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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

怒髪天 /京都MUSE

怒髪天観るのいつぶりだろう。大学時代からずっと好きなバンドのひとつ。十三ファンダンゴでのイベントや、今は無きマザーホールであった企画とか行ってました。うちのおかんもガガガSPあたり経由でファンになっていて、人生初めておかんとライブ行ってきました。何年も時間が経ってこういう繋がり方するのは面白いですね。この日はチケットソールドアウトで、開場時間に着いたらたくさんの人がいてなんか感慨深かった。

開演時間少し過ぎたあたりでメンバー登場。ベースのシミさんは青色ヘアーがまぶしかった。ギターの上原子さんは紫のシャツでちょっと怪しい雰囲気。増子さんは白のシャツで登場とともにクシで髪型セットして臨戦態勢に。

1曲目は新譜のタイトル曲「オトナノススメ」。いきなりお客さんもばっちりな振り付けでワンマンライブっぽいノリに。次も新譜から「ヤケっぱち数え歌」に続き、もうここで個人的キラーチューン「労働CALLING」へ。この曲の詞はサラリーマンやってたら誰もが共感できるんじゃないでしょうか。ちょっと暗めのスカ歌謡な曲も大好きです。上原子さんのギターソロが映えてました。

京都ネタのMCを挟みながらどんどん次の曲へ。ここからは順番をさっぱり覚えてませんが「GREAT NUMBER」、「不惑 In Life」、「酒燃料爆進曲」はやっていたと思います。1曲1曲全力で歌いきり、お客さんの存在を確かめようとしているのか前へ手を差し出し手を握る姿がいつ見ても感動する。そんな感じで本編は1時間ほどで終了。

まだまだ聴き足りないお客さんからのアンコールに応えるべく増子さん以外のメンバーが登場。ここで何故かドラムの坂さんがボーカルをとりコブシを聴かせながら昔の歌謡曲(演歌?)を歌いだしました。さっきまであれだけ全力を出し切っていたのに、そんな感じでいいの?とズッコケそうになった。まあ、坂さんだからOKなんでしょう。後からでてきた増子さんに思いっきり駄目だしされてました。なんか坂さん、この日帽子を車に忘れたらしく、探しまわったりしたけどなかなか見つからず、灰皿かぶってやるって言ってたみたいです。本番ではちゃんと帽子かぶってましたけど、坂さんらしい話で笑えました。

そんな感じでさらに数曲演奏し、アンコール終了。お客さんもまだまだ帰る気配はなく、再度登場。今度は坂さんだけ。で、さっきの曲を1人で歌いあげ「それでは気をつけてお帰り下さい」と。これにはお客さんからの大ブーイングで「ダメ?」と聞き返し他のメンバーを呼び出しました。またしても増子さんから駄目出しをくらい、あと1曲やりますということに。増子さんが「最後は真ん中で歌おうか」ということで客席真ん中へ来て最後の曲「セバ・ナ・セバーナ」へ。この曲はなんか気持ちよく終わりを迎えて明日から頑張ろうって気になります。そんな感じですごい盛り上がりの中約1時間半のライブは終わりました。

このバンド観てると駄目な自分がくっきり見えてきてがっくりくるんですが、それもいいじゃんって元気づけられる気がして元気でてきますね。あれだけ感情剥き出しで歌う増子さんを見たら自然と心動かされてしまいます。