世界最速のジプシーブラスバンド「ファンファーレ・チォカリーア」の3枚目のアルバム。
大人数、速い、ブラスバンドと僕の大好きキーワードが3つもあった紹介を見て買ってみました。最初のほうは全然速くなくて「アレッ?」っと思いましたが、「Dust Road」あたりでスタッカートを使った2トーンのリズムで「買ってよかった!」になりました。で、強烈だったのが「Banatzeana」。クラリネット(たぶん)がかなりのスピードなのに16分でこれでもか!ってくらい音が詰め込まれてるフレーズにびっくりしてたら、そのフレーズを高音楽器みんなでユニゾンしちゃってました。
そんなすごいテクニックを持ってるんだけど、テクニック一辺倒にならず、あくまで楽曲重視なのがよかたです。なかでも一番よかったのが最後の「Bubamara [Main Version]」。メロディーが2、3日頭から離れませんでした。
あと、日本版では19トラック目に彼らのドキュメンタリー映画のシーンの一部が収録されていて、これがおもしろかった。普通のおっさんが渋谷の街で演奏、周りが熱狂しながら踊ってる様子がなんともいえなかった。