先月初めて観てあまりに衝撃的だったミラーボールズのライブから約1ヵ月、どうしてもまた観たくて行きました。
会場のモダンタイムスも初めての場所。京都市役所近くなのは把握してたけど、当日朝に改めて確認するまで全然違う場所だと思ってた。RAGの入ってるビルの地下だったので、迷わずに行けました。
中に入ると、とてもレトロで素敵な場所だった。ちょっとだけオシャレして行くのによさそうな場所。ほとんどのドリンクとフードがワンコイン(500円)で、おいしそうなものが多くて迷う。さんざん迷った挙句、生ビールとカレーを頼んでしまい、全然モダンでない自分にがっくりきた。
■The Lillies
去年結成されたらしい3ピースバンド。何故かギターボーカルの女の子がセーラー服。ほんとの女子高生かは知らん。ベースとドラムのお兄ちゃんは柄シャツでありました。
曲はノスタルジックな情景が浮かんでくるようなものが多かった。レトロなフォークという感じかな。会場の雰囲気と曲がとてもマッチしていて、音と歌が場内に溶け込んでいくようだった。
まだまだ未完成な感が多いライブだったけど、とてもよかったです。
※音が悪いのが残念■ミラーボールズ
前半は忍び寄ってくるようなグルーヴがたまらなかった。中盤にやった『マーシャルが…ハウッて!』みたいな曲から『ジミー』への流れの疾走感がたまらなかった。後半のバラードが沁みた。お2人のパフォーマンスもよかった。真二さんの音に込めた感情が溢れだしてしまったような動き、ワンピースの恵子さんは間奏中に時折足を交差させる仕草があってとても華麗でした。ステージが狭くてぶつかったりすることもあってそんな2人がとても素敵だった。
今日のライブを観てたら、音と歌とパフォーマンスが全部混じり合ってのライブだよなーと思った。目で見て、耳で聴いて、足でリズムをとる振動を感じるとたまらなく嬉しい。
ミラーボールズのライブは恨みや妬みのような黒い感情、包み込むような暖かさ、どうにもならないような悲しさとかいろんな感情が自分の中でグルグル回って…でもライブが終わった瞬間に全部が昇華されて言いようのない多幸感を感じることができる。この満たされた感覚がたまならく好きだ。
大好きな『すべてのはじまり』が聴けて嬉しかった。
■NolenNiu-de-Ossi
今回の主催のお2人。スーツに帽子を被って、ビシッとキメた男性(ギター)とアコーディオンを抱えた女性。アイヌ系の音楽かいなと思って…最初はそのとおりだった。合間のトークもけっこうおもろいやんと思いながら数曲聴いてた。その後、男性はギターを三味線に持ち替え、女性もピアノに替えての演奏。ここからは今まで聴いたことないような音でとても新鮮で面白かった。
これから…ってときに「最後の曲です」ってなって、びっくり。持ち時間が短かったのが残念でした。
会場の雰囲気も含めてとてもいいイベントだった。The Lilliesは普通によかったので、帰りに物販でCD買って帰りました。