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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

11.24 ROVO presents MAN DRIVE TRANCE 2014(ROVO、オオルタイチ、neco眠る、goat) /味園ユニバース

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ROVOが主催する室内型フェスティバル。大阪では4年くらい前にピエロハーバーでやって以来の久々の開催となりました。今年は仕事の都合で毎年恒例の日比谷野音に行けなかったから、そんな年に開催してくれたことがとても嬉しかったです。前のピエロハーバーもたいがい強烈な場所だったけど、今回の味園ユニバースもたいがい強烈。出演者のメンツも申し分なし(ちょっと定番すぎる気もしますが…)で、とても楽しみにして来ました。
 
ギリギリまで寝ていた自分は、寝起きで電車に飛び乗って会場まで。会場2分前に到着し、タバコでも吸うかと前のコンビニ行ったら出演者様がいっぱいいてビビった…。それから程なくして入場。全日本赤犬歌謡祭と映画「味園ユニバース」のポスターがこれでもか!ってくらい貼りまくられていて、大阪らしい空気を感じたりしながら中へ。フロア横の椅子スペースに腰掛け、ケバケバしい照明の先に広がるステージを観たりお酒を頼んだりしながら開演待ちです。
 

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開演時間がら40分くらい過ぎても場内のお客さんはまばらで、かなり不安になりましたが、時間になればかなりの盛況具合で一安心。このギリギリまで集まらない感じは大阪独特なんでしょうか。
 
 
 
goat
演奏された曲は「New Games」、「ON FIRE」、「Std」だったかな。基本、照明は裸電球1つ。ド派手なユニバースに広がっていくピリピリとした緊張感がたまらない演奏でした。ほぼ音階というものが存在せず、ミュート音とドラムのリズムで曲が成立しているのは何度聴いても凄いと思います。聴く角度を変えると前衛的だったり、ダンスミュージックとしても捉えられる独特の音楽性にはいつも関心させられっぱなし。
 
ちょっと音が籠っていた感じなのは残念だったけど、ユニバースの異様さとgoatの異様さが他にはない混沌とした空気感を作り出していて最高でした。
 
 
 
 
 
neco眠る
たぶん、昨年のSIFCで観て以来だから1年数ヶ月振り。まずは伊藤さん単独でベースフレーズから他のメンバーも出てきて1曲目の「お茶」へ。徐々に楽器が増えてドンッと盛り上がっていく展開はいいですね。演奏された曲は最初に新曲3曲、「Sun City's Girl」、「DASI CULTURE」、新曲「プール後の授業」、「ENGAWA DE DANCEHALL」やったかな。
 
さっきとはうってかわって、ユニバースのケバケバしい照明が全面に押し出され、ド派手なステージ。人懐こくて、ちょっと泣きそうになるメロディーと思わず踊り出してしまうようなリズムにフロアでは笑顔で踊っているお客さんで溢れていました。当然、自分も身体が勝手に動き出していました。
 
久しぶりに観た印象としては、数年前にあったバンドの周りの異様な盛り上がりが落ち着いて、一皮むけたような感じがありました。わいわい騒ぐだけじゃなくて、音を楽しみながら踊るような、そんな雰囲気で溢れていたのがとてもよかったです。この辺はライブ活動を休止していたのがとてもいい感じで出たんじゃないかなと思います。音に包容力みたいのを感じて、大人のバンドになったな〜、と感じました。曲のテーマとかは今まで通りで学生みたいなところもよいです。
 
あと、今回のライブを観ていてギターの2人のカラーがくっきりしていたのが印象的でした。前は正直、栗原ペダルさんのギターの必要性を感じなかったんですが、今回は色分けがきっちりされていて、面白かったです。ワーミーでみゅい〜んってさせるの凄い楽しい。
 
 
 
 
 

オオルタイチ

疲れもあって、フロア横の椅子から座って観ていました。が、この人のライブはそうはさせてくれない。気がついたら椅子の側でリズムに乗ってました。音の粒子ひとつひとつが身体を刺激するみたいで、本能的に踊ってしまう。カラフルで暖かい音なので、大音量でも苦にならずに楽しめるんですよね。
 
休憩する予定がさっぱり休めず。でも全然それでよかったです。
 
 
 
 
 

ROVO

延々飲み過ぎたお酒の反動もあって、最初は後ろで観ていました。何の曲をやったとか、メンバーがどうだったとかは一切覚えていません。勝井さんのバイオリンの音色が、鉄壁のリズムが自分の酔いと溶け合って完全に違う世界に連れていかれていました。身体は踊り、目の前には巨大な鳥が宇宙空間を優雅に飛び回っている…そんな映像がずっと見えてた。
 
最初は後ろで観ていたはずなんだけど、気がつけば前列にいて訳も分からずやっぱり踊っていました。本編が終わってやっと意識を取り戻した感じかな。なんでROVOのライブってこんな次元までいってしまうのだろうか。
 
 
 
 
 
ライブが終わり、ほぼ放心状態でボーッとしてました。気がついたら半分以上お客さんが帰っていて、撤収ぎみだったので退散。neco眠るの新譜を森さんから買って退散。そのまま家に帰るまでずっとフワフワした気持ちでいました…。
 
前回からちょっと間が開いてしまったMDTだったけど、また毎年開催してくれるといいな〜。