θ

企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

5.8 ピエモンテルノwith 外山明 /京都ネガポジ


仕事帰りに行ってきました。ネガポジは職場から徒歩3分くらいなので、ゆっくり行ったらいいかとギリギリまで仕事してました。帰る直前でどどんと頼まれ事やメールの返信、さらには電話までかかってくる始末。友だち待たせてるのもあって、半ばキレ気味になりながら退社。電話しながらメール返して、電話しながらタイムカード押して、電話しながらパソコン落としてました。

なんとか店内に入ると、椅子席がほとんど埋まるくらいの盛況っぷり。決して広いとは言えない店内はお年寄りから若めな人まで、様々な年齢層のお客さんがいました。このお店は居酒屋みたいで楽しいです。


定刻を少し過ぎたあたりでピエモンテルノのメンバーが登場。アコギを持った表現太郎さんと三線持った清水彩月さん。清水さんの側には他にもいろいろな楽器がありました。最初のMCで外山さんをお迎えです。ライブは二部構成で全編外山さんを交えての演奏でした。

ピエモンテルノを観るのは完全に初めてだったので、曲のタイトルとかはあんまり覚えてないのですが、シンプルで耳馴染みのよいとてもいい歌ものでした。清水さんの歌声も伸びやかで、表現力もあってとてもよかったです。

曲は表現太郎さんが作っているようで、一応外国の設定らしいです。歌詞に出てくる人もみんな外人らしい。「次はフランスに行ってみましょう。」とか「次はドイツですね。」とかひょうひょうとした感じで喋るMCもいい感じでした。清水さんとの掛け合いも漫談みたいで面白い。で、楽曲もワルツやタンゴっぽいのや歌謡曲や民謡っぽいものなどバラエティに富んでいて「次はどんな曲なんだろ?」とワクワクしながら聴いていました。自分はちょっと暗めな曲が好きなので、第二部の始めにやってたドイツのグリム童話をモチーフにした曲が好きやったかな。夜の森の中に迷いこんでしまったような雰囲気ある曲でした。

ゲストで参加した外山さんも本当に楽しそうに演奏していました。MCで清水さんが喋ってるときに「それ何ですか?」と自作の楽器に興味津々で、「植木鉢にテントの生地を貼ったものです」と説明を受けると「ほほ〜」みたいな感じで叩いてみてご満悦だったり。

外山さんのドラムが入ると、楽曲により彩りみたいなのが出るような気がしました。多分だけど、念入りなリハーサルはなくて、本番でイントロや歌い出しあたりまでで瞬間的にどんな曲かを判断して合わせているんだと思う。そこから生まれる微妙なズレというか、いびつさがとても好きです。それでいても、ドラムは曲の雰囲気にバッチリ合ってるし、終わりもバシッと合わさっているのがホントに凄い。外山さんのドラムはこういうユニットととても相性がいいような気がします。音が詰まり過ぎてなくて間があるからこそアドリブも生きるし、何やってもいい自由さがあるように思いました。

アンコールのラストでは「銭湯音頭」って曲をやってたんだけど、メンバーの皆さんはハッピを着て(外山さんも着てた!)、お客さん何人かをステージに上げて頭に手ぬぐい巻いて踊るという展開が。なんかね、アットホームな雰囲気で溢れていてめっちゃくちゃ楽しかったです。



外山さんのドラムセットは一目でわかるな〜。