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行ったライブのレポなどが書かれていると思います

8.15 植村昌弘+ナスノミツル+今堀恒雄 /千駄木Bar Isshee

ライブ 千駄木Bar Isshee 植村昌弘 ナスノミツル 今堀恒雄

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この日2本目のライブ。新宿から千駄木へと移ります。植村昌弘さん(Dr)、ナスノミツルさん(Ba)、今堀恒雄さん(Gt)のトリオを観に。電車で来ましたが見事出口を間違えてしまい、千駄木の街を彷徨ったりしながらもなんとか到着でした。お盆というのにかなりの盛況具合で、椅子席はすべて埋まっていました。その後もお客さんはやってきて、座りきれずに立ち見となった方も。
 
定刻となり、外に出ていた植村さんと今堀さんがお店に戻られました。立ち見の方もいるというのを聞いた植村さんが「椅子ないのかな」店主Isheeさん「もうないかな…。ナスノさんが座るかどうか…」植村さん「立って演奏させます」というやり取りを経て、ナスノさんは立って演奏させられることになりました(笑)
 
で、ナスノさんも戻ってきて「もうやろうか」とライブスタートです。お客のこちらが拍子抜けするくらいにあっさり始まってしまいました。実は、この3人で演奏を聴いたことがあるのはナスノさんだけ。植村さんは音源では聴いたことあるけど、実際に生で演奏を聴くのは初めて。今堀さんに関しては、完全に初めてでした。
 
 
第一部
最初はナスノさん、今堀さんはドローンとした音で様子見といった感じ。植村さんはすべての太鼓が別々に鳴ってるような不思議なフレーズ。そこから、今堀さんは単音でフレーズらしきものを鳴らし始め、植村さんのドラムも少しずつそのフレーズに合わさっていく。合わさっていくとは書いたけど、異様なくらい音数の多いドラムで、手の動き観てもどうやってあの音が鳴っているのかさっぱりわかりませんでした。そのまま徐々にベースもフレーズを紡ぎだし、曲としての輪郭のようなものが見え始めました。
 
そのまま気がつけば植村さんと今堀さんの異常なくらいのスピード感と音の応酬が始まってました。特に植村さんのドラムは半端なかったです。手数とスピード、そして音の重さも申し分なくて、何をどうやったらそんなドラムが叩けるの、と。凄すぎて気がついたら笑ってました。最初の曲は30分くらい。その後、10分くらいサイケでドローンチックな曲もあって第一部終了です。ずっとステージ観ながら深緑色の音像が浮かんでいました。なんか深い森の中にいるような錯覚を覚えました。
 
 
 
第二部
休憩を挟んでの第二部はジャズロック風なセッションからスタートでした。自然に身体を揺らしてしまうような軽やかな音が印象的でした。そんな音に耳を委ねていると、今堀さんが少しずつリズミカルなフレーズへと変えていき、演奏は一気に加速していきました。その後、突き抜けきった後のようにテンポを落とし、ダビーなフレーズからファンキーなノリへと曲は姿を変えていきました。この後も、ハードロック風のフレーズや、リズムというものがなくなったようなアバンギャルドなものまで、自由自在に姿を変えていく曲に、まったく飽きも来ず、感激しっぱなしでした。45分くらい1曲で本編終了でした。こちらは様々なジャンルを駆け巡るような楽しい演奏でした。これは楽しい。
 
そして、スパンと短めでインパクト溢れるアンコールがあって、通して2時間くらいのライブは終わりました。
 
なんというか、笑うしかないくらい凄い演奏でした。出てくるフレーズの格好良さ、3人の自由自在な距離感の取り方。マイクを通さない生演奏はまさに生々しくダイレクトに音が耳に飛び込んでくる。音量も何もかもすべて自分の手許で操作しているから、凄さがより伝わってきた印象でした。
 
みんなありえないくらいの演奏でしたが、特にと言うと植村さんのドラムが凄かったです。手数が半端なかった。異様な音数のフレーズを涼しい顔して叩いていて、「何やねん、ありえん!」と思ってしまったり。今堀さんも音の表現力が凄かったな。飛び出してくるフレーズのひとつひとつがやたらとかっこ良かったです。ナスノさんは今回はそこまで目立たずにベースを支えていた印象でしたが、所々エフェクティブなフレーズがあったりでさすがでした。
 
 

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お盆の夜に、とんでもない演奏が聴けて、大満足な日でした。