽しみなところでした。

 

前半は、渋さ知らズの楽曲メドレーという感じ。耳に馴染みやすいメロディーと、ソロパートがギュッと濃縮されたような演奏でした。片山さんのテナーサックスがメガトン級で凄かったなー。

持ち時間の半分を過ぎても小島さんが出てくる気配がなく、ステージでは不破さんはじめ、一部のメンバーの酔いがめちゃ回ってる印象。MCによると、リハーサル終わりで10時から飲んでたみたいで、本番に遅れてくる人や、ちょいちょい中座(トイレかな)したりするメンバーがいたり。で、不破さんの酔い具合がかなりひどくて、曲や演奏に集中できなくなってくる自分がいました。

 

後半にようやく小島さんが登場。その頃には、不破さんが大分やばいことになってて、曲やろうかってときに「漢字?カタカナ?どっち?」みたいなグダグダっぷり。結局「眩暈」と「パレード」の2曲が披露されました。小島さんの佇まいや仕草、そのすべてが異常なくらいの可愛らしさと艶っぽさで感激だったんだけど、不破さんが凄い絡んでくるし、かなりやりにくそうでした。最後にやった「パレード」も、間奏部分が収集つかなくなってたし。ジャズマンってあんな感じなんだと言えばそうかもしれないんですが、正直かなりキツかったです。「with」って書かれてるくらいだから、もっと小島さんの楽曲やるのかなとも思ってたし、肩透かし感が強かった。

 

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集団行動

ずっとライブが観たいと思ったいたんですが、このタイミングでようやくみれました。1stと2ndの楽曲を良い具合に散りばめたセットだった印象でした。音源だと、そんなに体温感じないそつのないイメージがあったんですが、予想外に熱いパフォーマンスで面白かったです。真部さんが参加されているバンドは、相対性理論進行方向別通行区分Vampilliaといくつか観ていますが、ライブの真部さんは比較的淡白な印象を持っていました。が、全然違ってた。汗が飛び散る感じの熱い演奏で、こちらも意外で良かったです。西浦さんのタイトでパワフルなドラムの素晴らしかったな。そして、「真部さんの作る楽曲は、好み過ぎて最高」ということを再確認させてくれたステージでもありました。

 

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その後は、栗コーダーカルテットをチラ見したりしてました。ピタゴラスイッチのテーマ聴けたのは嬉しかったな。それから、この日の個人的メインのひとつ、おとぼけビ~バ~のライブへ。

 

おとぼけビ~バ~

最初は普通に「お、出るんやん!」くらいだったのですが、後にドラムのぽっぷさんがこの日のライブで抜けるということが発表されて、何がなんでも行かなくてはという気持ちでした。

 

前のバンドが終わって、前方には海外の方も含め、沢山のファンが詰めかけてました。セッティングのために出てきたメンバーはいつも通り。サッとセッティングして、やついフェス側が作ったSEでメンバーが登場しました。

 

この日の曲目は、ライブの定番曲+αでいつもよりも少し長めでした。順番忘れたけど、「すきすきダーリン」、「おとぼけビ~バ~のテーマ」、「ぶりっこ撲滅」、「ウルトラミラクルス~パ~サイヤサイケフェスティバル」、「愛されルーレット」、「いまさらわたしに話ってなんえ」、「ラブ・イズ・ショート」、「いけず」、「親族に紹介して」、「新曲(もうその話なんべんも聞いた

)」、「あきまへんか」、「あなたわたし抱いたあとよめのめし」とかだった気がします。

 

初めて聴いた新曲は、「何でそんな言葉が出てくるの?」って聞きたくなるようなもの&爆裂サウンドで最高でした。で、ストレートにだけいくのではなくて、ちょっとフックを効かせているところなんか本当に面白いです。

 

