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行ったライブのレポなどが書かれていると思います

企画したイベントが終わった

遅くなりましたが、2週連続開催となったイベント。TONESのvol.3とvol.4が何とか無事に終わりました。出演して下さった皆様、スタッフの方々、何よりご来場いただいたお客様本当にありがとうございました。2週連続になったのは、ハコを押さえにかかったら、借りれる日がたまたまこのタイミングだけだったのです。深い意味はありません。
 
全然趣向の違ったイベントだったんだけど、楽しんでくれたのでしょうか。両方とも来てくれた人はいたんだろうかな。そんな人がいらっしゃれば、友達になって下さい。多分、話が合います。…なんてことは横に置いておいて、それぞれ簡単に振り返ってみましょう。
 
 
まずは、「TONES vol.3」です。
出演者などはこんな感じでした。
 

4/8(土)@京都nano

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出演:
URBANフェチ
COUNNT PHANTOM
B玉
ANISAKIS
ばけばけばー
 
各々持ち時間30分でございました。
バンドの感想はこんな感じかな。簡単やけど。
 
 
ばけばけばー
ドラムが替わって初めて観ました。バンドのドラマーが替わるってことは、バンド全体のアンサンブルの根っこが変わることになるので、どうなるかと思っていたんですが、全然違和感なくて驚きました&安心しました。立ち位置が変わって、メンバーが動きやすくなってる感もあって、演奏の勢いも含めて、とても良いライブだったと思いました。
 
このメンバーでの新曲も本当に楽しみです。
 
 
 
 
 
ANISAKIS
2年ほど前に名古屋で観て以来でした。退廃的な雰囲気も醸し出しながら、パンキッシュな側面も見せるサウンドは凄く耳に残ります。あと、湿っぽくもありながら硬質な音像が最高に好き。「なんとかフィッシュ」聴けて嬉しかったです。
 
 
 
 
 
B玉
細かいことをいろいろ言っても仕方ない。とにかくエネルギーで溢れかえっていたステージでした。流血もものともしないパフォーマンスは、耳ではなくて心臓に響いてきた音でした。で、意外に泣かせる曲もあるところがニクいですよ。
 
 
 
 
 
COUNT PHANTOM
やっぱり凄く良かったです。プログレ、ガレージ、サイケなど様々な素養をちらつかせながら、歌謡曲っぽいメロディーがポップな印象を強く耳に残してくれます。古き良きサウンドをしっかり受けながら、今のサウンドに昇華させた曲たちが本当に凄いです。そして、今井さんのベースはロックバンドのベースの中でも最高峰なのでは、と思ったり。
 
 
 
 
 
URBANフェチ
変拍子織り交ぜた面白い構成の曲なのに、ちょいちょい泣かせるメロディーを挟んでくるところがニクいわ。爆音で最高のエンターテイメントやったです。惜しいのは、俺が酔い過ぎていて、よくわからなくなってたことのみでした。ごめん、俺は酔っていた!
 
 
 
 
 
この日のイベントは、進行していくにつれて、どんどん爆音になっていくのが笑えました。そして、nanoでマーシャル祭りとなったのは珍しいのではなかったでしょうか。楽しかったです。最後、俺は泥酔してどうやって帰ったか全く覚えてませんでしたが…。
 
 
この企画、最初は「COUNT PHANTOMとばけばけばーの対バンがもう一回観たいな」だったのでした。何てことをふんわり思っていたら、去年の秋に事故ってしまい、両足骨折&1ヶ月入院だったんだけど、最初のオファーは病院からしてました。「入院暇じゃーい!イベントじゃーい!!」って感じで。どこでやるのがいいかなと思いながら、いろいろ考えていたんですが、そこでハッと浮かんできたのがnanoでした(もう一つ候補のハコがあったんだけど、何度問い合わせメール送ってもエラーになってしまったので諦めてしまいました…)。
 
自分の中ではnano=モグラさんです。モグラさんと言えば京都の音楽好きな人で知らない人はいないんじゃないかっていう「ボロフェスタ」の主催のひとり。自分も大学生の頃、10年くらい前からメンツの良さに惹かれて毎年のように足を運んでしまうフェスで、西部講堂で観たDMBQゆらゆら帝国、最前列ど真ん中で食い入るようにZUINOSINなんかは本当に衝撃的だったし、KBSホールに移ってからも、出演者のメンツを見るたびに「今年も行ってしまうのかー!悔しいけど行ってしまうなー!」ってなってしまう珍しいフェスだという印象なのです。去年も退院してすぐだったけど、杖ついてKBSホール行ってた。いろいろあって、前夜祭だけだったけど。
 
