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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

10.19-20 ボロフェスタ2012 /KBSホール


この写真はしょぼっちいな。しまった!


特に意識はしてないけど、出演者がよいためについつい行っている京都のフェス。初めて行ったのが2003年だと思います。それから全部ではないけれどほぼ毎年行ってる。今年も出演者のメンツを確認して「行きたいな〜」と思って行ってきました。今年は前夜祭と1日目のみの参加です。もう1週間前で、記憶が薄れているので全体的に軽く。


【前夜祭】
職場から徒歩で15分くらいなので、仕事終わりで歩いて会場まで向かう。去年もそうだったんだけど、職場を出てからKBSホール目指して烏丸通を進んでいくと、徐々に仕事モードからプライベートモードに変わっていく感覚がして楽しい。仕事帰りにライブ行くこともあるけど、ボロフェスタ以外ではこの感覚はあんまりないです。

開演時間15分くらい前に到着して受付でリストバンドの受け取りをすませる。「とにかく酒や酒や!」とドリンクカウンターを探すも見つからず。しょうがないから中へ入るかと入ったら、建物の中、ステージ前にありました。これは気付けないっす。

定刻を少し過ぎて、主催者の1人、モグラさんの挨拶があってから初めのバンドが出てきました。


奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
やっぱりいいわ。安心して聴いていられる曲、大所帯のワクワク感。奇妙さんの歌声は表情豊かでストレートに心に響いてくる。MCのふにゃふにゃ感や演奏しているステージ上のみんなからは本当にライブを楽しんでいる様子が伝わってきて、こっちまで楽しくなってしまう。

どれが…ということはなくて、歌も演奏もパフォーマンスも全部ひっくるめて出ている多幸感は他には替えられないものがあると思いました。


■クリトリック・リス
初めて観たのは5年以上前の新世界ブリッジだったか。そのときは下ネタ全開の歌に全裸で会場走り回ったりと「好きなタイプのお笑いの人か!?」と戦慄が走ったりしました。下ネタは相変わらずやけど、ここ最近は笑いもありつつ泣かせる曲が多くなってきてる。

パフォーマンスは客席に飛び込んできたりと変わらないんだけど、野次やそれに対するスギムさんの反応に愛があっていいですね。


面影ラッキーホール
名前は知っていたけど、観るのは初めてでした。モグラさんの紹介の後でズラズラと出てくるメンバーたち。最後に出てきた全身ピンクのスーツに身を包んだおじさんはインパクト大でした。

ファンクやムード歌謡の要素のある曲に下品になりすぎないのかなりすぎなのか…な歌詞。大人なムードがむんむんでした。振り付けもとてもよかったです。

ライブが進んでいくにつれて、ボーカルのおじさんが脱ぎだして、最後はパンイチになってしまったのは「やっぱりね」という感じでした。個人的には後半にやったアッパーな曲が好みでした。


会場の外に出ると、まさに祭りの前日というようなワクワクした空気感がありました。翌日の本祭を楽しみにしながら家路へつきました。家帰ったら即寝でした…。

次の日、到着したら昼過ぎ。既にそこそこの人が集まっていて楽しげなお祭りムードがありました。


SuiseiNoboAz
動きも派手でおもしろかった。演奏も上手いし、何よりベースの音がガキガキでよかったです。


それからは中に入ったり外に出たりとうろうろしてた。地下ステージはやっぱり人が入りきらないし熱い。とにかく熱い。とか、なんとなく観に行ったクリープハイプKBSホール超満員(たぶん、初日の全アクトで一番の客数)ですごいな〜と思ったり。自分は後ろで座って音だけ聴いてました。


透明雑誌
ライブ観るのは3回目くらい。曲もストレートで、一生懸命な姿に心打たれます。最初はちょっと盛り上がりに欠けるところもあったけど、最後『透明雑誌Forever』、『性的地獄』できっちり盛り上げてました。さすがです。


■おとぼけビ〜バ〜
タイムテーブルが被ったBiSと悩みながらもこちらをとりました。

段差もないし、モニターでなんとなく客席とステージの境目があるような地下ステージ。そこで満員のお客さんできゅうきゅうになりながら観てました。こっちはこっちで雰囲気あっていいですね。熱いけど。

曲目は最近の定番曲中心だったと思う。新曲と前からのと半々くらい。演奏もやけど、なんかバンドから出てくる音に勢いがあって、観るたびによくなっているのがわかる。全体的には聴きやすいメロディーなんだけど、ちょっと毒のある歌詞とか一筋縄ではいかないところがよいです。

今回はあんまり細かいこと考えずに楽しんでました。なんで、あんまり覚えてない。


で、この後はまたしてもぶらぶらしてました。外でカレー食べたり、お酒飲んだり。地下ステージのボギーさんは面白そうだなとチラ見したり。気になっていたドレスコーズは自分的に好きな曲と嫌いな曲がはっきり分かれていて通して観たいとは思わなかった。ただ、初めて観た志磨さんは不思議な色気があって魅了される人がいるのもわかる気がしました。


KING BROTHERS
思っていたほどお客さんがいなかったのが残念でした。そんなことはおかまいなしにハイテンションな演奏で素晴らしい。『マッハクラブ』ではマーヤさんがダイブしてモーモーの準備をしているメインステージまで運ばれていった。そしてお客さんに乗って元のステージへ。何度でも思うけど、ロックの神様かなにかがとり憑いてるとしか思えない。

で、ついにはKBSホール内でもフロアライブ敢行。演奏するメンバーを取り囲むお客さん、その上をぐるぐる回るマーヤさん。当然の「西宮!」コールとでっかい会場でもいつもどおりのライブ。これでテンションが上がらない訳がない。メンバーとお客さんの熱量が渦になって会場を埋め尽くしているようでした。


モーモールルギャバン
やっと観れた!というバンド。ずっと好きだったけど、なかなか機会がなくて観れなかった。

サウンドチェックの『Hello!! Mr. Coke-High』。この段階でけっこう盛り上がる会場、それを感じ取ったのか「このままやるでー!」とそのまま本編へ。ドラムが凄くパワフルでびっくりした。歌いながらあんなに音がはっきりしたドラムはすごいと思う。あんだけ歌って、MCではやたらとハイテンションで喋ってそのまま次の曲へ。ゲイリーさん凄いっす。ベースも安定感あっていいな〜と思った。演奏はしっかりしているし聴きやすいんだけど、バンドのオーラや歌詞がヘンテコで独特の雰囲気を持ってる…自分が好きなタイプのバンドだなと再認識しました。やってくれた曲も『POP! 烏龍ハイ』、『ユキちゃん』、『ユキちゃんの遺伝子』、『いつか君に殺されても』と好きな曲が多くて嬉しかった。ずっと楽しくて時間があっという間に過ぎていった。

なんというか、アンコールが「パンティ!パンティ!」なのは凄いですな。


という感じで、最後はモーモーがもっていった今年のボロフェスタでした。多分、来年も行くと思います。

写真などはスタッフブログを見ましょう。

http://blog.livedoor.jp/borofesta2012/