この日でメンバーの脱退があるからといっても特別なことはせず、普段通りのパフォーマンス。それでもやっぱり、ぽっぷさんの感情高ぶってることがはっきりと見て取れる表情を観ていると、「このメンバーでの演奏は最後なんだな」ということを改めて感じないではいられませんでした。そういう感覚は、お客さんにもしっかりと伝わっていて、「感傷的にならないようにいつも通りに」と思おうとするんだけど、それが余計に感傷的になってしまう、そんな空気が漂っていた気がしました。メンバーはもっとだったのだろうな、とも思ったり。前に押し寄せてきたお客さんの盛り上がりで、前方にある柵が倒れそうになるし(途中でスタッフ出てきて支えてた)、モッシュなんかもあったりで、感情を盛り上がりで返すお客さんは素晴らしいなと思ったりしたのでした。ぽっぷさんの表情やあっこさんの視線、広田さんの笑顔、よしえさんのどちゃくそ感やダイブ、どれも最高に輝いてました。

 

バンドのサウンドも、タイトでありながら、戦車のようにくだらないものをなぎ倒してくれる強さを持ったもので、そこに色々な感情が渦巻いていて、凄い化学反応が起こっていた気がしました。泣きながら笑うって、そんな感じでした。結構長いこと観てる気がしているんだけど、間違いなくこの日のステージが過去最高でした。本当に!

 

で、ライブ終わって、はけようとするぽっぷさんに他のメンバーがねぎらいの花束を持ってきて投げつけるように(と言うか、投げつけてた)渡してたのは、照れ隠しみたいで「らしいな~」と泣けてきました。

 

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次のライブも決まってるみたいなので、また観に行きます。シーズン2も楽しみであります!

 

という素晴らしいライブを観たあと、柴田聡子さんを観なくてはと会場に向かったんだけど、入場規制で入れずに断念。ということで、すっごい久しぶりなクロマニヨンズを観に行きました。

 

ザ・クロマニヨンズ

めっちゃ人が多かった。一番大きなハコなのに、こちらも入場規制だったという噂が。客席内は、お客さんギュウギュウ過ぎで、まともに観れそうなスペースがありませんでした。色々と頑張った結果、バースペースの入り口あたりで観てました。多分、10年振りくらいに観たと思います。はっきり覚えてるのは、1st出したときのツアーなので。

 

そんな久しぶりに観たクロマニヨンズ。ステージには何も変わらないメンバーがいました。ヒロトさんの佇まいと歌声、マーシーの立ち姿やギターを搔き鳴らすときの仕草、全部があのときのまんまだった。中学生でハイロウズにハマって、毎年6/9ロックの日)に発売される新譜を楽しみにしていた青春時代。夜中のラジオを聞きまくり、初めて行ったライブもハイロウズだった。ライブのチケットがなかなか取れず、ようやく取れてから当日を心待ちにしていた高校生の気持ちが一気に蘇ってくるような感動がありました。もちろん、バンドも変わっているんだけど、やってることの芯は全くブレずに、パンク・ロックンロールの感動がそのまま伝わってくるステージ。バンドって、ギターってこんなにカッコいいのかと優しく教えてくれるような、細かいことなんかどうでもいい、ライブ観たあとで無性に爆音で楽器を鳴らしたくなる感情だけがすべてそんなステージでした。

 

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ほんで、この日最後は人間椅子のライブへ。

 

人間椅子

リハーサルしているときはお客さん少なめで、どうなることかと思ったけど、演奏始まれば大入りでした。

 

ライブは「相克の家」から始まり、いきなりヘヴィでどす黒い人間椅子ワールドへ。和嶋さんの民謡チックなフレーズも炸裂したり、ナカジマさんのパワフル過ぎるドラムや鈴木さんのゴリゴリのベースも素晴らしい。今回はフェスということでもあり、持ち時間が40分ということなので、それほど休憩をするでもなく、本編最後の「針の山」まで畳み掛けるように次々と曲を披露してました。

 

ライブを観ていて特に感じたのは、長年真摯に音楽に取り組んできたからこそのサウンドの素晴らしさでした。ギターのザラザラした音質でありながらも、芯があって、クッキリと聴こえるところや、むっちゃ重くてゴリゴリしたベースの気持ち良さ。1音1音がズシンと響いてくるドラムの太さ。確かなテクニックとパフォーマンスでしっかりとお客さんを魅了するところなんかは、その辺のバンドでは逆立ちしても無理だと思います。本当に感動しました。

 