そんな方のところでイベントを組むのだし、nanoにはあんまり出てなくて面白がってもらえそうな組み合わせを意識しました。程よく音楽性も散っていながら、良いメロディーのバンドって根っこのところは共通してたかなと思います。
 
 
で、次の週にやった「TONES vol.4」です。
出演者などはこんな感じ。
 

4/15(土)@京都アバンギルド

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出演:
柴田聡子
SaToA
 
最初のSaToAは30分。柴田さんと渚にては60分ずつのステージでした。
簡単な感想はこんな感じかな。
 
 
SaToA
やっぱりメロディーの良さと個性的な3人のコーラスワークが素晴らしくて素敵でした。音も本当に瑞々しくキラキラしていて良いんですよね。で、あの拙い感じのグルーブ感というか、慣れ過ぎていない感じが本当に素晴らしくて好きです。新曲も素晴らしくて、新曲が良いバンドは無条件に好きな自分としては、この上ない幸せでした。
 
 
 
 
 
柴田聡子
可愛らしさ、儚さ、狂気、面白さ、いろいろな要素がたったひとりのシンガーソングライターから感じることができる。そんな数少ないミュージシャンのひとり。歌の表現の幅が広がっていて、ついつい魅入ってしまいました。新曲が泣きそうなほどに良い…。いや、本当に。
 
 
 
 
 
昔のことは正直知りません。ただ、今の渚にては「このメンバーでなければ」というものを強く感じさせるサウンドでした。竹田さんのドラムがなければ、山田さんのベースがなければ、吉田さんの鍵盤がなければ、そして柴山さんのギターと存在がなければ成立しない音楽。そんな境地に到達した、他のどこにもない音楽でした。シンプルだからこその説得力と吉田さんの鍵盤ソロで天国に連れて行かれた…。そんな多幸感に溢れた時間でした。
 
 

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最近の音源などはあまりアップされていないので、是非新譜を買ってみて下さい。

 
 
こちらの企画は、「京都で渚にてのライブが観たい」からスタートしました。ふとした時にそう思って、サイト見てみたら新譜のレコーディング中だったこともあって、聞いてみたら何とOKでした。それが去年の秋、事故ってしまう直前。渚にてがライブするならどこがいいかなって思うと同時に「アバンギルドしかないだろう」ってことで、そこに決めました。で、対バンどうしようかなと思ったときに「どうせなら、絶対にない組み合わせがいいな」って思ってSaToAに声掛けて、「その2組と一緒にやるなら…」って考えたときに「柴田さんしかいない!」ってなって、運良く決まりましたのでした。柴田さんが決まったときに、イベント全体のピースがカチッとハマった感覚があって、「お客さんにも出演者さまにも、スタッフの方にも新鮮さを感じてもらえる」いいイベントになりそうと本当に思えました。
 
どちらのイベントも「ちゃんとした人」はこんな組み合わせをしないのかもしれません。活動歴20年を超える渚にてと2、3年くらいのSaToAが共演するなんて、正気の沙汰ではないのかも。柴田さんだってそうです。でも、表現の根っこに共通する何かを感じたので、観てみたかった。それは、vol.3でも同じです。
 
演者がステージに立てば、長くやっているとか、年齢とか、性別とか、楽器編成とか、そんなものはどうでもよくて「お客さんが楽しませることができるか」という価値観しか存在しなくなります。自分がお客だったから、変なしがらみを無視して(全体のバランスみたいのは考えたけど)「観たい!」だけで組み合わせられた気がします。少しでも楽しんでもらえたら、企画した人間としてはこんなに嬉しいことはありません。
 
いろいろと、うざったらしいことも書きましたが、イベントの企画はこれからもしようと思うので、誘われてしまったら是非出て下さいね!そして、来て下さいね!

〇菌、石頭地蔵、左右 /福岡UTERO

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何のきっかけで知ったのか、遠く福岡の地でこんな面白そうなイベントを見つけてしまいました。多分、Twitterだな。本当に恐ろしい…。写真に手が映り込んでるのは許して下さいませ。
 
〇菌は2年近く前だったと思う、PANIC SMILE吉田さんが参加されてるってことで難波ベアーズに観に行って、その破天荒なパフォーマンスに衝撃を受けました。石頭地蔵は10年くらい前から名前は知っていて、いつか機会があれば観たいと思っていたバンドのひとつ。ただ、熊本だからなかなか観ることができずにいました。左右は最近ちょいちょい名前を聴く機会が増えて、動画で見てみたら独特過ぎる編成と音楽に興味が沸いたバンド。そんな3組の競演&各1時間というロングセットということで、京都から福岡まで行ってみました。
 
