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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

1.17 「ノイズ新年会」(ゆるめるモ!(ようなぴ、しふぉん)+JOJO広重+ナスカ・カー・ナカヤ、SOLMANIA+ドラびでお、カラフトワーク/Anla Courtis(ex.レイノルズ)+JOJO広重、) /難波ベアーズ

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なんだかんだで毎年来ているノイズ新年会。今年で3年目くらいですが、毎年、ベアーズらしい謎で濃い組み合わせのこのイベント。今年は遂にアイドルまで登場する感じで、今までで一番カオスな組み合わせではないでしょうか。ただ、個人的にはピンとこないところもあったんだけど、毎年行ってるし、せっかくだったので行ってきました。
 
開演前はほどほどに埋まっていたお客さん。ぽつりぽつりと集まってきて、最終的には6割強くらいだったと思われます。最初にJOJO広重さんの挨拶があって、一番目のSOLMANIA+ドラびでおが始まりました。
 
 

SOLMANIA+ドラびでお

今回のSOLMANIAはお2人ともシンプルな機材での演奏。それでも各々10個以上のエフェクターが改造ギターに繋がれていましたが…。メンバーの立ち位置は両脇にSOLMANIAのお2人、ステージ中央にドラびでおさんという配置でした。
 
演奏前に徐々に炊かれていくスモークが視界を真っ白に染めていきました。前が全く見えなくなったあたりで聴こえるジャンキーでデンジャラスなノイズの轟音。もの凄い暴力的な音が自分の体力を奪っていく。同時にドラびでおさんの機材から放たれるレーザーの光はとても刺激的で暴力的。ケバケバしく変わる色彩とレーザーの立体的な光の演出はとても綺麗だった。SOLMANIは耳を、ドラびでおさんは目を、という感じで「これでもか!」ってくらいに攻めて来るステージからのエネルギーにただただひれ伏すようにライブを観ていました。
 
音量的にも視界的にもありえないような世界が広がっていました。圧巻です。
 
 
 
 
カラフトワーク
このイベントで唯一まともな(?)バンド。メンバーはそのときどきで少し変わるのかな?全員お揃いのツナギっぽい衣装だったかな。頭には鏡餅をイメージした被り物。テクノポップみたいな音なのかと予想していたんですが、そこまでテクノテクノしていなくて、ギターロック寄りだった印象。カバーでヒカシューの「モデル」やったりもしていましたが。
 
前が強烈すぎて、そこまで印象に残らなかったというのが正直なところです。嫌いではないのですが。
 
 
 
 
Anla Courtis(ex.レイノルズ)+JOJO広重
ノイズギター2人の共演だったのですが、片方のJOJO広重さんのノイズは自分の中の「ノイズ」の基本となるような音。ちょっと高音域でギラついた音は本当に好きな音です。そんなJOJO広重さんが音のベースを作った上で自由に音を作っていくAnla Courtisさんの音がとても面白かったです。途中からは、ギターを天井にぶつけていたり、床にこすりつけたりしながら演奏していて、何か取り憑かれたようなパフォーマンスに目を奪われていました。
 
全体的にちょっと呪術的なドロッとした黒いノイズで、トリップしそうになったりで楽しかったです。
 
 
 
ゆるめるモ!(ようなぴ、しふぉん)+JOJO広重+ナスカ・カー・ナカヤ
ベアーズでサイリウムの光を見たのは初めてでとても新鮮。オケに合わせてゆるめるモ!の2人が踊り、歌う。完全にバックバンドと化したおじさん2人は後方に下がって凄い楽しそうに凄いきっついノイズを被せていました。中屋さんのノイズはかなりコズミックでスペイシー。要所要所で出てくるトランス感ある音が曲に彩りを加えていました。JOJO広重さんのギターもアイドルソングと組合わさると先ほどとは打って変わってキラキラしたものに聴こえるから不思議。
 
最前列で一緒に振り付けをしながら踊ってる女の子がいたりして、ガラッと変わった客層が面白かったです。あとは、終始デレデレしながら楽しそうにしてる中屋さんの姿ね。
 
40分くらいのライブだったんだけど、思いのほか楽しかったし、「アイドルとしてステージに立つ人は人を惹き付ける何かがあるものだな〜」と思ったりしました。
 
 
 
 
 
行く前はそれほど…だったんだけど、終わってみればかなり楽しいイベントとなりました。また来年も行くのだろうな〜。