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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

20190105 kesäkuuta market presents “新春 silhouette release party”(SaToA、やなぎさわまちことまちこの恐竜、1983) /下北沢シェルター

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新春ライブ2日目はSaToAの7インチレコ発でした。これまでSaToAのライブはTHREEでやってるイメージがあったけど、今回はシェルターということで、ちょいと新鮮み(何年か前におとぼけビ〜バ〜企画で出てたけど)。

開場時間に間に合わず、けっこうギリギリで到着。めちゃ狭い入り口ドアを通り場内へ。そのときは6割くらいの入りだったんだけど、最終7〜8割くらいは埋まってた感じだったのかな。10分くらい押しでの開演となりました。

 


やなぎさままちことまちこの恐竜
去年のSaToA企画のちきにayU tokiOさんのサポート(?)で出てたことが縁で今回の運びとなったようです。ayU tokiOさんもバンドメンバーとしてギターで参加されてました。

 

可愛らしさもありながら、伸びやかなまちこさんのボーカルと、鍵盤2人という編成だからか、音がとても彩鮮やかで楽しい気持ちになってくる演奏でした。ayUさんがちょいちょいノイジーなギターを弾く瞬間もあって、そういうところが個人的にはツボでした。

 

サポートベースでSaToAのTomokoさんが入っていて、普段とは違って、語弊あるかもやけど「ベーシストらしい」ベースで、こちらも新鮮な感じがありました。

 

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1983
ずっと気になっていて、ようやっと観ることができました。ボーカルの優しい歌い方が少しノスタルジックな気分にさせてくれて、ホッとさせられる。こちらは、トランペットとフルートと管楽器が入ることの鮮やかさがありました。モノトーンの情景の中で、管楽器が入った瞬間にサッと情景に彩りが加えられるような。こういう景色が見えるバンドって好きなので、観れて良かったです。

 

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SaToA
初期の曲、スリーショットの曲、新曲とバランス良く配置されたセットでした。先の2組がけっこう大所帯だったこともあって、3人というシンプルな編成での演奏の良さも感じられたステージでした。

 

相変わらず、3人のコーラスワークの美しさと絡みが面白かったです。それぞれの声が個性的なこともあって、ソロ、デュオ、全員と各々の重なり方で全然違った印象になるのも面白いところでした。演奏も、ドラムとベースで楽曲の芯を作って、ギターが程よいスパイスとなってるところが良かった。全部のパートが等価値に絡んでいるから、いろんな魅せ方ができるのだなと思ったりでした。何となくやけど、Sachikoさんのギターの音色が少し変わった印象があったり。ほんの少しだけど歪み成分が増したような気がしました。気のせいかもしれんけど。演奏自体もどこか垢抜けた印象があって、徐々に次のフェーズに入りつつあるのかなと思ったりでした。

 

アンコールで披露された新曲もとても良かったです。春頃にミニアルバムをリリース予定らしくて、そこに参加されてたayU tokiOさん、やなぎさわまちこさんを迎えての演奏でした。

 

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イベント全体通して、3組とも「東京のバンド」ってことが色濃く出ていた印象がありました。みんな上手いし、大阪や京都だとこういったカラーのバンドっていないし出にくいんだろうなと思いました。やっぱりその土地土地の空気感というものがあるのだなと改めて感じるイベントでもありました。