会場となる薬院UTEROは知ってるバンドが福岡でライブするときに名前を見る機会が多くて気になっていた会場です。少し前に移転したのかな。2Fのバーカウンターも1Fのフロアもとても綺麗でびっくりでした。ちょっと狭いかなと思ったけど、必要なものがキュッとまとめられた感じ。
 
会場10分後くらいに来たんだけど、そのときはそれほどお客さんもおらず…。でも、演奏が始まったら、けっこう人がフロアにいました。6割くらいかな。5分押しくらいで開演となりました。
 
 
左右
ギターボーカルの女性、ベースボーカル&バスドラ、ハイハットの男性という2人組。楽器によるメロディーは少な目で、変拍子や間を多く使ったフレージングが多かった気がしました。多くの制約がある中でできることをすべてやろうという感じなのかな。この編成でできることをやろうとしてこうなったのか、やりたい音楽を追及してたらこうなったのか、どちらかわかりませんが、このお2人の演奏は音楽が突然変異したよな一種の異様なものになっていたと思いました。そんな制約の多い楽器編成なんだけど、1時間聴いても全然飽きない。多分、リズムやリフ、ボーカルの絡みなどいろいろな要素をバリエーション豊かに組み合わせていて「次はどんな曲になるんだろう」とワクワクしながら観ていました。最初は合った違和感も、数曲聴いているうちに快感になってました。
 
また、MCが凄く面白くてよかったです。ベースの花池さんは見た目真面目なお兄さんなんだけど、相当変な人だと思います。独特な言葉の表現とテンポのお喋りなんだけど、見た目普通な人の奥にある狂気を感じずにはいられませんでした。
 
どこにもない音楽に触れることができて、静かに衝撃を受けていました。終演後、思わず売ってる音源全部買ってしまいました。こんなのは久しぶりです。
 
 
 
 
 
石頭地蔵
ギターボーカル、ギター、ドラムというシンプルな3人組。現在は3人なんですね。今いち情報が手に入らないので、ちょっとびっくりでした。
 
で、肝心の演奏なんですが、これがとんでもなかったです。2人のギターはどちらもアンプ直でエフェクターなし。アンプと弾き方だけで音を作ってました。このギターが鼓膜を切り裂かれるんじゃないかってくらいジャキジャキで本当に凄かったなー!物凄い爆音なんだけど、他のバンドみたいな重たい感じはあまりなくて、ひたすら耳と頭にキリキリとダメージを与えてくる感じでした。そして、ドラムの音がむちゃくちゃ重い。前2人の爆音に埋もれることなくはっきりクッキリとした音で、リズムに乗れるし音に圧倒されるしで本当に凄かったです。曲はロックなんだろうけど、時折、不協和音っぽいコードやフレーズが出てくるときがあって、それが独自のおもしろさを出している気がしました。
 
全体的な感想ですが、いい意味で音楽好きなおっちゃんが集まったバンドという印象を強く受けました。セットリストはステージ真ん中に1枚おいて何度も見ながら「次はこれか」って感じだったり、メンバー同士のほどよい関係性が見て取れるMCだったり。仲間同士、趣味で始めたバンドがむちゃくちゃ異質で凄いものになってた…みたいな。そんな印象。楽しそうな様子がステージからも伝わってきて、本当に素晴らしいライブでした。音は地獄のような爆音だったけど。
 
 
 
 
 
〇菌
1~2年前にベアーズで観て、そのとき買った音源を繰り返し聴きながら過ごしてました。今回はロングセットということで、聴きまくった曲以外の曲がどんなのかも凄く楽しみでした。
 
前の2組が各1時間ずつ。スタートが19時で少し押してという感じで始まったのは22時前。ここから1時間。身体にはけっこう疲れも溜まってましたが、ライブが始まれば一気に吹っ飛びました。
 
ボーカル、ギター、ベースにドラムと何の変哲もない編成のバンドなんだけど、音とパフォーマンスは変哲ありすぎる。内村耐寒さんのスクエアなドラム。左手から振り下ろされるように叩くスネアドラムの抜けが気持ちいいこと。この音を生で聴けただけでも来た甲斐あったかも。佐々田さんのベースと絡み合って、〇菌独特のスクエアなリズムが生み出されてました。ここに吉田さんのシンプルなんだけど、カラフルな音色のギターが加わると思いのほかポップな仕上がりになるから面白いです。で、そんなポップさを全部ぶち壊す岩出さんのボーカルとパフォーマンス。がなりたてるようなボーカル、ライブが始まる前にお母さんが握ったというおにぎりいる人?ってお客さんに渡そうとしたり(結局、フロアの机に置いて好きに持って行ってとなった)、大根を頭で叩き割ったり、節分ってことで豆まきを始めたりとむちゃくちゃ過ぎる。しかも、前触れなく突然始まるから、一瞬みんなあっけにとられるという。フロアにも出てきまくりで、久々に「安全な場所はどこにもないな」って思わせるパフォーマンスでした。
 
