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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

1.11 ゆーたろっく企画〜カオスな世界へようこそVol.4〜(功 (from TOKYO)、Error、フェミニン☆、LEE LEE LEWIS (from TOKYO)、モダンガールズ (from TOKYO)、1000say (from TOKYO)、URBANフェチ(from TOKYO)...and Secret Band!! /アメリカ村CLAPPER

友だちの旦那が企画するってことで行ってきましたよ。URBANフェチと功が特にお目当てでした。

開場時間を少し過ぎた頃に到着。中に入ると、まだ1バンドも始まっていないのに異様なくらい盛り上がっている客席。新年なんでとりあえず、お客さん皆で日本酒で乾杯して最初のバンドが始まりました。数が多いので、それぞれ簡単に書きます。


■フェミニン☆
メタルっぽい音でヘヴィなリフが印象的でした。けど、ただ重いだけではなくてわかりやすいメロディーに打ち込みサウンドもあって、全体的にはポップに仕上げられた曲たちはかなり自分好みでありました。MCも楽しかったし、振り付けなんかも交えたステージングも楽しくて、最初から面白いバンドに出会えてよかったです。のっけからヘドバンしまくりなお客さんのテンションにも圧倒されてしまいました。


Error
こちらもメタルサウンドを軸にしたバンドでした。フェミニン☆はリフで押していく感じでしたが、こちらは早弾き炸裂しまくりでより正統派というところでしょうか。気分的なものかもしれませんが、個人的にはそれほどまでは惹かれずでした。


■URBANフェチ
本日のお目当て1バンド目。

ライブは「お花畑」から始まりました。イントロで耕平さんのギターの音が馬鹿みたいにデカくて、脳天突き刺された錯覚を覚えました。梅子さんのベースもゴリッとしていて楽しい。短パンさんのドラムは少し軽めなんだけど、笑顔がすんごいよくって見てると楽しくなってくるしかないです。で、全部はせずに曲の途中から「ピロートーク」へと続く流れ。そのまま続けざまに「浮気者」のイントロが始まった瞬間に自分のテンションがグーッと上がっていくのが感じ取れました。

中盤の「Discommunication」では耕平さんの強烈なスラップギターが炸裂していたのが個人的なハイライト。グルーヴ感が凄くて思わず踊りだしてしまう不思議。で、「安心してXX」中盤のMCですね。完全にぶっ壊れて明後日のテンションで話す耕平さんの楽しさ。車の運転があるからシラフの耕平さんなんだけど、10杯くらい飲んだようなテンション。必死過ぎて声出して笑わずにはいられなかったです。その耕平さんと対照的な梅子さん、短パンさんの相槌がたまらんのです。

そのまま演奏は終盤に向かい、「左折するとラブホ」、「FUDEOROSHI」という定番曲で終わりました。耕平さんが客席にやってきてコールアンドレスポンス&そのまま歌って終わる流れは前回も見ましたが、客席に来てくれるとやっぱりテンションは上がりますね。

今回は長めの持ち時間でたっぷり演奏を堪能できて満足でした。


■モダンガールズ
バンド名から音は想像できていました。登場SEが倉橋ヨエコさんで、「これは好みのバンドである」と確信しました。オールドスタイルのロックに歌謡曲のエッセンスをふんだんに盛り込んだサウンドで、メロディーセンスもあってまた観たいなと思いました。時折入るファズギターのソロもよかったです。


■LEE LEE LEWIS
革ジャンリーゼントの3人によるロックンロールバンド。ロックではなくてロックンロールね。使ってる楽器もロケットギター&ロケットベースで渋かったです。思わず腰を振りながらツイストしてしまいそうになる軽快で楽しい音でした。お客さんの盛り上げ方も上手くて、ライブというよりはショウを観ているような感じ。ライブ中盤でひとりの女性客を捕まえ、メンバー3人がひとりずつその女性に対して歌い、アピールするという謎の演出が面白かったです。


※現メンバーの動画(かな?)が見つからんかったです…。


■1000say
キーボードも入った良質なポップという印象でした。男女のボーカルの絡み方がとてもよくって、特に女性ボーカルの伸びやかな声は会場に爽やかな風を吹かせていたように思えました。キーボードの音がキラキラしていて、ファンタジックな世界が広がっていたのもとてもよかったです。メンバーの見た目は線が細そうなんだけど、意外に音がどっしりドカンときて楽しめました。


■功
昨年に一度観て、あまりの衝撃に言葉を失ったバンド。ゲイのボーカルまさしさん(Vo)の存在感が圧倒的すぎて開いた口が塞がらなかったことを覚えています。

前回、まさしさんは持ち時間の半分くらい客席で歌い、前方のみならず、後方や挙げ句には男子トイレ、女子トイレの中まで入って歌うという…。一切迷いなく女子トイレに入っていく潔さに関心しました。当然、合間には男性客にちょっかいをかけ、自分も股間を触られる被害(?)を受けました。

ライブが始まる前、どこにいても逃げ場はないかな〜と思いながら目立たないように隅にいてました。SEが鳴ってふっと気がついたら客席後方から出てきたまさしさんに唇奪われましたね。それはそれはナチュラルに奪われました。

のっけからそんな強烈な、ある意味トラウマになりそな経験からのライブスタート。やっぱり、まさしさんは持ち時間の半分くらいを客席で歌っていました。踊り、お客さんの近くに寄りながらのパフォーマンスは強烈なインパクトを放っていました。アンコール含めて40分くらいだったんだけど、3回くらい衣装チェンジがあって、見た目でも楽しめました。

このバンド、まさしさんのインパクトが強過ぎてそちらばかりに気を取られてしまうんだけど、音は正統派のメタル、ハードコアサウンドで時折おセンチ。演奏も安定感あってとても上手い。この演奏があるからまさしさんが好きにできて、それがバンド全体としての強烈な個性を発揮しているのかなと思いました。その、まさしさんのパフォーマンスや発言は、パッと見イロモノなんだけど、言葉の裏側にお客さんやスタッフさんなんかに対する誠意が見えてとても好感が持てました。

また是非観たいです。


という感じで終わったこのイベント。15時半から22時半くらいまで、7時間ぶっ続けの長丁場でした。これだけたくさん出ていたのに、進行もとてもスムーズでストレスがほとんどなかったのが凄いと思いました。終わってみれば最後まであっという間に感じられたのはこれだけの長丁場イベントでは珍しいです。

で、テキーラね。このイベントはテキーラ飲み放題なんだけど、バンドの演奏が終わる度に配られるテキーラテキーラガールが笑顔でひとりひとりに配るのでついつい受け取ってしまう(もちろん飲めないお客さんに無理強いすることはないですが)。新春早々、笑顔の悪魔を見てしまったようです。結局、テキーラ7杯くらい&ビール3杯&ジントニック1杯でした。最寄り駅着いた瞬間に一気に酔いが回ってきて、そのまま次の日まで残っていたようです。

本当に楽しかった!