開場時間にはかなりの列ができていて、やっぱりこのメンツは人気があるんだな〜、と再確認。フロアの前方はお客さんで埋め尽くされていて、ドリンク買うのもけっこう苦労しました。
ミツメ
春くらいにシャングリラで観て以来です。本当に陶酔感あるポップスで、意識がどんどんあっちの世界へと持っていかれる…。ステージを観ながら、水彩画のような淡い色使いの音像が見えてきて気持ちよすぎてちょっと泣きそうでした。シンセベースや打ち込み音源を使った少しエレクトロな方向へ寄っていっているのも納得。でも、バンド感は損なわれないくらいの程よいバランスで、観ていて飽きないところもさすがです。
トリプルファイヤー
前々から名前はよく目にしていて、気になっていた存在のひとつ。「だらしない54-71」というフレーズにも惹かれました。
ステージ左側でずっと右向きながら黙々と弾くベース。淡々としたドラムに単音メインで、ときおり不協和音みたいな和音を重ねるギター。歌っているのか語っているのかわかならいボーカル。歌詞もよくわからない。ずっと65%くらいの中途半端なテンションで続く演奏。それぞれ単体で聴くとおかしいんだけど、全体で聴くと…やっぱりおかしい。でも、クセになるいびつさとおかしさ。これはヤバイです。
50分くらいの長めの演奏で犯されたのか、ライブ後もずっと音が頭の中で回っていました。
スカート
何回目だろうか。このポップセンスとワクワクする高揚感にいつもやられてしまいます。
澤部さんの本当に楽しそうな表情。お客さんの反応がダイレクトに演奏へと反映されているようなステージ。それを客席が受けて返す…。そんないいやり取りがされていたように思いました。CDで聴いていると、綺麗にまとまったサウンドで楽しませてくれるのですが、ライブではとてもアグレッシブでいい意味で荒くなる演奏がまた好き。こうやって全然違った顔を見せるバンドもけっこう珍しい気がします。
1.月光密造の夜 2.ストーリー 3.すみか 4.さかさまとガラクタ 5.回想 6.都市の呪文 7.おばけのピアノ 8.ワルツが聞こえる 9.ともす灯やどす灯 10.返信 11.サイダーの庭 12.花百景 13.セブンスター 14.シリウス 次は9.28カルテットでシェルター!
— 澤部わたる子 (@skirt_oh_skirt) 2014, 9月 21
澤部さんのツイートより。セットリストも最高で、聴きたい曲がすべて聴けた印象。観れば観るほど魅力的なバンドになっていくな〜。途中で弦が切れるトラブルも楽しいハプニングに変わっていたり、お客さんも含めて楽しい空気が生まれていたところが本当に素晴らしかったです。
自分ははっちゃけている澤部さんの横で地味にピアノを弾いている佐藤優介さんを観るのが好きなんですが、そちらも楽しませてもらいました。なんだかわからないけれど、すっごい気になる方なんですよね。