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行ったライブのレポなどが書かれていると思います

6.22 いいにおいのするNadja再来日・MOSSENEK初来日・Vampilliaレコ発TOUR(Nadja、MOSSENEK、Vampillia、bonanzas、ZZZ's) /鰻谷CONPASS


Vampilliaのライブか〜と思っていたら、bonanzasにZZZ'sが出るということで思わずチケットを買ってしまいました。

会場について、とりあえずVampilliaの新作を購入。いつも思うことですが、Vampilliaのお姉さんは何故、皆美しいのか…。ビールなどを飲みながら他のお客さんを眺めていると外人の方がけっこういました。

bonanzas

1月に観て以来でしょうか。エレクトロニクスが蓮尾さんではなく、多分だけどgoatの安藤さんだったような…。

西河さんのドラムが不穏なリズムを刻み、日野さんのミュートしたベースが炸裂音に響いてゾクゾクする。会場を満たすように広がるノイズに緊張感が高まっていきます。そして、遅れてやってきた吉田ヤスシさんは黒装束でした。顔まで隠れていて、最後まで顔が見えることはありませんでした。2本のマイクを使い、ステージ中央、ときには客席に降りてきてのヴォイスパフォーマンスに釘付けでした。

演奏された曲は「N'zue」、「gaviota」、「Lokzok」あたりのアルバムの曲に新曲が1曲くらいだったと思います。新曲はリズムがより複雑になっていて、西河さんの手の動きが半端ないことになっていました。これまでの流れからさらに音は発展している印象。この日も改めて思ったけど、bonanzasはハードコアバンドであり、ロックバンドであり、何よりダンスバンドなんだなと。西河さんのリズムの構成や刻み方と日野さんのベースのタイミング、吉田さんの声のスピード感に自然と身体が動いてしまっていて、楽しかった。アウトプットはかなり特異なことをやっていると思うけど、頭でっかちに考えたりせずに聴けてしまうのはとても面白いです。



ZZZ's

次はZZZ's。黒い衣装のメンバー3人の佇まいがかっこいい。

5〜6曲くらいだったと思いますが、硬質かつウェットなギター、ブリンブリンのベース、忍び寄ってくるようなドラムの音。ミニマルなフレーズに身体を持っていかれながら、ときおりサイケな要素もあり、全体的には真っ黒な音にゾクゾクさせられる。以前に観たときよりもさらに深化していたように思いました。



Vampillia

この日は9人での演奏。吉田達也さんと竜巻太郎さんのツインドラムがステージ後方に鎮座されている。この日は真部さんは参加されておらず、別のギターがいました。見たことあると思うんだけど、誰かわからなかった。

オープニングSEでFF6のケフカのテーマが流れ、ベースのミッチーさんの1人コント(?)が始まる。ひどすぎるオープニングに失笑と爆笑をさらい、「演奏隊のみんな来てくれっ!」と呼び出す。会場が謎の空気に包まれながらのスタートでした。

ライブは新譜「My Beautiful Twisted Nightmares In Aurora Rainbow Darkness」からの曲がほとんどで、クラシカルでもあり、メタル、ハードコアでもあり、ポップスでもあるような独自の音と世界が広がっていました。デスボーカルのモンゴロイドさんは全身毛むくじゃらの着ぐるみで出てきて、でスヴォイスを撒き散らし、客席へ乱入。お客さんにハシゴ持たせてその上でヘドバン。そしたら、近くにあったミラーボールにぶつかって取れてしまうというアクシデントも。一瞬「あっ!?」となりましたが、そんなことはお構いなしにライブは続いていきました。

この日観てて改めて思ったのは、Vampilliaというバンドの最大の魅力は統一性のない混沌としたところなんだろうなということでした。メンバーの見た目も年齢層も全く統一感ないし、曲も3分前までとは同じようなことはやっていない。全部が揃っていないから逆にまとまっているような特異なバンド。ライブ観ていても、穏やかな気持ちになったり、笑ったり、破壊衝動に駆られたり、憎悪や憎しみが生まれたりしながらも、最後は晴れやかな気持ちになるという…。晴れやかなんだけど、どこかに残る後味の悪さが、また観たいなという気になってしまうんですよね。



MOSSENEK

エレクトロニクス&ボーカルとギターのお2人。ギターが延々早弾きを続ける後ろで叫び声が聴こえる。最初はギターが凄すぎるっ!と思っていたのですが、5分くらいで飽きてしまいました。途中から吉田達也さんとモンゴロイドさんが出てきて一緒にやっていましたが、自分としてはそれほど盛り上がらずでした。



Nadja

カナダのミュージシャン夫妻のユニットらしいです。あまり知らずに来ました。

ご主人はギター、奥様はベースを抱えて後ろを向いている。ステージ中央の机の上にはエフェクターなどの機材が置かれていて、それをこまめに操作していました。

終始いわゆるドローンノイズだったんだけど、とにかく凄かった。美しすぎるその音は、あまりの美しさに怖いくらいだったし、音を聴きながら豪雪の中で遠くに何かの影が見える…そんなイメージがずっと広がっていました。少し悪寒も感じたかもくらいのはっきり度合い。ただ、そんな中にもどこかに暖かさを感じることもあって、それは人が作る音楽の暖かさなのだろうと思ったり、40分くらいの演奏だったと思いますが、途中では時間の概念が完全になくなっていました。今まで聴いてきたドローンって何だったのかと思うほどに凄かった。

聴きながら、こういう音というのはたぶん日本人では絶対に生み出すことができないのかな〜、と思ったりしました。まさに極北の音楽という感じでした。





アンコールを求める拍手が鳴っていたけど、終電もあったので帰りました。本当にいいイベントでした。