３月は終電の都合で最後まで観れなかった電化アベジュリー。やっとこさ観れるチャンスがやってきた&松石ゲルとサイケⅤも出るということで、行ってきました。
行きは在来線でゆっくり、と思ってJR京都駅へ。ホームに行った瞬間に安定の遅延。気持ち早めに行って名古屋らしいものを食べて行くかと思っていたんだけど、けっこうギリギリになってしまいました。それでも、名古屋駅で無理矢理きしめん食べて会場へ。
開場から15分くらい経ったあたりで到着。7階にはSMバーがある怪しげなビルの５階というロケーション。会場は怪しくなかったし、全然綺麗でしたけれども。びっくりでした。気がつけば、お客さんも増えてきて、開演時間５分押しくらいか、ほぼオンタイムでスタートでした。
the May
ドラムとギターの男性２人組。ガレージ、モッズ系のサウンドでした。スーツでキメた２人の姿がかっこよかった。つんざくようなギターと、シンプルでぶっといドラムがむちゃくちゃ良くって、惹かれまくりました。20分くらいの演奏時間で、ちょっと物足りないくらいだったかも。それくらいよかったです。
Count phantom
２週間ぶりなのか。それでも待ちきれなかった感がありました。
今回は珍しく「あ・ぶ・な・いコンビナート」から始まりました。そのあとの曲順も散らしていた印象。今回はライブハウスだったからか、音がバシッと締まってた気がしました。ミズウチさんのキャンキャンしたクリーントーンとザラザラのファズギターの使い分けが好きです。目まぐるしく展開が変わり、不協和音っぽい瞬間もあったりで、一見聴きにくそうなんだけど、意外にポップで聴きやすい側面もある楽曲が最高にかっこよかったです。
お客さんの盛り上がりもよかったし、楽しかったです。次回は12月の企画ですね。こちらもとんでもないバンドばかり集まるので、既に楽しみ過ぎてます。
松石ゲルとサイケV
この日のお目当てのひとつ。名古屋アングラ界のドンと言えそうな、松石ゲルさんのバンド。GSやゴーゴー喫茶の世界観を…とのこと。Count phantomの目まぐるしいリズムから、本人曰く「アホみたいにシンプルなビートが続く」とのこと。
ギター２人、ベースにドラム、サックス、ダンサー２人にボーカルさんという大所帯。ライブというよりは、歌謡ショウという雰囲気で、如何わしさ漂う雰囲気がとてもよかったです。メンバーの７割くらいグラサンやったしな。オイルアートなんかが似合いそうなサイケな雰囲気。でも、楽しく踊れてしまうシンプルなビートで、何も考えずに楽しく観ていました。
25分ぶっ通しの素晴らしいショウでございました。こういう音楽が自分にとっての名古屋ってイメージがあります。京都でもこういった音楽ばかりのイベントって無いのかな。自分が知らないだけなんだろうか。
インパスターズ
この日一番の衝撃だったです。ボーカル、ギター２人、ドラムにベース、パーカッションとサックスetcだったか、ステージから溢れてしまいそうなくらいのメンバー。そこらじゅうの音楽を喰らい尽くしたような、どこのものとも言えないような音楽性と繰り出されるグルーヴの強靭さに終始唖然としてました。体格のいいボーカルの方の容姿のせいなのか、怪獣みたいなバンドだなと思いました。演奏中にボトルのワイン飲みまくってたのも印象に残ってる。
本当に凄かったです…。会場に何か渦巻いてました。40分くらいか、圧倒されまくってました。
電化アベジュリー
３月の名古屋では終電の関係で最後まで観れなかったから、楽しみにしてた。
もう、楽しくて仕方なかったです。顔でギターを弾くアベジュリーさん。凄い上手いのに、それを感じさせずにただ楽しく魅せるところなんか最高です。他のメンバーも、めっちゃ動き回りながら芯の通った音で場内を沸かせていました。シンプルなガレージロックを基本としながらも、それだけではないサウンドにワクワクしてた。
アベジュリーさんの機材トラブルで、音が切れる瞬間もあったんですが、そこはすかさず他のメンバーが盛り上げてカバーする瞬間なんかもあって「さすが、場慣れしてるな」という場面もありました。アンコール含めて50分くらいだったと思うけど、とにかく楽しいの一言でした。
お客さんの盛り上がり、出演者の演奏やパフォーマンス、どれを取っても満足できるいいイベントだったと思いました。面白かったな〜！