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という感じでございました。正直、こういうサーキット系のイベントは、入場規制の連発で、観たいバンドが観れなかったりすることが多く、あんまり好きじゃないんです。今回もそうだろうなと思っているところはあったんですが、たまたまか、入場でストレス感じることはほとんどなくて、かなり練り込まれたステージ割&タイムテーブルだったんだなと凄い関心しきりでした。

 

面白かったから、来年も行きたいイベントです。

20180610 高円寺百景 / 難波ベアーズ

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何かで不意に見た「高円寺百景」の新譜発売記念ライブ。関西公演は難波ベアーズということで、行く以外の選択肢はありませんでした。

 

早めに難波に到着したものの、のんびりしすぎたせいで、会場に着いたのは開演5分前とかでした。今回は、椅子席と立ち見の2パターンあって「高円寺百景なら椅子だな」と椅子を予約して受付を済ませました。そのとき「椅子席は自分で最後や」みたいなこと言われたから、恐る恐る入って様子見たら、空いてる椅子が4つくらいありました。このアバウトさに安心しながら、適当なところに座って開演待ちです。で、5分押しくらいでライブは始まりました。

 

今回の演奏は二部構成で、第一部が旧譜からの曲。第二部は新譜からの曲という構成でした。第一部は比較的耳に馴染みがある曲が多め(ライブ見ながら「俺、4枚目持ってない」とショック受けたりもしてた)。確か、最初は「Becttem Pollt」だったかな。耳に馴染んだ曲のはずのに、生演奏特有の「揺らぎ」みたいのがあって、とても新鮮に聴こえました。数曲やって吉田さんから曲のタイトル紹介がある、そして次の曲へ…という丁寧な進行でした。曲の間は終始和やかなんだけど、曲が始まると、拍子の頭がどこかさっぱり分からない強烈な曲のオンパレードです。踊れる曲と紹介されたものが7拍子だったのには笑いました。メンバーのMCで「飛んでたらどこかで拍子が合う」とか「全部1拍子と思えば大丈夫」みたいなことも言ってたり。実際、曲自体は難解で全く展開が読めないんだけど、あまり深く考えずに自然に耳を任せていくと確かに踊れるし、ポップなんですよね。この辺のバランス感覚は本当に素晴らしかったです。

 

そして、新譜からの曲が披露された第二部。第一部で演奏された旧譜の曲は、比較的ダウナーなものや、ロックテイストなものが多い印象がありました。新譜の曲については、スカッと明るいものが多い印象でした。ヘビィな音色で、激し目の雰囲気の場面でも、一種の突き抜けた明るさや軽やかさがあったように思いました。この辺は、現在のメンバーの資質が現れているのでしょうか。これまでの音源とは違った世界が開けて、とても新鮮でした。

 

で、アンコールです。演奏された曲は「Sunna Zarioki」で、まさかのお客さんがコーラスで参加する客席参加型の演奏となりました。東京ではいきなりやって「練習したかった」という声があったらしく、今回の大阪ではしっかり練習タイムあり。お客さんも思ったより乗り気で、練習、本番と元気よく楽しい感じでした。そして、ダブルアンコールがあって、1曲丸々は無理だったので、できそうな曲(何かは忘れた)の後半部分やって大団円で終わりました。

 

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ちょっと古い映像だけど

 

この日のライブでとても印象的だったのは、メンバーの楽しそうな様子や熱量が自然と客席に伝わってきたことでした。頭がおかしくなりそうな曲ばかりで、普通なら楽譜をなぞるだけになりそうなものなのに、完璧な演奏に加えて生演奏ならではの活きた演奏であって、本当に素晴らしかったし興奮した。そして、楽しかった。アンコールのコーラス参加は、そんなメンバーの空気が伝わったからあんなに自然に行えたのかなと思いました。

 

なかなか頻繁にはライブをしないバンドだけど、毎年1回くらいはライブ観たいな。

20180603 NANI∞GURU、吉田達也+TIM DAHL / 彦根ダンスホール紅花

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この日はたまたま予定が空いていたので、大好きな2人である砂十島NANIさんと河端一さんのユニットNANI∞GURU国内初ライブに行ってきました。もちろん、2日前に観てぶっ飛んだ、吉田達也さんとTIM DAHLさんのデュオも楽しみでありました。また、会場が紅花というところが良いですね。2年くらい前に数えきれないと柴田聡子さんを観に行って「面白いところだな」と気に入ってしまったところです。

