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行ったライブのレポなどが書かれていると思います

12.11 <DUOアルバム「ノーコン」発売記念特別ライブ>山本精一+内橋和久 DUO / 難波ベアーズ

ライブ 難波ベアーズ 山本精一 内橋和久

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突然知った自分の中の好きな2大ギタリストのDUOアルバムの発売、そのレコ発とあればなんとしても行かなければならないってことで行ってきました。
 
当日は仕事だったので、定時で職場を飛び出し電車で難波まで。京都〜難波なんで、どうやっても開場時間には間に合わない…。ベアーズのお客さんならゆっくり目にやって来るかな?と淡い期待もしていましたが、着いてみれば前方の椅子席はすべて埋まっていて、後ろの方で立ち見となりました。
 
まずはお目当ての新譜「ノーコン」を手に取り、ついついTシャツも購入。こうやってTシャツばかりが増えていくのだ。これは、ライブ好きあるあるのような気もします。で、客席後ろにいらっしゃった内橋さんにサインを頂いたりして開演待ち。
 
既に開演時間の19時半となっているのに、全く始まる気配がない…。っていうか、内橋さんは客席におる。「いつものことだよな〜」とも思いながら待っていると、後ろから「開演は20時やで」みたいな内橋さんのセリフが聞こえてきたり。で、「ご飯を食べに行った山本さんが帰って来てない」という声も聞こえてきたりで、いろいろ破壌してます。お客さんも誰も怒ったりするようすはなく、何事もないように普通に待っています。「もう、演奏してくれればそれだけでいい…。」そんなことを思った辺りでお2人が登場し、ライブが始まりました。
 
この日の山本さんはステージ向かって左側、ギターはいつものストラトエフェクターを机の上に並べるスタイルでした。内橋さんもいつも通りエフェクターを机に並べて演奏するスタイル。ギターはSGじゃなくて、別のものでした。
 
左手のスピーカーからは山本さん、右手スピーカーからは内橋さんと完全に分かれていたこともあって、両者の音の違いがくっきりと聴き取れるかたちだったのは面白かったです。
 
 
 
第一部は約40分くらいの演奏。最初は休日の朝だったり、緑の観葉植物なんかの音像が浮かんでくる柔らかいイメージがありました。内橋さんがルーパーで音を重ねていき、次第に空気がダークなものに変わっていきました。気がつけばMAGMAのような重厚なプログレ世界へ…。そこから宇宙っぽい展開を経て、キンキンした金属音が印象的なパートへと入っていきました。ここではずっと工場で動く機械の絵が浮かんでいました。そして、ブルージーで壮大な、どことなく希望に満ちあふれたような演奏で第一部は終わり。
 
これが異様に完成度が高かったです。各パートがグラデーションのように自然に繋がっていき、くっきりと絵が浮かんでくるくらいに世界観が出来上がっていました。これが即興だったら恐ろしいくらい。
 
演奏後、山本さんも「これは完成度高かったですね。もう、いいでしょう」とこれで終わってしまいそうな空気を出しながら退場。休憩となりました。休憩時間中は、周りの友人たちと「よかった!」という話で盛り上がる。それくらいによかったです。
 
 
 
なんとかやってくれた第二部。演奏当初は山本さんがスライドバーで、内橋さんも音叉かな、金属の棒みたいのでギターを演奏されていました。これはギターなのか?と思うような不思議な音でした。そこからジャンキーな展開へと繋がっていきました。演奏時間は20分ちょっとくらいだったか。第一部と比べて完成度という面では低かった印象でした。けど、お互いのちょっとしたフレーズや、ループさせた音に瞬時に反応する緊張感がスリリングで、第一部とは違った面白さがありました。
 
アンコールは5分くらいのサクッとした演奏でした。ちょっと淡白な気もしたけど、変態チックなフレーズもあって楽しめました。
 
この日はとにかく第一部の演奏が素晴らしかったです。40分かけて壮大な音世界がずっと広がっていて、引き込まれっぱなしでした。また、シャープでキレのある音が印象的な内橋さんと、中低音が多く、どこかドチャッとした山本さんの音の差がとても興味深くて面白いライブでした。このDUOの演奏は、ちょくちょくでもいいから定期的に聴きたいです。