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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

9.23 Hysteric Picnic "Impersonal" Release Party(Hysteric Picnic、ANISAKIS、Count Phantom、WBSBFK) /矢場町 Spazio Rita

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シルバーウィークは下北沢インディーファンクラブに行ってたこともあって、東京でライブ三昧な日々。そんなシルバーウィークの最終日、名古屋でめちゃくちゃ面白そうなイベントがあったので、京都に帰る途中で寄ってみることにしました。
 
それまで、半オール含みで3日続けてライブ観続けてたので、当日は昼過ぎまでうだうだしてた。気がつけばギリギリ間に合うかという微妙な時間で、急いで東京発の新幹線に乗り込み名古屋まで。名古屋に着いたはいいけど、会場の場所調べてなかったこともあって、地下鉄逆方向に乗りそうになったりとわたわたしてた。けど、開場ちょっと経ったくらいでなんとか到着。
 
会場のSpazio Ritaはライブハウスではなくて、イベントスペースなんですね。ステージ、客席の垣根がなく、空間の奥の方にドラムセットやアンプが並べられていて、手前にテーブルがいくつか。ビール飲みながら開演を待ってましたが、少しずつお客さんが増えていって、かなりの盛況具合でした。場所柄なのか、オシャレな人が多かった印象がありました。外人さんもいたし。
 
 
WBSBFK
ギターボーカル、ベース、ドラムの3人。後ろに映像流しながらやってました。低め&シンプルなドラムセットが印象的でした。ちょっとリバーヴかかってキンキンしたギターにシンバルがほとんど鳴らないドラム。そのためか、終始ゾクゾクするような緊張感がありました。エフェクトでザラザラした質感のボーカルもよかったです。
 
 
 
 
 
Count Phantom
3ヶ月振りくらいかな。今日のメンツの中では少し異色のバンドとなってましたが、やっぱりかっこよかったです。1曲の中に展開が多くてトリッキーなものが多いんだけど、全体的に聴きやすいものになってるところが面白いです。ガレージ、サイケ、ときにはプログレっぽいところも顔を出すセンスのよさも凄い好き。ミズウチさんのクリーンな音とおもっきりファズかましたギター音のギャップなんかも聴いてて楽しい。イマイさんのゴリゴリでブリブリしたベースも最高でした。
 
 
 
 
 
ANISAKIS
ギターボーカル、ベース、ドラムのトリオでした。ここまで、全バンドこの編成やな。
 
背後に映像を流しながらのパフォーマンス。WBSBFK同様、リバーヴかかったキンキンしたギターが印象的でした。音の質感やメロディーがとにかく暗いものが多かったです。映像のようにモノクロで退廃的な音像がずっとこびりついていました。なんだけど、メンバーの動きとかか、どこかコミカルな面も見え隠れしていて面白かったです。意外に曲もポップだったし、暗いんだけどポップで観終わった後にすごい音が余韻として残るバンドでした。本当にめっちゃよかったです。
 
 
 
 
 
Hysteric Picnic
この日一番のお目当てと言えます。今年のフジロックルーキーステージにも出ていたバンド。Twitterで知り、サウンドクラウドで音を聴いた瞬間に惚れました。新譜はあまりに早く聴きた過ぎて、今日まで待てずに通販でお買い上げするくらいでした。
 
セッティングが終わり、1曲目は「酩酊」から。最初の音を聴いた瞬間に鳥肌立った。音の密度が全然違う。爆音で撒き散らされるノイジーなギターの音、その奥から悲しそうにも苦しそうにも聴こえてくるがなってるかのようなボーカル。音源とライブでは全然違いすぎるところもびっくりでした。あまりの緊張感と音の迫力に、けっこう呆然としながら観てました。で、後半に演奏された「ケース・スタディ」。音源では何度も聴いていたけど、こちらもライブで聴くと全然違った。この曲のリフはかっこよすぎる。MCなしで30分弱。ただただ圧倒されるばかりでした。その後、アンコールで2曲。最後の最後は「ホモセクシャル」でした。
 
 
 
 
 
連休最終日に行ったイベントは本当に強烈でした。ポストパンクやニューウェーブってあんまり通ってきてないんだけど、そちら方面にも興味が出てきた、そんな意味でも楽しいイベントでした。