少し前から自転車通勤をしていて、片道30分ちょいかけて通っているのです。仕事が早く終わって帰り道の途中だったのでふらりと寄ってみました。ウーララは駅から少し歩くので、電車だと足が遠のいてしまうのですね。
さっくり当日で入って開演待ち、ほとんど関係者っぽくてどうしようかと思いながら隅っこでビール飲んでました。最終的にはそんなでもなくなりましたが。
宇宙三輪車
結構前に一度観たことがある。前回はギターボーカルとドラムだったと思うんだけど、ギターが1人増えてました。
とにかく音がバカでかくて、最初耳が潰れるかと思った。パフォーマンスも派手に動きまくっていて強烈。荒削りなパンクを主体にしながらも、ロックンロールちっくなフレーズも見え隠れして、勢いだけではないサウンドも印象的でした。モニターに置いていた三輪車が実はテルミンひっつけてあって、そいつを振り回して音を出していたのは笑いました。
ばけばけばー
今回の出演者の中では一番「普通のバンド」っぽかったけど、なんか全然普通じゃない。ハードな展開や、やたらとノリノリな展開など、幅広い楽曲がありましたが、どこか音もフレーズもかなりストレンジ。全体の音もペラペラしていて独特。やたらハイテンションなギターボーカルさんもいい意味でイッちゃってる感じがしました。
変なんだけど、どうにも耳に残る不思議なバンドだった。こういうバンドは京都ならではって感じがします。んで、ベースの女性の佇まいがセクシーでした。また観たいな。
絶対
ボーカル、ドラム、ギターの3人。佇まいからコテコテのロックンロールかなと思ったけど、案外そんなこともなくて、どちらかと言えばパンクに近いところも多かったです。ボーカルのおっちゃんがよかったな。いかにも…な衣装にところどころ叩き付けるような歌い方で、引き込まれていきました。ドラムの小柄な女性とは思えないくらいハードな音で素晴らしかったです。
ふつうのしあわせ
ギターボーカル、ドラム、ベースというふつうの3人編成。ベースがモズライトでカッコいいな〜と眺めていたり。
音は全然普通じゃなくて、めまぐるしく変わる曲展開にいきなり入るブレイク、そんな感じのショートチューン連発で息つく間もなく終わってしまった感じ。面白いバンドでした。
オシリペンペンズ
2月以来だから4ヶ月ぶりくらい。セッティング中から「やるかーっ!」とモタコさんは相変わらずのテンションでした。そのままの流れでライブは始まりました。まずは「時は来た」で、いきなりビールをかぶったり、マイクをおでこにぶつけたり、前方の机の上やバーカウンターに乗って歌うモタコさん。やっぱり楽しいです。
次にやった新曲(?)はなんだかコミカルなリズムとメロディーが印象的でした。合間にキララさんのコーラスが入る謎な瞬間もあって、最近のオシリペンペンズっぽいい曲。これはまた聴きたいですね。そこから先も最近の曲や新曲が多かった印象があります。迎さんが抜けてから感じた違和感もだいぶなくなってきて、新しいオシリペンペンズとして観れるようになってきました。
今のペンペンズは昔、初めて観たときに感じたフラストレーションをぶちまげるような怖さの要素が薄れてきて(それでも他のバンドと比べたら怖いかもやけど…)、元々あったものだけど、だんだんと落語や漫才っぽいバンドになってきているのが面白いです。モタコさんのMCや他のメンバーの反応が観ていて本当に面白い。今年で結成15年らしいけど、長くやっていくうちに他には全くない独特なバンドになってるよな〜と感じました。
大好きなバンドのひとつなんで、これからもずっと観続けたいと思います。
新作のジャケットも素晴らしい。これがオシリペンペンズってバンドをよく表しているような気がします。