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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

7.1 クラムボン2011 ドコガイイデスカツアー /京都元立誠小学校

ツアーが発表されたときに「絶対行きたい!」と興奮したけど、平日だから泣く泣く諦めてました。最近の仕事状況から行けそうだと思ったけど、前売り売り切れだったし、ダメかなぁと思いながら会場行ってみました。そしたら当日券の発売があるってことで心は小躍り。無事、観ることができました。

3月に石橋英子さん、山本精一さんを観た体育館でやると思い込んでたけど、閉まってました。よく見てみたら3階にある和室のようなところであるみたいで、中に入ったら畳の上に座布団が敷いてある。当日の人は畳空間の後ろで立ち見だったんで、バランスよく音を聴くためにPAさんの後ろに立って観ました。

この場所、小学校というよりは旅館の大広間みたいな空間で、ホントにここでライブがあるなんて思えない空間だった。キャパはたぶん200人前後くらいかな。当日の立ち見でもメンバー全然見えた。その広間のちょっとした舞台にドラムセットとベース、キーボードがセッティングされていて、モニターはほとんどなし。当然、スピーカーもライブハウスにあるようなものじゃなくて、学園祭とかで使ってそうなもの。照明も白熱電球のみで、ずっとつけっぱなし。この特別な空間だけで来た甲斐あったと心から思えた。

定刻15分くらい過ぎてメンバーが登場。始まる〜ってときに郁子さんが「楽譜忘れた」っていう衝撃発言。それでも「やっちゃうか」って感じでゆるく始まりました。そこからは終始ゆるく、メンバーも笑顔が絶えずにほんとに楽しい時間だった。本編中盤の『はなればなれ』、『バイタルサイン』、『KANADE DANCE』の流れは素晴らしかった。歩くだけでギシギシ鳴る床だったから、抜けるかと思ったけど。

木造校舎のというあまりないところでのライブで、普通のライブハウスではないような音の伝わり方をしていてとても新鮮だった。ミトさんも「畳がいい具合に音を吸っていい音」というようなことを言ってたし、ほんとにその通りだと思った。アンコールで聴いた『便箋歌』はもうね、忘れられないくらいによかったです。

去年ライブ行ったときに言ってた会場募集の企画をこうやってカタチにして実行してしまうのはほんとに凄いと思う。今回のライブを観て、他の場所でも「こんなところでやるの!?」っていう驚きと「ライブハウスとは違った特別感」をあげられるこのツアーはすごくいいな〜と思いました。曲ももちろんだけど、自前の機材でこうやっていろんなところでライブをする姿勢がほんまに大好きです。来月は神戸布引ハーブ園でもあるみたいだけど、これも特別なライブになるんやろな〜。