大好きなPARAと是巨人の対バン!でも平日か…ということでかなり悩んでました。どうしようかと思い、とりあえずぴあでチケット買ったらなんとかなるかと考えて1週間前くらいにチケット購入。仕事もちょっと谷間にさしかかっていたので、行くことにしました。
定時で職場から飛び出し、京都の職場から梅田へ。開演10分くらい前に着きました。この組み合わせなら満員かな〜と不安でしたが、平日だったためかさほどお客さんは入っておらず。ゆっくり観ることができました。
■PARA
- セットリスト--
1.Jack
2.pastral
3.M/O
4.Eura
5.新曲
6.fret works
7.Corinto何か月ぶりだろう。1曲目『Jack』が始まった瞬間に「ああ、この音だ!」という幸福感に包まれました。頭でフレーズを追いながら千住さんのドラムに体を任せて楽しむ。PARAでしかない唯一の音世界にずっと浸ってました。
何度も書いてますが、新曲はほんとにすごい。山本さんのPARAの紹介文であった「メンバーの誰もが平等で、ひとつひとつの音が等価な、5人とCHINA(SOUL)がひとつの生命体に成るような、そんなユニットであり続けたいです。 」という文章どおり全部の楽器が同次元で現れては消えていく。そして、全体で見ると曲が成立してるという絶妙なバランス。この曲は他の曲とは少し違う触感があります。PARAの演奏聴いてると頭の中に幾何学模様が浮き出ては消えてってのを繰り返します。
PARAみたいな音楽はCDで聴く方がカチッとしててよさそうな気がするんだけど、ライブで聴く方が圧倒的によいです。CDとは違った肉体感というかそういうのが出てる気がします。とはいえ、曲も溜まってきたし、早く新譜聴きたいな。
■是巨人
初見。めっちゃ観たかったバンドです。ベースのナスノミツルさん、ドラムの吉田達也さんは別バンドで観たことがあった(両方ともシャングリラで観たな)んですが、ギターの鬼怒無月さんは観たいと思いながら機会がなくて観れずでした。1曲目『Betwixt』のギターが鳴った瞬間に「CDで聴いてた音だ!」と感動。当たり前なんだけど、嬉しかった。
ライブは超絶テクニック&変拍子&展開変わりまくりのオンパレードで、ただただ圧倒。鬼怒さんもナスノさんも終始弾きまくりで、あの手の動きはどうなってるんだろうと唖然としてた。
MCでは鬼怒さんが喋っていました。映像とか見る限り、気難しそうな人なのかなぁという印象だったけど、とても穏やかな口調でほっとさせられました。「今やったのは○○です」とやった曲の紹介をきっちりされていて、そんなライブにほとんど行ったことないから新鮮だった。基本MCは適当な人のライブが多いので。個人的に笑ったのが後半『Jackson』やる前のコメントで「東京でこれやるっていうと2人ほど盛り上がるんですよ。NATSUMENの人なんですけどね…」って、なんか納得してしまいました。
是巨人は少しずつメロディーをずらしていってのポリリズムがほんとにすごい。ぱっと聴いてると全員めちゃくちゃ弾いてそうに聴こえるけど、きっちり作り込まれてるんですよね。やし、キメではバシッと合わせられる。
PARAよりもロックテイストな曲が多くて、なんか3匹の猛獣が激しくじゃれ合ってるような印象でした。
■PARA巨人
PARAのMCで山本さんの「最期に2バンド合体でやります。」って言葉どおり、合体ライブ。ステージ上に8人の凄腕ミュージシャンが並んでる様子は圧倒的でした。おそらく完全フリーなセッションで2曲してました。鬼怒さんがステージ中央だったからか、基本リードギターでした。たまに山本さんもリードギターで演奏してました。2曲ともとても広がりある気持ちいい音でふわ〜っとしてるうちに終わってしまった。それだけ気持ちよかったってことかな。爆音の後ろで聴こえるYOSHITAKEさんのギターがお気に入りでした。
山本さんがPARAのライブのときに「PARA巨人の音源は発売する」って言ってたんで期待してます。
終演後、フロアから出ようと思ったら、後ろから山本さんが普通にギター抱えて出てきてあせった。さらに物販コーナーに是巨人の3人が売り子をされていてさらにびっくり。CD買ったらサインしてくれるってことだったんで、借りてデータでは持ってる新譜を買ってサイン頂きました。めっちゃ緊張した。
平日だったけど、頑張って観に来たかいがあったライブでした。家に着くギリギリまで次の日仕事ってことを完全に忘れてしまうくらい非現実の世界に連れて行かれたイベントでした。思いがけず知り合いの方にも何人かお会いできて待ち時間も楽しかった。
両方ともまた観たいな〜。