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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

3.21 「アバ☆フェス」(赤犬、溺れたエビの検死報告書、BALZAC、mezcolanza、and more) /味園ユニバース

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赤犬さんがライブするのかー、BALZACも気になるぞ。あ、溺れたエビの検死報告書も出る。追加でmezcolanzaですか!行くでしょう!!という流れで行くことになったこのイベント。結果、味園ユニバースというカオスな空間でアイドル、バンド、プロレスが入り乱れる非常にカオスなイベントでございました。基本、バンドのレポです。
 
mezcolanzaの出番が13時からということで、その少し前に会場へ。お客さんの入りはそこそこという感じ。ユニバースのケバケバしい照明と内装、客席後方に鎮座するプロレスのリング、前の方ではアイドルさんのライブとヲタ芸というごちゃまぜ感あふれるカオスな空間に心が踊りまくりでした。
 
そんな空間をウロウロしながらmezcolanzaの限定セットを買おうと思ったけど、しっかり売り切れで、がっくりもしながらステージ前へ。20分押しくらいでメンバーがリハーサルのために登場。その様子を見ながらライブの開始を待っていました。
 
 
mezcolanza
結成当初からずっと気になっていて、昨年シェルターで観て以来の2回目です。メンバーは成瀬心美さん(Vo)、ハジメタルさん(Key)、カトウタロウさん(Gt)、西浦謙助さん(Dr)、岡野いずみさん(Ba)の5人。個人的には、ミドリ(初期のころ)で何度かライブを観ていたハジメタルさん、相対性理論進行方向別通行区分で何度もライブを観ている西浦さんや15年くらい前に大阪で観たビークルのカトウさんが成瀬心美さんと結びつくとは、とびっくりでございました。
 
前回もかかっていたSEがかかり、お揃いの黒いTシャツで登場したメンバー。前回は可愛らしい衣装だった成瀬さんも今回はロックっぽい。後方でベースを抱える岡野さんがスタイル良すぎでびっくりした。Twitterでセトリがアップされていたので、その順番で簡単に感想でも。
 
1.相合傘
ライブのオープニングに相応しいミドル~アッポテンポ気味なポップソングでした。Aメロ、Bメロとじわじわと盛り上がり、サビで一気に爆発する展開は王道だけどやっぱり気持ちいい。お客さんの掛け声とかも含めて「ライブが始まった~!」って感じに溢れていてよかったです。あと、岡野さんのベースがめっちゃゴリゴリで笑えるくらい良かったです。
 
2.ドラマチックヒロイン
動画が公開されていたり、こないだのCDにも収録されている楽曲。ハジメタルさんのピアノの音と全体的にハネるリズムが可愛らしさとワクワク感でいっぱいで聴いてて楽しくなってきました。自分は歌詞がほとんど入ってこない人間ですが、ちょくちょく耳に入ってくるフレーズがいじらしくて好きです。
 
 
 
 
 
3.Dream Wonderland
全体的に遊園地にいるような楽し気な曲でした。楽しいんだけど、曲の中にちょくちょく寂しい感じもあって、そういうところが良かったです。観覧車やメリーゴーランド、売店なんかで感じる距離感や感情みたいのが頭に浮かびながら聴いてました。
 
4.Glory Days
ちょくちょく聴こえてくる歌詞が、次に向かっていくというような気持ちがよく表れた曲だと思いました。卒業式とかで聴いてみたい楽曲。自分がもっと若ければ、グッと前向きな気持ちになれそうです。
 
5.非恋愛シンドローム
ぐっさポップな1曲でした。ハジメさんのシンセの音や、カトウさんのギターソロの突き抜けた感じなんかが本当に良かったです。ちょっといたずら心なんかも感じたり。
 
6.シュラ!シュラ!バー!
先ほどの曲とは打って変わって、ハジメさん、カトウさんの悲し気なイントロ。そこからフラメンコ、ラテン調の曲が展開されていきました。個人的にはこういう曲調は大好物なので、ライブ中で一番テンションが上がっていたかもしれません。
 
7.リアリーラブリースケアリー
こちらも動画が公開されている曲。アップテンポで4つ打ちがむちゃくちゃ気持ちいい。西浦さんのドラムのパワフルさと疾走感が最高で、テンションが上がっていってサビでコールもできたりして、ライブの最後に爆発できる曲でした。
 
 
 