 

お昼開催だったので、途中で昼ご飯でも食べながらゆっくり行こうかと思って出たんだけど、すっごい中途半端な時間&彦根にサッと入れるお店がなかったら嫌やなと思ってしまったせいで、京都駅の立ち食いうどんで昼を済ませる悲しい案件が発生。そして、彦根についたら思ったよりサッと入れそうなご飯屋が多くて、また悲しみ。かいじょう40分前に彦根駅にいるという最高に中途半端な状態でした。しょうがないので、開場までゆるゆると歩いて行きました。

 

開場時間を少し過ぎた頃、近くまで着いて「場所はどこやったかな?」思ったんだけど、爆音リハーサルの音が聴こえてきて迷わなかった。で、会場まで着いたら「リハーサル押してます」の案内が。結局、30分押しで開場となりました。この人たちなら怒る気も起きないのが不思議。場内に入って、ビール飲みながらのんきにしていると、おもむろに演奏が始まりました。

 

NANI∞GURU

リハーサルの音が聴こえていた感じでは、けっこうポップなものかなと予想していたんだけど、実際は全然違いました。NANIさんの手数多めなドラムが炸裂。河端さんは特大の音量で出してはいけない音をたくさん出していました。スタインバーガーのギターと多分シンセなんかな?を使い分けて、ノイズから宇宙っぽいサウンドまで巧みに操ってました。

 

演奏自体は、即興っぽい気もするけど、一応、曲のかたちがありそうでした。ガチガチにフォーマットが定まっているのではなくて、ある程度申し合わせがあるのかなという感じ。前半はノイズ成分多めのロックサウンドで、中盤にシンセの電子音が印象的な展開から静かなサイケデリックなものへ。そして、後半に向かうにつれて再度テンションが上がっていき、テンポ速めなコズミックファンキーなサウンドへと昇華されていきました。約40分、その音量と音圧、曲展開の全てが凄まじい、驚愕の演奏でした。あまりの演奏に、一瞬意識が飛んだ。

 

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吉田達也+TIM DAHL

この日も、RUINSとCHILD ABUSEの曲を演奏されてました。吉田さんの千手観音みたいな圧倒的なドラム。しっかりと重さがありながら、空気を切り裂くようなしなやかさもあるのが本当に素晴らしいです。TIMさんのベースも「これはベースの音なんか?」って音。バカみたいなテクニックと音で、ずっと唖然とさせられてました。爆走する場面と、スピード落としてサイケに行く場面としっかり緩急もついていて、さすがです。あと、曲展開は全く予想できないんだけど、意外と聴きやすいというところが素敵です。

 

マイクの調子が悪かったのか、演奏中にけっこうハウリングがあったところだけが、少し残念だったかな。

 

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吉田達也+TIM DAHL+河端一+砂十島NANI

最後は全員でのセッションタイムでした。まずは吉田さんとNANIさんのツインドラムから。洪水のように攻めてくる太鼓の音の嵐にいきなり度肝抜かれました。途中でNANIさんのシンバルが倒れてしまって、NANIさんが吉田さんのシンバルを叩くような場面もあって、可笑しかったです。

 

約3分くらいかな。ドラムセッションの後に全員そろっての演奏スタート。今回、2組の楽器の配置が対角線上になっていることもあってか、向かって左側の2人(TIMさん、NANIさん)→右側(吉田さん、河端さん)で交互にやりあう遊びを何度か。その後、全員での演奏となりました。

 

多分、20分だったと思います。鬼神のような圧倒的手数のツインドラムをバックに、TIMさんがヤバ過ぎるベース、河端さんの極上サイケ&ハードなギターが合わさり、押し流されそうな演奏にぶっ倒れそうになったりでした。2日前との比較で言うと、こちらは「キチンとセッションになっていた」というのが印象的でした。全員がいい距離を保ちながら、凄いレベルでばっちり噛み合ってた気がします。

 

んで、アンコール。お客さんもお店も熱烈にやってくれということで「15分休憩してから、5分くらいのお願いします!」と頼んだら、「何で15分後なん?すぐの方が楽や」という鉄人河端さんの反応のあって、そのままもう1本。こちらは短めだったけど、さっきとは違ったアバンギャルド展開で面白い演奏でした。

