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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

12.21 DRUMANDARA OSAKA 2DAYS(千住宗臣(ウリチパン郡、PARA)、和田シンジ(巨人ゆえにデカイ、DMBQ)、ジジのほっぺたろまん、ぴかちゅう(あふりらんぽ)、岡本陽典(neco眠る)、砂十島NANI(BOGULTA、LETTER)、楯川陽二郎(BOREDOMS)、WATCHMAN(ex.MeltBanana、Lemon's Chair)、青野忠彦(Suspiria)) /難波ベアーズ

開場時間ちょい過ぎくらいに到着。入口で山本さんが普通にたばこ吸っててびっくりしながら入りました。

当初予想ではみんな順番にソロをして、最後にみんなでセッションって展開かなと予想してたんですが、全然違ってました。円形にセッティングされた9台のドラムセットはステージに収まりきらずに客席にもはみ出てる。真ん中には大太鼓とタムが4つ。なぜかスヌーピーの置物があってかわいらしかった。この状況は興奮せずにはいられない。PA用のマイクはセットされておらず、生音でやってました。

30分くらい押して、客席からメンバーが来ました。で、最後にグラサンにファーのついた上着の山本さん登場。なんか言葉で表しにくい変なもの持ってました。あれはなんだったんだろう?

で、真ん中に立って「今日はガンガンいきます」みたいなことをいいつつ手を振り上げてみんなシンバルを鳴らしだしました。10分くらいずっと鳴らして、山本さんが手て合図を出すと9人全員ドラムを叩き出しました。ほんで山本さんはPA席の方へ引いていきました。

ここからは原始的なドラムの応酬。誰かが面白いフレーズを叩くと、他の人に派生してそのフレーズが広がっていく感じの展開で楽しかったです。そのまま1時間くらいずっと叩きっぱなし。

1時間ひたすらみんなで叩きまくってばっかりで、いくらなんでもちょっと飽きてきたな、順番にソロ回ししたり、せっかくマイクなしでやってるんだし、左側だけ叩くとか変化があってもいいんじゃないか?山本さん指示出したりしないのかなと思って辺りを見てみましたが、どこにもおらず。さすがにそろそろ終わりやろってことで千住さんが真ん中へ出て終わりの合図を出しておしまい…かと思いきや誰かがまた叩き出して第2部みたいな展開になりました。

そこからは千住さんの提案で時計回りに順番にソロをやってみたり、ぴかちゅうドラムセットにつけてたじょうろを隣の人に回して一周させてみたりと変化があって面白かった。

結局、そこから30分くらいやったところで、メンバーみんなが山本さんはどこや〜!?と探し出し終わらせたい空気になりました。そのとき山本さんはグラサンでお客さんにまじって普通に立って観てました。千住さんが無理やりステージへ連れ出し、山本さんが合図を出して終了。「いや〜、すごかったね〜。お疲れ様でした。俺は全然疲れてないですけど」と他人事みたいな感じ。で、「アンコール?」ってみんなに聞いたら「もういい!」ってあっさり却下されてました。このやりとりが山本さんらしくて本当に可笑しかった。

全体的な感想としては、9人集まっての即興セッションだとどうしても演奏が全員の最大公約数的な内容(原始的な感じか8ビートとか)になってしまうよな〜、という感じでした。2人くらいで変拍子で訳わからん感じの応酬とかもあったらもっと楽しかったのにと思いました。あとは、生音でやってるので音のデカい人が主導権を握りがちだったのも印象的だった。客席に近いポジションだったからか、千住さんの音がやたらデカく聴こえました。逆にちょっと奥のNANIさんの音はあまり聴こえなかった気がします。これはしょうがないですが。

このイベントは毎年の恒例行事にしてほしいです。全員ドラムばっかりなのは他では体験できないし、ベアーズらしいアホなイベントでした。