キーボードの白井さんが抜け、4人になったこともあり、「バームクーヘン」みたいなシンプルなバンドサウンドのアルバムになるのかと予想していました。
が、全然違いました。キーボードやテルミンなどいろいろな楽器が使われ、とてもカラフルなアルバムでした。聴いた瞬間に衝撃が走る感じではなく、聴き込むうちによさがわかってくるスルメなアルバムです。
個人的に良かったのは「夜の背」、「ブラジル」、「スパイダー・ホップ」、「ザリガニ」あたり。最近のハイロウズの音源はバリバリのロックな曲よりメロディーを聴かせるようなタイプの曲の方が好きです。特に「夜の背」のコーラスはよかった。