友だち夫婦がやっている悪魔のイベントに行ってきましたよ。モッシュなんて当たり前の出演者。ライブの合間はもちろん、出演者のMCのタイミングにも振る舞われるテキーラ。無事では帰ることは諦めないといけない脅威のイベント…。
少し遅れて自分が到着したときには最初のバンドPhantom Excaliverがライブをしていました。出演者がたくさんだったので、簡単に書きます。
Phantom Excaliver
東京のヘヴィメタルバンドらしい。最後の曲しか聴けなかったのですが、入り口のドアを開けたら金髪のおっさんがなんやか剣を持ってお客さんを煽っていて、フロアにはヘドバンとXジャンプするお客さんが多数。溢れんばかりのライトハンドのギターソロ。のっけから濃すぎるわ…。
コテコテのメタルサウンドなのに、なんか楽しげなのは何だったんだろう。今度はちゃんと最初から観たいなと思ったバンドでした。
なんかここに来る途中で交通事故にあったみたいで、車が大破しても頑張ってやってきてライブやってくれた心意気にも感激でした。
COMezik
去年に観て以来かな。めっちゃ衝撃的だった女性3人のバンド。ジャンルではなかなか区切りきれないサウンドが魅力だと思います。全体的にはラウドなロックなんだけど、ミクスチャーっぽいものもあったり、ちょいサイケなものがあったりで変なんですよね。そこが頭にひっかかってこびりつくところなんですが。音もなんだか突き刺さってくるような音でかっこいいです。可愛い見た目とは裏腹に感情をコントロールしきれなくてイッちゃってるところも好みです。
Wire Stripper
ギターボーカル、ベース、ドラムのおじさん3人のバンドでした。クラシカルなロックバンドという感じ。演奏も上手くて、ところどころの盛り上げ方も上手くて楽しかったです。インパクトという面ではそれほどでしたが、安定感ある演奏で貫禄を感じました。
妖精達
スパンコールな衣装で異様にエロい女性たちがステージにおる。場末のスナックなんかにいそうな人たち。溢れかえる味園感に最初はあっけにとられてしまいました。
次第に正気を取り戻し、演奏に耳を傾けてみる。歪ませたギターにねっとり絡み付くようなベースとキーボード。エロッちいリバーブがかかったエロいボーカル。こういう歌謡曲テイストのバンドは大好きなので、めっちゃ盛り上がれました。
途中のMCでは下ネタしかないのでは…というくらいの下ネタオンパレード。主催のゆーたろっくさんを椅子にして自作の官能小説読んだり、キーボーディストの胸をマイクスタンドにしてみたり、エリンギとかさりげないエロス小道具もあったり。作り込まれた場末感、昭和のエロスに完全に虜になってしまいました…。ネタだけでなくて演奏も上手かったし、曲のバリエーションも幅広くて、そこもとてもよかったです。
CANTOY
ごっつい男3人と可愛らしい女性ボーカルやった。ゴリゴリでヘヴィなサウンドにキュートなボーカルとデスボイスのコーラスが混じり合う。こういうヘヴィな音のバンドはけっこういると思うんだけど、ボーカルの娘がいることでカラフルなポップ感が加わっているところが面白かったです。あと、歌詞の題材ね。天一とかスーパードライとかね。
こういう曲調は盛り上がらざるを得ないのですよね。
☆Skeleton panties☆
なんだろ、ホストのバンドか?めっちゃノリノリだったんだけど、テンションの方向がついていけずに呆然としていた感でした。盛り上がっていたんだけど、盛り上がりの方向が…。
功
長丁場のイベントのトリは功でした。この企画で何度か観ていますね。そして、前回はまさしさんにいきなり唇奪われましたね。ボーカルまさしさんのインパクト抜群のパフォーマンスが凄すぎる。小道具も前回よりも凝っているのも面白かったです。サイリウムがついた棒が本当にツボでした。
このバンドってまさしさんのインパクトが強すぎてどん引きor大好きのどちらかだと思うんですけど、自分は大好き派です。メタルを基調としたとてもハードな音、MCでのゲイ丸出しのノリと程よい下ネタが楽しい。それだけではなくて、裏にはお客さんに対する感謝や優しさを感じる瞬間があって、そういうところがとてもいいなと思います。
この日のライブは、アンコールに次ぐアンコールで、3回くらいはやったのか。メンバーももう無理って言うくらいまでやってくれました。パフォーマンス、演奏ともにトリを飾るにふさわしいくらい圧巻だったので、納得でした。
終わってみれば6時間以上。転換も早いし、合間にひたすら出るテキーラで訳分からずなっていたのであっという間でした。イベント終わって外に出たら、一気に酔いが回って家までどうやって帰ったかあんまり覚えてないくらい訳分からなくなってました。さらには次の日も夕方くらいまでひきずってしまい、地獄でした…。楽しい地獄。