ほとんどMCなしで矢継ぎ早に演奏された24曲、曲のバリエーションも多くてあっという間でした。とにかく岩出さんがめちゃめちゃ過ぎて気が気でなかったです。
 
 
 
 
 

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終わってみれば23時前で、身体も限界超えるくらいヘトヘトでした。が、それぞれのバンドがこれ以上ないくらいのライブをしてくれたので、福岡まで来た甲斐があったなと満足感に溢れた夜となりました。全バンドのパフォーマンスが衝撃的だったというのはそうそうないです。どのバンドもまた観たい!

1.9 『おとぼけビ~バ~の新春天下一武闘会』(おとぼけビ~バ~、トリプルファイヤー、台風クラブ) /京都磔磔

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昨年の磔磔ワンマンから10ヶ月くらい。またしても磔磔でおとぼけビ〜バ〜のライブ。対バンにトリプルファイヤーと台風クラブという、勢いありまくりな2組が参加するイベントということで、即決で行くこととなりました。
 
開場時間の10分程前に到着。10人ほどの人が開場待ちで並んでいました。んで、中に入ってステージ向かって左側の椅子席でほろほろと開演待ち。お知り合いとお話ししながら枝豆食べながら開演待ち。磔磔は居酒屋気分で時間を過ごせるところが本当に良いですね。なんてしているうちに徐々にお客さんは増えていって、開演時間になる頃には立ち見も出るくらいの大盛況となっていました。何となくだけど、普段よりも若いお客さんが多かった印象です。他の2組目当てのお客さんも多いみたい。5分くらい押しでイベントは始まりました。
 
 
ちゃんと観たのは、昨年、立命館大学の学園祭で観て以来の2回目かな。
 
ぶっきらぼうな歌い方のボーカル。京都の空気をふんだんに含んだようなロックンロールを基調としたサウンドはどこか懐かしさを感じます。けど、それだけではない、ポップな感じだったりオシャレな音使いが見え隠れして新鮮さを感じさせてくれる場面も何度か。
 
ちょっと切ない気持ちにもなりながら、ずっとライブを観ていました。
 
 
 
 
 
トリプルファイヤー
何年か前にメトロで観て以来の2回目。妙にしっかりしていながらズレているようなよくわからないリズム隊とアンプ直でシャラシャラしたギター、歌うでもないラップでもない奇妙なボーカル。すべてが微妙にちぐはぐなんだけど、そのちぐはぐ具合がズレ具合がどうにも耳に残ってしまい、中毒性のあるサウンドへと昇華される。聴いている間はその楽曲と歌詞の面白さにハマってしまうんだけど、終わってみたら「一体何だったんだろう?」って謎な気分にさせられました。で、観終わった後で「また観たいな」と思ってしまってズブズブとトリプルファイヤーに魅せられてしまっていたのでした。
 
という感じでした。何なんだろうね。
 
 
 
 
 
おとぼけビ〜バ〜
今年初めて。2週間振りくらい。
 
曲目は最近の定番の流れだったと思います。ここ数ヶ月でまた一皮むけたと思わせるライブでした。リズム隊の強靭さがさらに増していたし、よしえさんのギターのファズも強烈で、バンドとしての音の強度がこれまで以上に凄いものになっていました。
 
最近の定番曲「親族に紹介して」もだいぶカチッとハマっていて、サイケ感が増していたような気がしました。独特の恨み節みたいな歌詞もいい具合に狂っていて最高です。そして、最新曲「ラブイズショート(やったかな?)」の恐ろしいくらいハイテンションの演奏も最高でした。その辺のなよなよしたバンドの音なんかぶちのめす感じのショートパンクな楽曲。パンクって言うのもはばかられるくらいギッチギチに音がつまっていて、戦車みたいだったです。最近の曲は結婚系の歌詞が多いのは、年齢に合わせてってことなんかな。本編最後の「あきまへんか」では、客席乱入もあって、めっちゃ盛り上がってました。
 
で、アンコールでは久しぶりに「ウルトラミラクルス~パ~サイヤサイケフェスティバル」もやってくれて本当に嬉しかったです。初期で観てた頃の超定番曲で、ちょっと懐かしい気持ちになったりしました。全込みで30分くらいのいつも通り潔いライブでした。
 
