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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

9.7 Geidai Kawaii Live!!!!!(杏窪彌(アンアミン)、愛☆まどんな、ホナガヨウコ企画) /東京藝術大学

いつだったか、アンアミンのTwitterでこのイベントの存在を知って、「土曜だしちょっと行ってみるか」と行ってみました。初めはそれ以外予定がなくて、適当に時間を過ごして京都に帰るつもりでした。が、同じ日に渋谷で八十八ヶ所巡礼のワンマンがあることを知り、ハシゴしてみようとチケットを取りました。さらに、深夜に代官山でclub snoozerがあるってことでそちらも行くことにしまして、思いがけずきゅうきゅうのスケジュールになったのでした。

まずは1本目のイベント。上野の駅を降りて広がる上野公園。当日は晴れていたこともあって、学園祭に来た人はもちろん、休日を過ごしに来た人もたくさん。でも、がちゃがちゃした感じは全然なくて、穏やかで優しい時間が流れてました。上野公園は動物園も美術館や科学館もあって楽しそうだし、ゆったりしたロケーションも最高で、また1日ゆっくり過ごしたいなと思いました。


可愛いのかよくわからんパンダカフェ(行ってはいない)。


そんな上野公園を抜けて、東京藝術大学へ。こちらはごちゃごちゃしてて、活気に溢れたお祭りムード。とりあえず、会場を探し、お酒も売っていたので飲みながらうろうろしていました。そうこうしているうちにイベントがスタート。お目当て2組を簡単にレポです。


ホナガヨウコ企画
ぜんざの東京塩麹(Kawaii編成)のさわやかな秋風のような演奏があり、ステージ後方にピアノとドラムセットが準備されました。

演目のタイトルは「スポーツバンドと音楽パーク」。ホナガヨウコ企画を観るのは初めてで、どんな感じなのか全然イメージできず。今回、ホナガさんがはずっとピアノを演奏されていて、ダンサーのイメージしかなかったから意外でした。くちドラムのリズムをループさせ、男女2人ずつダンサーさんが順番に登場。そこからホナガさんのピアノと高山幸男さんのドラムが加わり、パーッと爽やかな音の世界が広がっていきました。その後はピアノだけの瞬間があったり、いろいろ展開がありました。音が跳ねていて、生き生きしていたのが印象的。

大体20分くらいの演目だったんだけど、躍動感あるダンスとダンサーさんの生き生きとした表情がよかったです。ステージ存分に使って、ときには演奏者さんにも絡んだりもしながら本当に楽しそうだった。演奏にダンスが加わっただけ、とかダンスパフォーマンスに生演奏が付いている…というようなものではなくて、どちらが欠けてもダメな演奏とダンスでひとつの表現として完成したものなんだというのがとても印象に残っています。全体通してひとつのストーリーのようで、「こんな表現があったんだ!」と感動しました。

是非また観たいです。


その後、愛☆まどんなさんとホナガヨウコさん、MINさんのトークショーがありました。愛☆まどんなさんがけっこう喋りまくりで、ホナガさんはほっこり、MINさんはほとんど喋らず、喋ったとしても司会のお兄さんに耳打ちという感じなちょっとアンニュイな雰囲気を出していて、それぞれのバランスが面白かったです。


■杏窪彌(アンアミン)
まずはMINさんがひとりで出てきて「歴史 De Dance」をオケに合わせて振り付けしながら歌うスタート。途中でお面をつけた他のメンバーも出てきて踊っていました。

そかから始まったのは「チャイナタウン抗争、恋愛沙汰」。どれだけこの曲が聴けるのを待ったことか。イントロの中華風なフレーズに裏打ちのリズムでいきなりノリノリになりました。続いて演奏された新曲はさっきのそれよりも歌謡曲の色が濃いんだけど、やっぱりノリノリでした。翔さんのコーラスもよかった。自分はこういう歌謡曲っぽいメロディーラインが好きなんだと改めて感じました。

その後MINさんのMCがあったんだけど、MINさんの台湾語をドラムの幹さんが通訳していたのに笑いました。次の「ひみつのみつ」では、今まで翔さんがされていたイントロの鉄琴をPCのオケに変えてました。入りを失敗してやり直したりしていましたが、こうやっていろいろ試す様子がこのバンドがまだまだ進化している途中なんかなとか思ったりしました。PCのオケは後半の「夏天(しゃーてん)」でも使われていて、この曲に艶っぽさが加わり、曲の魅力がさらに広がった気がしました。ここで本編(?)は終了。そして、やっぱりというか待ってましたという感じか、ホナガヨウコ企画の皆さんとアンアミンでのコラボ企画で「トムヤムクンに片想い中」のパフォーマンス。翔さんもドラムを叩いてよりリズムが強調された演奏に、ダンサーの皆さんのパフォーマンスが加わることで、観ているこちらも思わずリズムを取ってしまいました。

最後の最後は、やっぱりこれがないと終われないということで、ホナガヨウコさんのダンスが加わった「ジャイアントパンダにのってみたい。」です。可愛いんだけど、躍動感に満ちたホナガさんのダンスに「ジャイアントパンダにのってみたい〜♪」と歌うMINさんの歌声に思わず笑顔になってしまう。振り付けを真似るお客さんもたくさんいて、楽しい雰囲気でイベントは終了しました。

約半年ぶりに観れた杏窪彌(アンアミン)は絶品のメロディーセンスは相変わらずで、さらに観るたびに進化していてまた観たいと思ったし、ホナガヨウコ企画の音とダンスが融合したパフォーマンスは本当に感動的でした。どちらもまた観に行くことは確実です。