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行ったライブのレポなどが書かれていると思います

12.23 SHOCK CITY!!!!!!! /PINE BROOKLYN

お昼間に難波で渚にてを観てから、そのまま大阪からすぐ近くの福島で行われたこのイベントに行ってきました。

福島駅に早く着いたから、ちょっと寄り道してHOOK UP RECORDSへ。少し前にたまたまYouTubeで見つけて病みつきになっているバンド「ZZZ's」のCDを買いに行くためです。これは無事買えました。お店で在庫見つけたときに心躍ったわ〜!そんなことをしながら、一緒に行く友だちと落ち合い、会場へ向かいました。初めての場所だったけど、全然迷うことなく行けた。

会場のPINE BROOKLYNは3階建ての建物で、普段はワークショップや展示会などで使用されているスペースのようです。2Fで受付を済ませ、近くのドアの向こうではThe Floating Guitar BOrchestra Of BOREDOMSの山のような機材が床に並んでいました。とりあえず、全体を見て回ろうということで、3Fへ。3Fのドアを開けると、テラスのようなスペースがありました。春ならば最高に気持ちいい空間でしょう。しかし今は真冬、気持ちよさはカケラもなく、とにかく寒かった。そんな空間の先にあるバーカウンターでとりあえずのビール。そしてすぐ横のスペースでゆったりと過ごす。ここは暖房も効いていてあったかかったです。

休憩も終わり、2Fのライブスペースへ。先ほどのThe Floating Guitar BOrchestra Of BOREDOMSの機材から逆を向くと、そこにはOOIOO with Gamelanの機材がセットされていました。全員が中央に向かって座りながら演奏するBOREDOMSスタイル。きゅっとつまった機材の並びがとても綺麗で興奮せざるを得ない。

そのときかかっていたYA△MAさんの選曲は、OOIOOを意識してなのか、トライバルなリズムの曲が多かった気がします。そして、OOIOOの開演時間の少し前に増子さんが出てきて機材の準備をしていました。BOREDOMS関係では増子さんが準備されることが多いですね。


OOIOO with Gamelan

ほぼ時間通りにメンバーが登場。円形になっている木の椅子にメンバーが座り、その中央でゲストプレイヤーであるガムラン走者、濱元智行さんと川村亘平斎さんが演奏するスタイル。まずはガムランのお2人のリズムから。そこにOOIOOのメンバーの音が重ねられていく。

やった曲は一番新しいアルバム『ARMONICO HEWA』からの曲が中心。途中で変なMCが入り流れが断ち切られることもなくライブは進行してく。独特のプリミティブなリズムやフレーズ、Yoshimiさんを中心に独自言語の歌声やコーラスによるOOIOOの世界が広がっていってどんどん入り込んでいく。自分はドラムのAlさんのすぐ後ろにいたためか、ドラムの音が大きく聴こえたんだけど、これもよかった。このバンドの要はやっぱりドラムだと思うから。

そんな感じでぶっ通しで続いていたライブだったけど、途中『UDA HAH』だったかな、演奏バランスが崩れてしまう場面も。無理やり体制を立て直していて、ちょっとだけ微笑ましくありました。また、機材トラブルかYoshimiさんのキーボードの音が出なくなり他のメンバーに「何か喋って〜!」とおねだりするも「無理〜♪」と断られる場面があったりで、それまでのビシッとキマッた演奏とは正反対のゆるい瞬間もよかったです。

ライブは約1時間。ガムランとのコラボレーションはOOIOOの音との違和感が全くなく、みごとに溶け合っていました。そして、OOIOOのサウンドをより素晴らしいものにしていました。中央を向きながら演奏するこのスタイルでは、メンバー間のアイコンタクトの様子なんかも一望できて、そういう意味からでもライブを楽しむことができました。

トライバルなリズムとミニマルなフレーズのギター、そこに独自言語の歌をとコーラス。これらの要素を頭で考えるのではなくて、自然に体が動いてくるような楽しくて気持ちいいポップな音に仕上げるOOIOOサウンド。特に近年のOOIOOは実験的な要素もありつつもポップで聴きやすく仕上がっているので、とても好きです。

今後もこの方向性でもう少しでもかまわないから続けて欲しいです。できれば、OOIOO with Gamelanでも1枚出して欲しい。


大興奮の演奏が終わり、フロア奥のスペースの扉が開く。ビュッフェスタイルのお食事タイムと、その端でSAICOBABAの演奏が始まる。


■SAICOBABA
最初はU-zhaanヨシダダイキチさんの2人で演奏。途中からYoshimiさんが参加されてました。ダイキチさんのシタールの音が気持ちいいです。残念なのは、ご飯を取りに行ったら、ものすごい人、人、人で身動きとれなくなってしまったこと。ライブの様子を観ることもできず、BGMのようになっていた。

やっとの思いでメンバーのところに戻ってきてライブを観るモードに。このとき既に後半に差し掛かっていて、ダイキチさんのシタール速弾きで大いに盛り上がってました。この速弾きは本当にすごかった。Yoshimiさんも笑顔で「もう1回!」とおねだりしてました。「いやいや〜」としながらも、もう一度やってくれるダイキチさんに萌える。そのときのU-zhaanタブラも地味に素晴らしかったと言えましょう。

すぐ後ろにはきゅうきゅうの人がいて、落ち着かないところで観ていたので、もうちょっとゆったり観れたらよかったのにと思いました。

その後はEYEさんのDJを聴きながら会場をウロウロしたかったけど、あまりの人だったんで、奥のスペースでU-zhaanがマッサージされる様子などを見ていました。


■The Floating Guitar Borchestra Of BOREDOMS
メンバーは増子さん含みで13人くらいかな。ギターとベースのみで、少しずつ音が重ねられ、増子さんの指揮で展開が変わっていくのが面白い。特に全員でジャーンと全音符で音を鳴らす瞬間が快感でした。様々な成分を含んだギターサウンドが厚い層となって耳に飛び込んでくる。この音を聴くだけでもこのバンドを観る価値はあるかもしれません。

ずっと立って観てたんだけど、リズム楽器がないアンビエントなサウンドで、なんどもオチそうになってしまいました。これはゆっくり座って観たいです。

この時点で22時を過ぎていたので、帰ることにしました。


ライブやDJはどの出演者もとてもよかったです。特にOOIOO with Gamelanは今まで聴いたことないような独自のサウンドを奏でていて本当に素晴らしかった。けど、イベント全体としては何かしこりの残るものとなってしまいました。原因はまちがいなく人の入れすぎ。どこに行ってもぎゅうぎゅうで、移動するのが嫌になるくらいだった。ビュッフェのときが一番ひどくて、テーブルの前で食べている人がいるから後ろの人は取れないし、テーブルとテーブルの間隔が狭くて、移動しようにも移動できない状況。量も十分とは言えなくて、大半の人は諦めていたと思う。自分もなんとか最初に少し取ったくらいで、あとは諦めました。

人を散らす工夫や導線をしっかり確保できていればよかったのかもしれないけど、そうでなかったから一気に人が押し寄せてきてキャパオーバーになってしまう。イベントって難しいな〜と思ってしまった。進行とか遅れたりすることなく、すごくよかっただけに…ね。