MCで発表があったけど、今年は3月にSXSWに出るらしいです。さらに、またUKツアーもするとのこと。また海外でもぶちかまして欲しいですね。
 
 
 
 
 
という感じで、今のインディーシーンで非常に勢いのあるバンドが集まったこのイベント。それぞれに個性があって、本当に面白いイベントとなってました。

雑記12.29

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恐らく、今年最後の更新でございます。
明日、明後日は東京行くので。
 
ここ数年、ライブに行く本数が増えたことに反比例してブログの更新頻度が落ちるというわかりやすい状況になっています。単純に時間がありません。時間はあるはずなのですが、大体寝ています。
 
ということで、例年恒例になりつつありますが、今年行ったライブの本数を数えてみました。明日あさってもカウントしてます。
 
1月:9本
2月:5本
3月:6本
4月:10本
5月:6本
6月:6本
7月:14本
8月:10本
9月:12本
10月:4本
11月:9本
12月:12本
 
の合計103本でした。6月に自分が企画したイベントも入れてます。9月後半に交通事故で1ヶ月入院していた割にはけっこう行ってますな。前半は控えめ、夏に荒ぶって、秋に事故って、冬に取り戻す…という感じなのか。今年は遠征も多かったので、お金は去年以上にかかっているかもしれません。
 
誰のライブにどれだけ行ったかはカウントしてないけど、今年も山本精一さんとおとぼけビ〜バ〜が多かったと思います。おとぼけビ〜バ〜は、彼女たちがやったライブの9割くらいは行ってるかもしれません。正直自分でも「キモいな〜」というくらい行ってる。会場は今年もベアーズとアバンギルドが多かったやろなー。こちらもカウントしてないけど。
 
来年は本数減らし気味でいきたいと思っています。その分、遠出する回数を増やしたいなー、と思ったり。いろんな地方に行ってみたいのと、その土地のバンドというものを観てみたいのです。その一環というか、1月は初めて福岡行きます。こちらのバンドを観るために。
 
 
 
 
 
今年も1本だけど、企画イベントができて良かったです。アバンギルドという大好きな場所でミラーボールズ、SaToA、数えきれない、仙石彬人さんという組み合わせでできたというのも手前味噌ですが、面白かったと思います。特にミラーボールズは、復活後初めての関西が自分の企画で本当に嬉しかった。
 
で、来年も4月中旬にすることが決まっているはずです。勢いで2本。しかも2週連続で。片方は詳細もほぼ決まってる。もう片方はぼちぼち。決まってる方は「1月の下旬にでも告知できたらなー」と思ってます。自分らしくてめちゃんこレアで面白い組み合わせだと思っているので、よかったら来て欲しい。
 
ということで、今年も絡んでくださったりした方、そうでない方もありがとうございました。また来年って感じで!

11.27 「ようこの夢は夜ひらく〜20周年リサイタル名古屋篇」(渚ようこ、ミラーボールズ、DJレコゲバ) /新栄Vio

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ふわふわとTwitterなどを見ていると、渚ようこさんのライブがあるとの情報が流れてきました。ほんでもって、オープニングアクトミラーボールズという素晴らしさにより行くことを決めたのでした。場所は名古屋だったけど、そういうことは気にせずに行くことを決めたのでした。
 
当日は雨、これでもかというくらいに雨。骨折により、杖を持つ生活をしている自分は、右手に杖、左手に傘という感じで名古屋へ向かいます。この恰好はかなり恥ずかしい&邪魔だったので、折り畳み傘を買おうかとけっこう思ってます。
 
会場となるLive Lounge Vioは新栄駅から徒歩数分のところ。何度か行ったこともあったので、そんなに詳しく調べてなかったのでした。そしたら、めっちゃ迷った。ちゃんとした出口で駅を出れば大したことないのに、なんとなく選んだ出口は逆やって、そこから「多分こっちや!」と向かった方向は明後日の方向。結局、Google先生の力を借りて開演10分ほど前に到着しました。
 
少し暗く、落ち着いたバーカウンターがあったり大人っぽい空間。今回は椅子席あり。場内ではDJレコゲバさんのかける歌謡曲が流れ、比較的年齢層高めでオシャレなお客さん。すごくいい雰囲気でした。開演時間ちょうどでオープニングアクトであるミラーボールズのライブが始まりました。
 
 
真二さんは白のワイシャツに黒のズボン。恵子さんは黒のドレス。いつもの衣装でした。演奏が始まると場内の空気がギュッと締まる感覚があって、ミラーボールズの世界に吸いこまれていく感覚があります。新しい曲や昔からの曲など、幅広くセレクトされた曲目だった気がします。最新レコードにも収録されている「東京の子供たち」も良かった。今回のライブの中では特に「スピカ」で心えぐられました。
 
