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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

9.14 八十八ヶ所巡礼one man LIVE―攻撃的国民的音楽― /名古屋CLUB ROCK’N’ROLL

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先日、久しぶりに観たいな〜と思って調べたら、新譜の発売があり、ライブスケジュールの更新もありました。昨年、ワンマンライブ行ったときにうんざりするくらい長時間やっていて、予定もあったので途中で帰ることになって悔しい思いをしたので今回はガッツリ観ようと思ってチケット取りました。大阪行けたら良かったけど、平日だったのでこちらの名古屋公演にしました。
 
開場時間少し前に着くと、かなりの人が並んでいました。初めての場所だったけど、ほとんど迷わず行けたのでよかったです。店員さんが「チケット番号順に入場です」って言ってたので、お客さん同士で番号見せ合っていたマナーの良さでした。
 
で、入場。入ったすぐにバーカウンターがあって、右手にステージがある。かなり狭い。キャパ150人くらいみたいだけど、ベアーズよりも狭いハコは久しぶりです。番号40番くらいだったけど、もうフロアの半分くらいは埋まっていました。ほぼ動くことができないまま、開演までの1時間はきつかった…。開場→開演まで30分とかでいいんちゃうやろかと何度も思いました。
 
定刻を少し過ぎてメンバー登場。賢三さんがドラムセットの前に座り、Katzuyaさんが両手を挙げてステージへ。こなだのMOJOのときと同じ衣装かな。けっこうピチピチめ。で、マーガレット廣井さんがやってくるいつもの流れ。
 
ライブはライブはKatzuyaさんのバカテクギターソロからスタートでした。そのまま「仏滅トリシュナー」のイントロに入るという展開でした。いきなりこの曲を持ってきたせいで、フロアの興奮もいきなり沸点近くへと差し掛かる。この曲の気持ち悪いギターの音色と、忍び寄る曲調がたまらないです。そして2曲目で新譜のタイトル曲である「攻撃的国民的音楽」へ。フロアはモッシュにも似たような感じで、後ろから押されまくる感じでめちゃ盛り上がっていました。八十八ヶ所巡礼のライブって、そんなに激しいお客さんがいない印象だったから凄い驚きました。
 
その後もKatzuyaさんのギターはライトハンド、すんごい速弾き、アーミングにワウを使ったプレイとバカテクのオンパレード。ギターソロのタイミングでは歯弾き、背面弾きと魅せるパフォーマンスもあったりで、観ている自分のアドレナリンもどんどん放出されていました。ギターソロのたんびに場内がワッと沸くバンドって自分はあまり観てなかったので、単純に盛り上がれました。音は凄いアグレッシブなのに汗一つかかずにどこかクールでナルシスなところも凄い好き。で、ライブの後半に差し掛かったときにかけてるサングラスを後ろに放り投げて現れるご尊顔のかっこいいこと。演奏とパフォーマンスで沸かせる正統派なところが自分には逆に新鮮に感じられました。音は全然正統派ではないけれど。
 
それを支える賢三さんのドラムも本当に凄い。ちょくちょく入るキメとかが難しいと思うんだけど、全然乱れることなくバシッと曲の土台を支えているのは聴いていて気持ちいいです。中盤のドラムソロでのヤンキーっぽい声とかも好きです。
 
マーガレット廣井さんはゴリゴリとしたベースがとても気持ちよくて、そこに加えてMCでのマイペース&不敵さが不思議な魅力を放っていました。ライブのMCで「ちょっとトイレ…」といきなり楽器を置いて去っていくも「誰か入っていたから我慢する…」とそのまま演奏を始めちゃったりとお客さん置いてけぼりの感じが面白かったです。
 
ライブはアンコール含めて2時間ちょいで、思った程は長くなかったけど、「霊界ヌ~ボ~」、「PALAMA・JIPANG」、「ohenro3」、「日本」など定番曲はたくさん聴けたし、自分の中でのギターヒーローのひとり、Katzuyaさんのギターはこれでもかと冴えていて満足でした。このバンドは3人のキャラクターと音の個性がはっきりしているし、曲もバカテク満載なのがよいです。それだけではなくて楽曲がバンド名とマッチしたものに仕上がっていて全体のバランスが取れているところも凄い。
 
 


八十八ヶ所巡礼 「攻撃的国民的音楽」 - YouTube

 


八十八ヶ所巡礼「霊界ヌ〜ボ〜♨」 - YouTube

 

 

 
次回はボロフェスタですね。あと1ヶ月程ですが、KBSホールで、あの空気感の中でどんなライブになるのか、とても楽しみです。