 

イベント通しで2時間くらいかな。お腹いっぱいな濃厚演奏ばかりの素晴らしい一日でした。夕方に終わるのも次の日に支障が少なくて助かります。紅花は、自分好みの面白いイベント盛りだくさんなので、ちょくちょく行けたらいいな。

20180602 頭士奈生樹「IV」発売記念ライブ( 頭士奈生樹 with 渚にて、山本精一) / 難波ベアーズ

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頭士奈生樹さんのソロアルバム「Ⅳ」の発売を記念してのイベントに行ってきました。頭士奈生樹with渚にて、ゲストに山本精一さんということであれば、行かない以外の選択肢はありません。

 

同じ気持ちのお客さんが多数いたので、開場時間の20分ほど前に着いたのですが、入り口階段は開場待ちの人でいっぱいでした。徐々にお客さんも増えてきて、会場前ではスペースが無くなってきたので、ちょっとだけ早めに開場してました。結局、100人近い動員で、大入り満員となったみたいです。そんな状況もあってか、ベアーズにしては比較的早めな5分押しくらいで始まりました。

 

 

山本精一

昨日の狂った演奏とは違って、この日はアンビエントなアプローチのソロギターでした。まずは、少し籠ったような音像の美しいギターの音色が紡がれ、徐々にギターの低音が場内を満たしていきながら若干ノイジーな音も出てきたり。真っ白なキャンバスに色を塗り足していくような演奏だったように思いました。その後、後半に向かうにつれて、キラキラ輝くような音のフレーズが姿を現し、心が綺麗に満たされ、地中のマグマを思わせる大音量のノイズがすべてを洗い流し、約30分の演奏は終わりました。展開やストーリーがある、素晴らしい演奏でした。

 

 

頭士奈生樹with渚にて

まずは、頭士さんひとりでの演奏から。ところどころループなんかも使いながら紡がれているギターの音は、自分の感情の中に直接響いてくる感覚がありました。ソロでの演奏は、音量もそれほど大きくなく、自分の内面と向き合うようなものだったように思います。ステージから聴こえてくるひとつひとつの音に意識を集中して、感情の動きとシンクロさせていったりしてました。

 

30分ほどソロで演奏された後、渚にてのメンバーを呼んでバンドスタイルでの演奏でした。渚にてのメンバーが、曲のベースをしっかり組み上げながら、いつまでも続いて欲しい頭士さんのギターが満員の会場を満たしていく。核になる部分は変わらず、バンドスタイルの演奏だからか、世界が開けたような感覚があり、大音量のサウンドに身体と心で反応する感じ。シンプルで力強い、これしかない演奏でした。

 

また、曲の構成も素晴らしくて、ちょっとずつアップテンポになって音に清々しい熱量を帯びていく感じが最高でした。頭士さんのボーカルに、柴山さんがコーラスで被せた瞬間の感激も最高だった。そして、本編最後の爆音のノイズパートの素晴らしさと言ったら。ザラザラしたノイズから、次第に曇りのない美しいキーボードの音が混じっていく流れ。あまりに美し過ぎて、音楽の桃源郷に辿り着いてしまったような気がしました。「このまま死んだら、さぞ安らかに逝けるだろうな」とか思ってしまう程に。

 

そして、アンコールにも応えてくれました。ダブルアンコールを求める拍手も鳴り止むことはなかったのですが、さすがにこれは無しでした。

 

こんな風に書き連ねてはみたけど、言葉にならないほど素晴らしいライブでした。このメンバーでの頭士さんのレコ発東京を10月にやるみたいです。スケジュール調整中らしいので、情報が出たら行ってみたら良いのかなと思います。絶対に世界が開けると思うので。

20180601 テイムダール×吉田達也×山本精一、吉田達也×宮本玲 / 京都 外

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平日だから、ちょっと悩んでいたんですが、月初だし大丈夫だろうと予約してみました。結果的には大正解でございました。

 

開場時間を少し過ぎた頃に会場へ。既に10人近くの人が並んでいてびっくりしたりでした。中へ入り、少しあった椅子席2列目に座って開演を待ってました。徐々にお客さんが増えていって、そこそこ埋まっていた感じだったかな。

