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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

11.3 おとぼけビ~バ~、タニユウキとチームアブラヤ(from 岡山)、バイセーシ、THEロック大臣ズ /難波ベアーズ

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昨年7月にベースの西川ちが脱退し、新しいベースにひろたさん(夜、泳ぐ。でも活動中)を迎えてのライブ2本目。先月行われた復活ライブもよかったですが、前回は一応オープニングアクトってことでの参加だったので、きっちり1アクトとして登場するのは久しぶりのことでしょうか。
 
いつも自分が行くときのベアーズとは違った客層のような気がしたから、早めにと思って開場時間ぴったりに到着。そしたら、3人くらいしかおらんかった&開演時間までほとんど人は増えなかったといういつものベアーズでした。ある意味安心しました。で、10分推押しくらいでライブスタートです。
 
 

THEロック大臣ズ

名前はところどころで観ていたけど、ライブを観るのは初めてです。ステージ上の機材がほとんどなく、アンプ直か歪みエフェクター1つかましたくらいのとてもシンプルなセット。
 
音もとてもシンプルでストレートなパンクロック。1曲目の歌い出しからグイッと引き寄せるようなキャッチーさがありました。そんなキャッチーさとは裏腹にパフォーマンスはめちゃくちゃ。ボーカルさんは1曲ごとにマイクのつなぎ目がはずれ、ベース、ギターのコーラスマイクを奪って歌っていたり。モニターに乗ればそのモニターが倒れそうになるわで、わちゃわちゃした感じがとてもよかったです。
 
前半はパンク要素が強かったですが、中盤に情緒的な楽曲も組み込まれていて、パンク一辺倒でないところもよかったです。
 
 
 
 
 

タニユウキとチームアブラヤ

完全に初見。こちらもパンク要素がけっこう入っているロックという感じ。先ほどよりは歌ものとしての割合が多い気がしました。ストレートな思いを歌に乗せて演奏するようなバンドを観るのは本当に久しぶりで、久々に若い頃を思い出してみたりと、ちょっと感傷に浸ったりしてました。
 
 
 

バイセーシ

やっぱし初めて。名前はよく目にしていました。
 
セッティングで出てくる怖そうなおじさん。見た目からはどんな音楽になるのか全く想像つきませんでした。「ハードコアだったらしんどいかもな〜」と思ったりしたんですが、思いのほかストレートなパンクロックでございました。
 
曲自体にそこまでフックは感じられなかったのが正直な印象なんですが、ボーカルの病気マサノリさんのどこか憎めないキャラがいい味出していて、バンドとしては他にはない個性を放っていました。MCでのCMコーナーでテンパるマサノリさんが最高に可笑しくて最高に笑いました。
 
笑顔で楽しそうにステージを観ているお客さんの姿からもいろんな人に愛されるバンドといった感じなんだろうなと思いました。楽しかったです。
 
 
 
 
 

おとぼけビ〜バ〜

復活後2度目のライブ。セッティングが終わって、SEなしでそのままライブスタートでした。
 
ライブは定番の「おとぼけビ~バ~のテ~マ」からスタート。ギターを搔き鳴らす出だしからイントロのリフ、歌い出しで一気に加速して行く感じはオープニングにぴったりで、いきなり盛り上がれました。そのまま畳み掛けるように「ぶりっこ撲滅」へ。さらに次の曲へ行くか…と思いきや、リードギターよよよしえさんが何か忘れたみたいで「しばしご歓談を!」タイム。あっこりんりんさんがMCで喋りだしてる…その途中くらいで戻ってきて演奏再開でした。そのマイペースっぷりに思わず吹き出してしもうた。
 
んで、「さわらんといて」でぶっ飛ばした後で演奏された「ビ~バ~につれてって」がよかったです。曲の前半はサイケチックでドロドロとしていて、後半になるにつれてサイケの裏に隠れていたパンクが飛び出してくる感じ。この曲ってこんなに表情豊かだったっけかとびっくりしました。
 
次に演奏されたのは新曲「あきまへんか」。この曲は去年にあっこりんりんソロのときに聴いたことがある曲でした。初めて聴いたときにバンドでやってくれたら絶対映えると密かに思っていたので、嬉しかったです。1分台のショートパンクだけど、メロディーがキャッチーだし、キメが面白くてすっごい頭にこびりつく。
 
ライブも後半で、「あなたがフォーリン・ラブしたのはわたしがきらいな女の子」、「愛されルーレット」、「ウルトラミラクルス~パ~サイヤサイケフェスティバル」でおしまい。客席乱入もあったりでとにかく楽しい。
 
この後半パートでは「愛されルーレット」がよかったな。この曲のリフはめちゃめちゃ好き。休符の入り方がツボです。本編最後の「ウルトラ…」は問答無用で盛り上がるしかない曲だと思うし、実際めちゃくちゃ盛り上がりました。そして、アンコールは「すきすきダーリン」でした。全編で30分くらい?短い時間だったけど、濃密な時間でございました。
 
このバンドってめちゃめちゃキャッチーなリフが聴きやすくて本当に好き。照れ隠しみたいな歌詞も面白いし、メンバーそれぞれの個性も立っている。ギタリスト2人のでっかいギターの音、ぽっぷさんの全身使ったドラム(ライブ終わりでスティックを一気に振り下ろすところなんかは特に)、新ベースのひろたさんもバンドにとても馴染んでいました(個人的にはサンダーバードをブリンブリン弾きこなしていて、それだけで最高でした)。
 
 

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今のメンバーの動画がないみたいなんで、動画リンクはなしで。
 
出演者のほとんどがシンプルでストレートな音楽だったイベントって久しぶりだったんで、新鮮で楽しい夜になりました。