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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

4.14 撃リンピック(撃鉄、赤犬、灰緑) /梅田シャングリラ

お久しぶりなシャングリラで撃鉄企画行ってきました。開場時間ちょうどに着いて、ちょっと人だかりもできてたし「これは…」と思ったけど、プレイガイドのお客さんが全然いなくてサッと入場。真ん中バーカウンター前のいいところを確保して待ってました。

時間になって、客席後ろのスクリーンに映像が。撃鉄メンバーが聖火を持って走ってる映像。普通に街中走ってるし、天野さんは通行人とハイタッチしてた。なんじゃいな!?映像が終わったころに客席後方から天野さんがやってきて開会のご挨拶。そんで、トップバッターの灰緑が出てきました。

■灰緑
完全に初見。垢ぬけない男の子5人組。見た目は大人しそうな人たちなんだけど、異様なハイテンション。日々悶々と溜めこんだ感情を一気に爆発させているようだった。曲もちょっとだけ変だし、歌詞も…。突然の妙な振り付け。一気にもっていかれました。

ドラムの人がよい。演奏中の表情が最高だったわ。ギターボーカルの子は音や佇まいが少しだけ向井秀徳っぽいかなと思った。テレキャスターでジャキジャキの音だったし。

最後にやった『ラブラブ卒業式』って曲がベタベタでよかったです。


赤犬
数年前の復活ライブを観たときの変わりように「もう観ることはないだろう…」と思っていましたが、再び観ることになりました。

あの当時から時間が経って、少し冷静になって観ると「う〜ん、アリ?かも!?」という感じだった。場末のキャバレーみたいなうさんくささ溢れる曲で、コーラス3人のパフォーマンスも昭和感ムンムン。

中盤のコーラス3人が客席に降りてきてお客さんつかまえてのチークダンスには思いっきり笑わされました。『アンドロメダ大将軍』でのレオタードでの振り付けとか。こういうものだと思ってみれば案外ありかもしれない。この人たち絶対狙ってやってるし。ほんで、できてるし。

完全に別バンドだと思って観れば好きなんだけどな〜。「赤犬」名義でされるところに抵抗感があるのかもしれないです。前の形態のライブが楽しすぎてあまりにインパクトが強かったから。


■撃鉄
今回の企画は「撃リンピック」なので、ライブの途中で「新体操の品評会」、「玉入れ」、「騎馬戦」が執り行われました。

やっぱし天野さんはトラのぬいぐるみ持って出てきた。相変わらずのキレキレな動きで、どうなっておるのか。キメるときはバシッとキマッてるのもよかった。個人的には平泳ぎっぽい手の動きをするのが好きや。

最初の新体操では赤犬のコーラス3人が審査員です。まずは、伊藤さん(赤犬)がレオタードで登場。音楽に合わせてリボンを使った艶めかしいパフォーマンス。次は灰緑のギタボの子がキレ芸(?)を披露。「太田プロの売れない芸人を見てるようでした」というロビンさんの評価が的確だった。彼は当日聞かされたみたいでしたな。で、ラストは天野さんが側転〜バク転を披露。これがそこそこできているんだけど、そんなめっちゃはできてない微妙な仕上がりでした。ロビンさんの「技におぼれましたな…」という言葉がまたしてもぴったりでした。

そこから数曲やって、次は玉入れ。籠が小さくてあんまり入らず…。やけど、ライブハウスで玉入れできるなんて思わなかったから楽しかったわ。その次の曲では客席からつぎつぎと投げ入れられる床に転がってる玉をササッと避けながら歌う天野さんに爆笑しました。

ほんでラストは騎馬戦。伊藤さん、灰緑のさっきの子と天野さんが上。馬は近くに男性のお客さん(灰緑はバンドメンバーが馬になってあげてました。仲良しさんなのかな)でした。ライブハウスのフロアで騎馬戦とか前代未聞ですごい盛り上がった。天野さんが優勝して、そのまま馬に乗りながら歌ってた。歌が始まった瞬間にフロアの端に寄ってたお客さんがワッと集まってきて踊りだす様子も可笑しい。

んで、アンコールで撃人間のメダル授与式が行われ、端っこにいた浴衣に眼帯のお姉さんが選ばれてました。あの格好は反則じゃろうて。で、閉会式で定番の『場違い』演奏。今回は自分の身長くらいはあろうかというお手製の跳び箱をフロアにセットして飛んでました。「こんなん飛べるんか!?」と半信半疑だったけど見事飛びきった天野さんに脱帽。そんなで全3時間強のオリンピックは終わりました。ライブハウスらしからぬフィジカルなエンターテイメントでホントに楽しかったです。

撃鉄のライブは何が起きるか予想がつかなくて楽しい。また行きたいです。ただ、最近の曲はちょっと…な感があるのでそこもバチンとくれば最高ですな。