 

10分遅れくらいで開演となり、吉田さんから本日の流れが説明されました。まずは「吉田達也×宮本玲」、次は「テイムダール×吉田達也」、最後は「テイムダール×吉田達也×山本精一」という3部構成とのこと。説明からそのまま演奏へと流れていきました。

 

 

吉田達也×宮本玲

吉田さん(Dr)とVampilliaの宮本さん(Vl)で是巨人の曲を演奏してました。宮本さんは何度か是巨人のライブにゲスト参加されていたことがあって、演奏力などに申し分ないはずですが、デュオということでちょっと不安があったり。でも、そんな不安は一切無駄でした。

 

アホみたいなユニゾンパートというところは、要所要所でループを上手く使うことで結構カバーできていて、ヴァイオリンの旋律で思いの他ポップなメロディーがくっきりと聴こえてきて、是巨人の楽曲を違った角度から見ることができて、面白かったです。

 

手数が多く、切り裂くような吉田さんのドラムと、美しくも力強い宮本さんのヴァイオリン。この演奏だけでも来て正解と思えるものでした。演奏時間が20分くらいと短かったことだけが少し残念ではありました。

 

 

テイムダール×吉田達也

第2部.デュオでほぼ曲をやるとのことで、RuinsやChild Abuseの楽曲などが演奏されたのかな。

 

テイムさんはフレットレスベースに大量のエフェクター繋いで、ありえないレベルのヤバい音を出しまくってました。こちらの演奏は、先ほどの爽やかさもあったものとは全く別のハードコア全開の爆音超テクの爆裂サウンド。あえて例えるなら、Lightning Boltっぽい音だった感じです。

 

むちゃくちゃ複雑怪奇なハードコアサウンドの洪水を浴びさせられ、あまりの凄さに椅子から転げ落ちそうになることが何度も。そして、凄過ぎて思わず爆笑してしまったりでした。恐ろしい手数の吉田さんのドラム。それに全然負けない手数たっぷりのゴリゴリベースと、フレットレス独特の音がにゅっと上がっていくところが快感だった。こちらも20分くらいの演奏でした。もうちょっと聴きたかったな。

 

めちゃくちゃ好きなタイプのベースで、音源買いたかったけど、CD持ってくるの忘れたらしくて、買えずに残念でした。

 

 

テイムダール×吉田達也×山本精一

第3部は山本精一さんも加わってのトリオ。完全即興だったと思います。山本さんは、セッティング中に出してたギターの音がヤバい感じだったんですが、淡々と準備してた。

 

セッティングも終わり、一旦ハケてすぐに3人で出てきました。そしたら、山本さんのテンションがぶっ壊れてました。いきなり叫んだり、すっごいヘラヘラ笑いながら客席見てたり、フィンガーイーズの缶を投げつけたりと、お客に危害を加えそうモードでした。その様子を見て「出ましたね」と笑ってる吉田さんも怖いわ。

 

そんなテンションで始まった演奏がつまらない訳はなく、いきなりテンションMAXなぶっ壊れたロックサウンド全開で最高でした。アンコール込みで50分くらい。4パートくらいの即興演奏だったかな。多くの場面で山本さんが暴走していて、それをあとの2人が乗っかりながらさらに暴走させていくような演奏でした。アンサンブルが溶け合うようなものではなく、それぞれの音がガチガチにぶつかり合うことで、結果的に気持ちよく聴こえて成立する、そんな演奏だったように思いました。

 

本当は3パートくらいで終わりにする予定だったと思うんですが、曲が終わって様子を伺いだしたところで、山本さんが演奏を始めてそのまま即興へなだれ込む嬉しい誤算があったり。アンコールでは、270度くらい回転して、あらぬテンションとなっていた山本さんは、椅子から立ち上がって、ギターを振り下ろしながらいつまでも終わらないキメを連発していたり。

 