けっこう前半で真二さんのジャンプが飛び出したりして、けっこうテンションも高めだったかも。途中のMCで恵子さんが「いつもライブ前に元気ドリンクを飲むんだけど、今回は安めの飲んじゃって、吐きそう」って言ってたけど、そんなの全然感じさせない素晴らしい演奏だったと思いました。
 
ミラーボールズは、曲も歌も素晴らしくて、CDやレコードなんかで聴いてもいいんだけど、やっぱりライブで観ておきたい。ステージ上でのお2人の関係がわかる絶妙な距離感、その姿の美しさが本当に好きすぎて、観てていつも泣きそうになってしまいます。
 
また観にいかなければ。
 
 
 
 
 
10年ちょっとくらい前にアングラポップにハマってしまったときに存在を知って、ずっと観たい観たいと思っていながら過ごすこと何年も。ようやくライブを観ることができました。しかも、バックバンドは松石ゲルグループで文句のつけようがなかったです。
 
今回のライブは2部構成で、第1部が30分ちょっと。第2部とアンコールで1時間くらいだったかな。最初に松石ゲルさんからライブの構成や諸注意の説明があって、そのまま演奏スタート。少したってから渚ようこさんが登場しました。初めてみた渚ようこさんは、スラリと背が高く、スタイルも良し。黒めな衣装に身を包んでステージに立つ姿は、本当にカッコよくて艶っぽかったです。そんなようこさんの歌は、艶めかしいというよりもパワフルな印象で、感激しまくりでした。
 
曲目はオリジナル曲とカバー曲が6:4くらいかな。カバー曲といってもアレンジが変わったりもしていることもあって、自分には全部オリジナルのように新鮮な感激をもって聴くことができました。第1部で特に印象に残っているのは2曲目に演奏された「新宿マドモアゼル」かな。ずっと聴きたいと思っていた曲だったから、ライブで聴くことができて本当に嬉しかったです。そして、曲ごとに歌の表情を変えるようこさんと、必要以上に目立つことなく、でも変幻自在の演奏でしっかりと歌を支える松石ゲルグループの演奏に圧倒されているうちに第1部は終了。あっという間でした。
 
少しの休憩を挟んで、第2部が始まりました。松石ゲルグループの演奏が始まり、ステージ端のドアに目をやって、ようこさんが出てくるのを待つお客さん。そうしていたら、逆サイドのバーカウンターに照明が当たり、そちらを見てみると、バーカウンターの中で水色の衣装に着替えて歌うようこさんの姿がありました。びっくりしたし、うん、バーカウンターがめっちゃ似合っていた。ちょっとオシャレなVioのバーカウンターも、この瞬間は場末のスナック感が出てました。そのまま2曲くらい演奏されたのかな。そして、客席を通りながら歌を歌い、ステージへと戻っていくようこさん。ちゃんとお客さんとも握手を交わしながら。こういう歌謡曲ならではのマナーみたいのを目の前で体験できて、そういうところも本当に面白い。そんな感じで始まった第2部ですが、こちらも濃厚で幅広い楽曲たちに魅せられっぱなしでした。ゲバゲバ歌謡曲や、ドローンとしたサイケ、ヤクザ映画みたいな世界、大学生当時の自分が本当にハマって、観てみたい体験したい音楽の世界がこれでもかというくらいに散りばめられていて感動しまくっておりました。
 
アンコールも2回ありました。2回目のアンコールで、ようこさんがメンバー紹介をし、それに拍手で応えるお客さん。そのままの流れで歌い上げた最後の楽曲は、歌謡ショー独特のカタルシスがあって、そっと自分の気持ちが高ぶっていくのがわかりました。
 
 
 
 
 
ようやく、ようやく観ることができた渚ようこさんのライブ。会場の雰囲気、演奏、歌とすべてがマッチしていて、最高の時間が過ごせました。ほんで、時間も迫っていたので、あんまりゆっくりできずに京都にとんぼ返りとなりました。

10.30 TRANSPARENTZ×坂田明 vs skillkills /秋葉原GOODMAN

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TRANSPARENTZのライブがある。週末にある。秋葉原グッドマン。でも行ける!ということで、行ってきました。
 
かなり早い段階から行くことは決めていて、翌日の仕事も午前休を確保。準備万端というところでしたが、ライブの日の1ヶ月前に事故で両足骨折してしまい、一瞬「行けないかも」と思ったりだったのですが、気合いで治し(ちゃんとリハビリ担当の方の言うことを聞き、着実に治し)、体力的にも「退院翌日に十三でSxOxB観たし、東京くらい行けるやろ」と深く考えずに行きました。お昼に京都出てそのまま秋葉原へ。ちょっとは遊ぼうかとも思ったのですが、眠かったので、ホテルでダラダラしてました。そのまま開場時間くらいに場内へ。
 
