神戸は遠い。特にこの日は、午前中京都の専門学校で授業があって、それから移動なので、帰ってきたらヘロヘロでした。神戸までの移動だけで2時間近くかかったもんな。
番号も600番台だし、最近ゆらゆら帝国は音のバランスが悪い前より、バランスのいい真ん中ちょい後ろあたりで聴くことにしてるので、開場してから30分後くらいに到着しました。まだまだ人がいっぱい並んでたので、もうちょっと待つかとウロウロしながらあたりを観察することに。ダフ屋のおじさんがいて「ダフ屋って久々に見たな」とか、「ロック大好きだぜ！」って格好に人や怪しげな格好の人を見て楽しんだ後、外の物販チェック。今回もなかなかイカスデザインのシャツでしたが、買いませんでした。一時期狂ったように買ってたけど、ここ何年か物販で物を買わなくなりました。たぶん、「そんな金があったらもっとライブ観に行くわい」という心の声でしょう。DMBQのシャツは欲しいんですけどね。最近物販をしなくなったので、買えない。
そんなこんなで開演分10分くらい前に中に入ると、異常なくらいの人がひしめきあってました。そんななか僕は、後方の段の上真ん中あたりの3列目付近をキープ。ここなら3人が死角なく観れます。
時間になり、客電が落ちるとすんごい歓声が！前の服部緑地はイスもあったせいか、かなりおとなしかったと記憶してますが、この日は1曲目のイントロ（変な電子音）が鳴ってるのに歓声。かなり前は盛り上がってました。
以下セットリスト（えびるから抜粋）
1.２００５年世界旅行
2.ソフトに死んでいる
3.ザ・コミュニケーション
4.はて人間は？
5.急所
6.貫通前
7.タコ物語
8.恋がしたい
9.侵入
10.男は不安定
11.ハチとミツ
12.すべるバー
13.誰だっけ？
14.つきぬけた
15.夜行性の生き物３匹
16.ロボットでした
17.グレープフルーツちょうだい
18.スイートスポット
19.ＥＶＩＬ ＣＡＲ
20.宇宙人の引越し
前回、全曲感想を書こうとしてダメだったので、今回は印象に残った部分について書きます。
4曲目「はて人間は？」はCDでもジャキジャキで軽めの音だったのに、すっげえシャープにアレンジされてました。7曲目「タコ物語」。こいつがかなりのくせもの。CDでも異彩を放ってましたが、ライブでもかなり特殊な曲です。なんというか、メインリフが曲の中核にあるんだけど、3人でそこに合わせるんじゃなくて、1人が核を維持して、あとの2人が近づいたり遠のいたり、2人で維持したり、とそんな絶妙なバランスで曲を進めてました。バラバラに演奏してるようでバラバラじゃない。
そこから新譜の曲はお休みして、古い曲。選曲が服部緑地とカブッてるものが多い気がしました。でも逆光の中で演奏されて「つきぬけた」はシビレた。このへんのノリのいい曲でダイブしてる人が約2名。これが全然前に流されなくて、上に出てきてすぐにそのへんに降ろされてました。見てるこっちもせつなくなるほどダイブらしくなかった。
で、あとは「グレープフルーツちょうだい」に感激したり、「EVIL CAR」を聴いて「もうこの時間も終わりか」と思いをはせて終了。
全体的な感想としては、ちょっとミスが多かったような気がします。僕はあまりカチッとまとまった演奏は好きじゃなく、微妙にズレたりしてるほうがグルーブが出る気がするんですが、それでも「ん？」と思うところが多かった気がします。もちろんいいライブであることには変わりないんですが。
この日のライブをみてる途中で、「後ろでライブを観ると、冷静になりすぎてる自分がいるなあ」という思いが出てきたので、次回難波ハッチでは久々に前に行こうかな。