しかし、本当に凄い演奏でした。3人という人数と、この組み合わせだからできた演奏だったとはっきり感じる素晴らしいものでした。即興演奏は、人数が増え過ぎると、互いの距離感が狭まったり、遠慮が出てつまらなくなると思っています。3人までだと各々のプレイヤーが自由にできる幅もあって、それに乗ったり、違うアプローチでつついたり、そのときのテンションや演者の音楽性がアンサンブルに現れやすかったりと演奏が生きるんですよね。今回は、まさにそんな演奏だったように思いました。混沌の中にも幅広い音楽の片鱗が見え隠れしていて。そして、山本さんのあの暴走をサラッと演奏として成立させることができる吉田さんとテイムさんにも脱帽な夜でした。あんなん、その辺のプレイヤーだったら裸足で逃げ出すやろう。

 

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テイムさんが参加されてるバンドかな

 

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で、外は本当にいいハコだなと思ったりです。音の良さはもちろん、演奏中に写真撮りまくるような人もいないし、いつも「音楽を聴きにきている」お客さんが集まっている印象があります。やってるイベントも面白いし。ちょっと遠いのがネックですが。

 

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ライブの後は、みみおで中華そば食べて、ちょっと酔いも進みながら、週末の疲れを連れて爆睡することができました。

20180526 NOISE MAY-DAY2018(GRIM、Controlled Death) /難波ベアーズ

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なんだかんだで10年以上ほぼ毎年行っている難波ベアーズの恒例企画「NOISE MAY-DAY」。5月は、土曜が出勤になる日があったり、MDTと被ることがあったりで、たまに行けないんだけど、今年は無事行くことができました。

 

今年のメンツは、主催である山崎マゾさんの新ソロプロジェクト「Controlled Death」と80年代の伝説のノイズバンド「GRIM」の2組。ヤバいことになるのは予想できますが、「ヤバそうだな〜」以上のことは分からずに会場へ。

 

気持ち早めに向かったんだけど、けっこうな数のお客さん。自分が着いたときには前方半分は埋まっていたかな。そのまま徐々にお客さんが増えていって、開演のときには、ほぼ満員でした。

 

Controlled Death

ステージ後方のスクリーンには赤ベースに黒文字でロゴが、ステージのいたるところで蝋燭の形をした照明が置かれていて、独特の緊張感と不穏な空気がありました。

 

ステージの様子があんまり見えなくてよく分からなかったんだけど、多分サンプラーかな。砂嵐みたいな電子音に断末魔みたいなノイズ、そこにマゾさんのヴォイスが乗っかる感じでした。ノイズとは書いたけど、よくある「ノイズ」とは一線を画したものでした。何と言うか、宗教チックでホラーな感じ。実際、音を聴きながらずっと荒れた廃墟や拷問所、そこで処刑される人や死体の絵がずっと頭の中に浮かんでいました。そんな映像を浮かべながら、ときおりふいにやってくる異常な音量で襲ってくる高周波のノイズ音。耳を突き抜けて、三半規管に直接突き刺さってきて倒れるかと思った。何人ものお客さんが耳を塞いでいたのが印象的でした。

 

MASONNAのようなロックで瞬発力あるものとは違った、深い絶望の底にあるようなステージは、今のマゾさんだからこそ表現できるものなのかなと思った時間でした。本当に凄かった…。

 

 

GRIM

敢えて事前に動画や音源で知ることを止めて、完全初見の気持ちで観てみました。

 

サンプラーで流しているのか、パイプオルガンの神聖な響きから徐々に地獄のようなノイズギターのサウンドへ。太鼓(ドラム)の音がリズムを紡ぐことで、ヤバめな集まりのお祭りみたいな雰囲気になってました。んで、後ろの方からチャラチャラと音が聞こえてくるから見てみたら、ボーカルの方が鈴が中に入ったアルミ缶をお客さんに配りながら出てきました。そこから、鈴の音、メタルパーカッションの硬いリズム、ギターのノイズが会場内で響き渡り、お祭りの雰囲気でした。パーカッションの音があるせいか、けっこうリズムに乗れたのも面白いところでした。

 

出てる音は地獄だったんだけど、お客さんも鈴を振りながら演奏に参加していて、ノイズライブではないような不思議な一体感が生まれてました。終わってみると、何とも言えない高揚感と楽しさがあって面白かったです。

 

 

という感じのNOISE MAY-DAY。毎年面白いミュージシャンを知れたり、新しい発見があったりで楽しいです。また来年も行けるように願ってます!