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行ったライブのレポなどが書かれていると思います

1.12 (初音階段、山本精一、他力本願寺、下山ーGEZAN−) /難波ベアーズ

既に今年3回目となるベアーズ。昨年も行われ、山本さんがとてつもない替え歌を披露していた「ノイズ新年会」の2回目です。開場時間間際に到着すると、開場待ちのお客さんが入口への階段が埋まるくらいいて、このイベントの注目度の高さが感じられました。

場内に入り、開演を待ちました。お客さんはどんどん増えていって、気がつけば身動きがとれないくらい。10分遅れくらいでイベントがスタートしました。


■他力本願時
初めて観ました。ちょっとオールドスタイルのロックでした。須原さんはやっぱりベーシストのイメージで、ギター弾いてがっつりメインで歌うバンドは新鮮でした。けっこうドロッとした歌い方でよかったです。須原さんがベースを弾き、スペーシーなノイズが撒き散らされた最後の曲のセッションパートがぐにゃりとしていてよかったです。合間のMCも楽しそうでした。


■下山(GEZAN)
観るのは3度目くらい。自分の中で下山は1,000/100点のライブか、-150/100点のライブかという両極端のライブをするバンドという認識を持っています。で、今回は間違いなく前者でした。

のっけからぶち切れたテンションでの演奏。ハードコアとパンクを合わせたような音は異様に出音がデカく、毛細血管の隅々まで煮えたぎってくるのが感じられる、そんな音でした。お客さんもどんどん前に出てきて気がつけばステージに右足乗っけて最前列まで押し出されていました。目の前15cmくらいのところですんごい表情で歌うマヒトさんの顔が目に焼き付いています。汗や唾までかかってくるくらいの至近距離、前に押し寄せてくるお客さんとメンバーとの間で必死に耐えながら観ていました。ステージ上で暴れ回り、スピーカーにどんどん飛び乗ってくるイーグルさんとカルロスさん。固定してないグラグラのビールの空き箱の上に乗って歌うマヒトさん(空き箱は最前列のお客さんがしっかり足で押さえてました)。

前半は前述のとおり狂気とも言えるくらいのテンションでの演奏。中盤はサイケで切ないバラードが演奏され、ただハチャメチャなだけではない懐の深さも見せてくれました。そして後半、ノイズ新年会ってことでカバーを1曲。まさかのPoison(反町隆史)でした。パンキッシュにアレンジされていて異常なくらいかっこよかったです。そのままもう1曲くらいでライブは終わり。たぶん、30分くらいかな。

一瞬でも油断しようものなら殴られそうなヒリヒリした緊張感がたまらなかったです。初めて来たベアーズでオシリペンペンズを観たときにも感じた「何が起こるかわからない、何が起きてもおかしくない」そんな感覚。今、この感覚が味わえるバンドは他にはないと思います。圧倒的でした。


■初音階段
この編成は初めてでした。初音ミクのコスプレした白波多カミンさんが可愛らしい。この日は美川さんはおらず、後ろには中屋さん(ナスカカー)とJOJO広重さん。1曲目はPerfumeのカバーでノイズ撒き散らしながら笑顔で手を振る中屋さんと広重さんの姿が印象的でした。後はジャックスの「からっぽの世界」なんかも演奏されて曲の振り幅がとても広くて驚きました。が、自分としては完全に下山に喰われてました。それほど盛り上がれなかったのが正直なところです。


山本精一
今年1発目でした。楽屋から大きなリュックを背負ってやってきた山本さん。さっき到着したばっかりみたいな様子で「らしいな〜」と変な納得をしてしまいました。「準備に40分くらいかかります…いや、そこまではかからへんかな。10分くらい」とはぐらかすような発言に「やっぱり好きや」と再認識。

セッティングが終わり、機材の調子を確認しているのかと思いましたが、実は演奏が始まっていたと気づいたのは数分後。純度の高いノイズタイム。宇宙からマグマまでを感じさせる極上のノイズサウンドに酔いしれました。

10分強の演奏で「はい。」という感じでサラリと終わり。「保険をかけた」ということで「こういうの聴きたい人はこれで帰ってもらっていいです」ということで、これからは恒例(?)の替え歌タイムへ。山本さん自身としてはあまり気乗りしなかったのか「普通のと替え歌どちらがいいですか?」と投げかけるも、客席から「替え歌で!」という声もあって替え歌タイム。

この替え歌は毎度のことながら、詳細は一切書けません。とんでもない×5くらいのとんでもないものでした。基本は前からあったものでしたが、最後に新作ってことで、去年ヒットしたあのアイドルグループのあの名曲でした。もう、ブラックユーモアを超えたユーモアで、僕は笑いが止まらなかったです。全編30分くらいでアンコールなしで終了。下山とは違った狂気を感じました。最高過ぎです。気になる人は是非ライブへ(たぶん、めったにやらないだろうけど…)。

そんな感じで、ベアーズらしい強烈な新年会でした。このイベントに100人以上集まるベアーズという場所が大好きだなと感じたイベントでした。