 
という感じで、ライブ全体的にはもの凄くポップでいい曲ぞろいでした。各楽曲がいろんな顔を持っているんだけど、全楽曲ポップスの魔法にかかったような感じで、聴きやすいものに仕上がっていて本当に楽しかったです。ハジメタルさんとカトウさんの楽曲のセンスと西浦さんのパワフルで疾走感あるドラム。岡野さんのベースは細い指から奏でられてると思えないくらい音が良かったです。最初にも書いたけど、なんか、ゴリゴリで、好きな音過ぎて笑ってしまいました。
 
 
まだまだこれからライブを重ねていくと音もいい具合にまとまってくるだろうし、素晴らしいバンドになりそうです。というか、早くアルバム出してほしいー!
 
 
強烈なプロレスからの赤犬。メンバーのリハーサルが終わり、いつものジングルからのスタートでした。そして、ナイトサバーズの面々、タカアキさんの登場で盛り上がるフロア!
 
まずは和田アキ子よろしく!な「リボルバー」からのスタート。ワンコーラス演奏されて「タカアキのズンドコ節」へ。キャッチー過ぎるメロディーにサビの破壊力がとんでもない楽曲。
 
そのままタカアキさんの面白ろMCから「デラノーチェ北浜」へ。ナイトサバーズが客席へお邪魔し、チークダンスを踊るこの楽曲でユニバースの場内がアダルティーな大人の社交場へと変わっていきました。自分はよく見えなかったけど、ヒデオさんとロビンさんがプロレスしたりしてたみたい。艶っぽい演奏の奥で起こる笑い…。最高です。
 
そしてタカアキさんはお色直しへ。その間、ナイトサバーズの面々ボーカルで客席を沸かせていました。その後、無駄に壮大な「アモーレ」と続き、意味不明な感動を呼び起こした後の「アンドロメダ大将軍」へ。この辺りで客席の盛り上がりもピークへ。最後の「酔わせてよ神戸」で大団円!
 
高い演奏力と恐ろしいまでの完成度のB級歌謡感にやっぱり感動させられてしまいました。時代錯誤甚だしくて一周して新鮮な感動が得られる…。そんな赤犬さんのライブはやっぱり大好きです。できるなら2時間くらい観たかった。それはまたの機会ですね。
 
今回も本当に楽しい時間が過ごせました。
 
 
 
 
 
ずっと観たいと思っていたけど、ようやく観れました。前方はこのバンド目当てと思われるお客さんが一杯でした。
 
ビジュアルからはメタル系のサウンドと思っていましたが、想像よりもずっとパンキッシュなバンドでした。長年されてるだけあって、演奏の安定感や魅せ方、音圧が本当に凄くてびっくりでした。無心になって踊り狂ってるお客さん観てると、それで感動できる。
 
ずっと「凄い!凄い!」と感激してました。ちゃんと音源を聴いて一緒に騒ぎたいバンドだと思いました。
 
 
 
 
 
公開されてたタイムテーブルから1時間以上押してて、だんだん減っていくお客さんに「ガラガラになっちゃうのかな」と不安に思ったりしてましたが、そんなことはなく、けっこうなお客さんが残ってた。
 
個人的には久しぶりのエビだったのですが、明るくトロピカルなサウンドがさらに進化しててびっくりしました。メンバーにギターがいなかったのが衝撃的でした。以前にも増してダンサブルで原始的なサウンドになっていて、何も考えずに気持ちいいリズムに身体を委ねられるのが本当に気持ちよかったです。ドラムのバスドラが光ったり、見た目にも楽しい。また、広いステージだとヲサを中心にエビたちが自由にワシャワシャと動き回れるので、伸び伸びとパフォーマンスをしているところも良かったです。定番のかっぱえびせん投下や、生け贄の儀式もやっぱり楽しい。
 
40分くらいかな、時間の関係かアンコールはなかったけど、最後の最後にめっちゃ踊れました!
 
 
 
 
 
そんな感じで延べ10時間近くとなったこのイベント。アイドル、バンド、プロレスとはちゃめちゃなごちゃ混ぜ感溢れるもので、お腹いっぱいな感じでした。アイドルのライブやヲタ芸をがっつり観る機会はあんまりなかったし、ましてやプロレスなんか初めてだったけど、すごい楽しめました。プロレスは生で観ると凄い迫力でした。身体はヘトヘトだったけど、不思議と満たされたイベントでした。