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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

2.2 THE COATHANGERS JAPAN TOUR 2015(THE COATHANGERS、ギターウルフ、GEZAN、ワッツーシゾンビ) /京都メトロ

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仕事がええ感じで早く終われたので行ってきました。前日のベアーズも行ってましたが、こちらの方が圧倒的によかったので、こちらだけ。
 
開演少し前に着いたのですが、ちょっと寂しい客入り。イベントが進むにつれてお客さんも増えていたので、最終的にはそこそこの状態でした。平日だとどうしても客足は遅くなってしまいますよね。のんびりお酒を飲みながら開演を待って、ちょっと遅れくらいで最初のワッツーシゾンビのライブが始まりました。
 
 
いつものSEから「わたし keep'on ええ感じ」でスタート。ガンガン前の方に出てきてお客さんを煽るじゅげむさん、アンリさんとそれに反応するお客さんの盛り上がりがいい感じで渦巻いているフロア。仕事帰りだったので後ろで大人しく…と思っていた自分も思わず身体が反応してしまいました。
 
それからも「DOしてる?」、「基本的生活水準を引き上げる為のミュージック」と立て続けにアッパーな曲が続けられ、全然休ませてくれない。このバンドは音がどんどん迫ってくるように前に出てくるところが本当にかっこいいです。そして、メンバーの激しいパフォーマンスなんかも観ていると、身体の奥から燃え上がってくるようなものを感じて、気がつけば夢中になってしまう。
 
そして終盤、ドラムセット解体からフロアライブへと。客席中央で「THIS IS レボリューション」、トドメに「クルクルパー」と続きライブは終了。初っぱなからやり過ぎなくらいのライブを披露してくれ、最初は様子見といったお客さんも巻き込んで、場内が一気に温まったような素晴らしいパフォーマンスでした。
 
 
 
 
 
GEZAN
「School Of Fuck」から始まったライブは、狂気的な盛り上がりをみせていました。前半は「月面の爪」、「MAN 麻疹」と激しい曲を立て続けに演奏していて、限界なんて軽く突破したようなパフォーマンスでした。特に「MAN 麻疹」では、テンション上がりきったマヒトさんが客席に思いっきりダイブしてきて、そのまま後方の柱に登って歌っていたり。ここでお客さんのスイッチ入ったように暴れ回っていた。ダイブするお客さんもチラホラと。気持ちはとてもわかる。
 
前半はそんな感じで暴力的なくらい、狂気的なくらいの盛り上がりをみせていました。が、中盤から後半に差し掛かるにつれて、その奥にある哀しみや孤独感を感じさせるような展開になっていったのがすんごいよかったです。最後の「瘡蓋と爆撃機」を演奏するメンバー4人はなんだか美しかったです。ステージ観ながら泣きそうになってしまいました…。こういうところがGEZANのよさなんだなと再度感じる。
 
 
 
 
 
爆音でかっこよくて、ギターウルフは「ギターウルフ」なのだと感じるしかないライブでした。このバンドの凄さは言葉では書き表せません。誰も真似できない次元にいると思います。最高でした。
 
 
 
 
 
THE COATHANGERS
このバンドは、少し前にガレージ、モッズ系のバンドを漁っていたときに偶然引っかかって、気になっていたので、このタイミングでライブが観れる偶然にすごくびっくりしました。
 
ヒステリックに叩き付けるようなボーカルと、刃物みたいなギターの音が印象的でした。ドラムも重たいし、音の先が丸いベースもよかったです。それぞれのメンバーの演奏やコーラスが有機的に絡まっているような気がしました。曲もガレージロックを基調としながらも、ところどころサイケな質感もあったりと面白かったです。
 
40分くらいだったかな、かなり夢中で観ていました。本当にかっこよかったです。
 
 
 
 
 
終わってみれば23時前。身体はふらふらのはずなのに、気持ちが高ぶっているからそれほどしんどい感じはなかったです。そのままチャリンコで40分くらいぶっ飛ばして帰りましたが、その間もずっと興奮していて、いい余韻を引きずったまま月曜の夜は更けていきました。
 
家に帰った瞬間に疲れ果ててしまい、この週の仕事はボロボロでしたが…。それくらい楽しいイベントでした。