グッドマンはステージも広く、高いので、とても観やすくていいハコ。客席もほどよい広さで、好きなところのひとつです。この日は何か他のイベントと被ってしまっていたのか、お客さんの入りは少し悪かったかな。そんなことも少し思いながら、物販コーナーで山本さんのCDとTRANSPARENTZのTシャツを購入。Tシャツは正直、かなり高価でしたが、入院生活でお金を使ってなかったことや、特典で山本さんや坂田さん直筆イラストが描かれた色紙が付くということで、思い切って買いました。自分は坂田さんのミジンコの絵でした。できたてホヤホヤのものを頂きました。そんなことをしていたら、5分押しくらいで最初のskillkillsのライブが始まりました。
 
 
skillkills
数年前に梅田のシャングリラで観て以来かな。多分、その時と編成が変わっていて、ベース、ドラム、ボーカル(というか、ラップ)+エレクトロニクスの3人でした。異様にぶっとい音のベースとドラムが圧巻としか言いようがなかったです。足のこともあったので、後ろの方の椅子に座って観ていたのですが、椅子のしたの戸棚みたいな空間の戸が音の振動で何度も開いてきて、何回も戻す作業をするという状態でした。凄く身体に悪い音圧でした。また、このリズム隊の間の取り方が独特で、普通のビートが突然止まったり、微妙にズラしたりと気持ちよく乗せてくれない。でも、ボーカルのリリックのおかげか、全体で聴くと不愉快ということもなく、乗れるんですよね。ドラムやベースのタイミングとは違うんだけど、乗りながら聴いていて、たまにドラムのスネアとバスドラに「うっ!」ってさせられる。この辺の感覚がとても面白かったです。そして、中毒のようにまた聴きたくなってしまいます。
 
そんな感じなので、音については凄いストイックに追及しているんだろなと思わせられるんだけど、合間のMCでTRANSPARENTZのCDを出して宣伝してたりするお茶目な場面もあって、肩ひじ張らずに観ることができました。前回観たときは、生演奏のヒップホップユニットという印象が強かったんですが、今回はそういう枠組みではくくれないような独自の音楽に行きついているという印象を受けました。むちゃくちゃ凄かったです。
 
 
 
 
 
TRANSPARENTZ×坂田明
skillkillsの演奏が終わり、一旦、幕が閉まってセッティングへ。20分くらいかな、幕が開くとステージ上で準備が整ったメンバーが立っていました。
 
最初に印象的だったのは、メンバーの機材がシンプルになっているということでした。日野さんはピンクのノイズマシーンがなくて、その代わりにテルミンが。山本さんも今回は机なしで、足元にエフェクターが並ぶのみ。そのためか、使用アンプも1台少なかったような…。
 
そんなことをゆっくり思うかどうかのあたりで、いきなりテンション振り切れたような演奏が始まりました。徐々に盛り上げるとか、そんなことは一切ない文字通り振り切れた演奏です。いきなり沸点からのスタート。HIKOさんのブラストビート、いつものストラトをかき鳴らす山本さん。日野さんは冷静だけど、極悪極まりないノイズを。エフェクターとか一切なしで、ノイズの海を突き抜けてくる坂田さんのサックス。まさに「全面照射」という言葉の通りの音でした。そんな各パートの音をしっかりつなぎ留めるようなissheeさんのベース。これがないと、収拾がつかないのではないかと思います。
 
メンバーから発せられる音が会場内を満たしていき、それがうねり出す絵が見えてきて、抜け出せないTRANSPARENTZの世界に嵌っていきました。山本さんはマイクでスライド奏法を繰り出していたりとパフォーマンスでもテンションの上がり具合はよくわかりました。そのテンションが頂点に達したのが、中盤での坂田さんの絶叫でした。水を飲み、マイクの前に立ってからの恐ろしいまでのテンションの絶叫。耳ではなく、心臓をえぐり取られそうな勢い。自分もだけど、坂田さんが死なないかなとちょっと不安になるくらいの尋常じゃないくらい。ブチ切れた絶叫に反応するようにバンドの音のうねりは渦になり、場内を侵食していくよう。
 
後半に差し掛かると、前回のライブでも感じた違った側面からのアプローチもありました。HIKOさんのリズムパターンが変わっていき、それに呼応するように他メンバーの音も少しずつ表情を変えていく。沸点を迎えたままの状態でメンバーが反応していくのが面白かったです。なんか、アフロビートっぽい瞬間もあったりで、新鮮でした。あくまでノイズというところを軸に、こういう瞬間が出てくるというのは「バンド」ならではのことなのかな。
 
そして、終盤。メーター振り切れたままで、どうやって終わるのか…。これまでは、徐々にメンバーがはけて行ったりやHIKOさんだけが残って終わったりなど、終わり際もいろいろでした。今回はバンッと全員が同時に終わりました。何度かタイミングを図っていたり、終わったと思ったらHIKOさんがドラムを叩きだしたりで、この辺はちょっと笑みがこぼれてしまう瞬間でした。
 
そんな感じで50分くらい?終わった瞬間は「それほどでもないかな」と思っていましたが、ホテルに戻ってからの耳鳴りで「相当やられていた」ことを自覚し、このバンドのライブはまだ終わっていないのだなー、と思いながら、クタクタになって寝てしまいました。メンバーがみなさん多忙なので、なかなかできないだろうけど、定期的に続いて欲しいバンドのひとつです。東京まで来て本当に良かったなー!

10.23 SxOxB、RISE FROM THE DEAD /十三ファンダンゴ

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SxOxBのライブがある。RISE FROM THE DEADも出る。場所は十三ファンダンゴ。これだけで行かない理由はないですね。行ってきました。
 
当日は、自分の身体的事情(骨折)により、会場後方の椅子に座って観てました。お酒は止められているので、コーラ飲みながら「酒飲みてー!!」と思いながら開演を待ちます。最初はまばらだったお客さんも、開演時間には7割くらい埋まっていて、程よいくらいの客入りとなっていました。10分くらい遅れてRFDからスタートです。
 
 
RISE FROM THE DEAD
今回は、ゲストにオリジナルメンバーのMOTSUさんがギターで参加。激しいギターを弾くMOTSUさんは久しぶりです。自分の中ではやっぱりサスペリアの印象が強いから嬉しかった。
 
ダブルヘッドライナーということで、1時間くらいのロングセット。前半はハードコアな曲、後半はサイケな要素も感じさせたり、ダブっぽい楽曲中心で、メリハリの効いた構成だったように思いました。正直、RFDはこれまでも何度か観ていますが、イマイチ乗り切れないところがありました。なんだか中途半端な印象があったんですよね。今回はそんな印象が全然なかったです。多分、ファンダンゴっていう会場の雰囲気、お客さんの暴れっぷりなんかが上手く作用してということや、自分が後ろで冷静に観れていたからかな。
 
本当に良かったです。
 
 
 
SxOxB
多分、半年ぶりくらいのSxOxB。前半は気持ち重めの曲が多かった印象です。あくまで気持ち。重くて早いブラストビートとザクザクしたギター、ぶっといベース。ずっと浸っていたいくらい気持ちよかった。
 
このバンドは、むちゃむちゃハードな音質なんだけど、各パートの音の分離もよく、メロディーもしっかりしてて聴きやすいところが好きです。こういう音楽だと、何やってるかわからないことも多々あるんですけど、SxOxBは本当にわかりやすくて、だから気持ちよく暴れられる。今回は無理やって、後ろからお客さん越しに観ていたけど、前列のお客さんは思い思いに暴れてたりダイブしたりモッシュしたりしてて本当に楽しそう。メンバーもどんどん煽って、それに反応して…っていう非常にいい循環ができていて、どんどん収集がつかなくなるフロアの様子が最高でした。
 
本編最後の方、数秒の楽曲「SxOxB」で、お客さんをステージに上げるも、降りるタイミングを見失ってしまう場面があったり、なんだか憎めないコミカルな場面があったりと、関西ならではの魅力にも溢れたライブだった気がします。むちゃくちゃに暴れながらも、メンバーもお客さんも本当に楽しそうな顔をしてるんですよね。煽りもそんな感じやったし。で、本編ラスト定番曲の「LET’S GO BEACH」の待ってましたという感じとこれで終わりかという感じが入り混じった盛り上がりが素晴らしかったです。で、そのままアンコールに突入して3曲ほど。全部で50分くらいだったけど、濃密過ぎる時間でした。
 
 
 
 
 
という感じで、後ろで座りながらだったのが本当に悔しくなるくらいのいいライブでした。上半身は乗っていて、何度もそのまま突っ込みたい気持ちを抑えながら観てた。SxOxBは来月に出町柳ソクラテスで今年最後のライブのようです。行きたいけど、怪我の治り具合次第かな。あそこは逃げ場がないから、今のままだったら絶対また骨がバキバキになってしまう。
 
 

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